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カテゴリ:大学院・心理学
従業員のメンタルヘルスを守ることが必要だ、って、いちおう認識している企業は、大企業を中心に増えている。で、社内になんらかの相談窓口を設ける、精神科医に嘱託を頼む、社外のカウンセリング業者(EAPプロバイダーと呼んだりする)と契約する、など、取り組みもなされてはいる。
ところが、身近で聞いた話では、どうも、これらの取り組みは、「仏作って魂入れず」になっているみたい。 有力企業のまじめなサラリーマン。最近胃が痛くてたまらず、忙しい時間をやりくりして内科を受診、胃カメラ飲んで検査したが、どこも悪いところはないと言われた。精神的なものかな?とは思うが、どうしたらいいかわからない。思い切って仕事を休みたいが、そんなことをしたら出世に響くのがこわい。社内にメンタルヘルスの相談窓口があるのは知っているが、そんなところに相談したが最後、人事に筒抜けになり、窓際族への道一直線に決まっている。だから絶対そんなところには相談できない。 (これでは、何のための相談窓口か。守秘義務があり、相談に来ても人事的に不利な扱いは絶対にしない、という基本的なことを、利用者にきちんと知らせなくては。) スマートなキャリアウーマン。仕事のストレスからメンタルな不調を感じて、社内の相談窓口に相談したが、窓口の人間はド素人で、無意味な励ましのセリフを連発するばかり。さんざん引っ張った挙句、「私の手には負えないから、ここに相談してみて」と、契約している社外のカウンセラーの連絡先を教えてくれた。 (おいおい、契約先があるなら、最初からそこへ繋げよ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月02日 19時45分13秒
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