既存住宅の梁と柱の補修工事
ある住宅の2階の床が斜めになって建具は全く開かない状態がもう5年以上続いていたそうです。調査依頼があって調べた所、1階の柱が腐っていました。さらに調べて行くと2階を支える真ん中の大梁の根元が腐っています。大梁は5cm以上も下がっていました。外壁のモルタルでやっと持っていた状態です。雨漏りが有って長い期間をかけて柱と梁を腐らせたようです。これを直すには、大梁や小梁をサッポーで支えながらジャッキで梁を正しい高さまで持ち上げ既存の傷んだ梁の横に新しい梁をもう一つ添えてボルトで縫い合わせます。新しい梁を支える為両サイドに新しい柱を添えます。腐った梁の一部を入れ替えて柱梁を筋交や金物で補強して、基本的な構造部分の補修補強が完成です。