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2004.04.10
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日はMerkin Hallで女流ヴァイオリニストのナージャこと、Nadja Alerno-SonnenbergとピアニストのAnne-MArie Mcdermottのライブ・レコーディングコンサートを聞きにいってきました。

プログラム
Schubert :Rondo in B minor for Violin and Piano,D.895/Op.70
Poulenc :Sonata for Violin and Piano
Beethoven:Sonata No.7 in C minor for Violin and Piano, Op.30, No.2

アンコール曲
クライスラー:Mid Night Bells
バッハ:ソナタ(何番か聞き逃しましたがたぶん3番?)の終楽章

ステージの上にはマイクが何本も並び、ヴァイオリンの音を拾う大きなマイクと小さいマイク数本、そしてピアノの音を拾うマイクが数本、吊りマイクが数本、セットアップされていて、いかにもレコーディングセッションという感じでした。

ナージャもアン・マリーも黒のパンツルックでラフなかんじで颯爽と登場。(もちろんキラキラとラメ入りのシャツでしたが。笑)私はナージャの演奏をナマで聴くのは初めてなので、もっと若い姿を想像していましたが、けっこうシャキシャキしたおばちゃんっぽくなっていました。あたりまえか~(笑)ピアニストのアン・マリーの演奏はかなり昔、カサドシュコンでの演奏を聴いたことがありますが、やはりそのときのお嬢さんぽいかわいらしい印象からくらべるとかなり貫禄ができていました。演奏前にナージャのトークがあり、レコーディングに対する心構えとかお客さんに対する注意事項などを話して演奏開始。

私達が座った席は最前列から2列目の右寄りです。ピアニストの手は見えず、顔と足だけ(笑)それから、ヴァイオリニストはボウはみえますが、左手、指板がちょうど譜面台にかくれて見えませんでした。そのせいか、音のバランスがいまいちで、ピアノの音ばかりやたらと大きく聞こえて、ピアノがフォルテで弾いているとき、ヴァイオリンの音がかき消されてよく聞こえないときがありました。もっと他の場所で聴いたらまた違って聞こえるのかもしれませんが、2階席の人らも「ピアノがうるさかった」と言っていたらしく、やはり全体的にピアノがうるさかったようです。

このホールのスタインウェイはかなりよく鳴るピアノのようです。それとも、アン・マリーがかなり音量の出せる人なのかもしれません。私が昔きいたときは、モーツァルトのようなコロコロした音をすごく美しく繊細な音色で楽し気に演奏する人のイメージがありました。でも、今日はすっごくワイルドだった。(^^;もちろん、繊細な部分もあるのですが、そのコントラストがかなり広がっていました。彼女のようなピアニストならコンチェルトでもオケをバックに負けないくらいの音を出せるだろうなと思います。どちらかというと、彼女はソリストタイプだなと思いました。

このライブ・レコーディングセッションのためのコンサートは水曜日にもあったのですが、同じ曲目で2回コンサートが開かれました。すでに水曜日に録音済みのようですが、水曜日のとき、プーランクの演奏中の休符の唐突な静けさのなか、最前列に座った御婦人が「ジーゼス・クライスト」とつぶやいたそうで、今日は「お願いだから誰も曲の途中でジーゼス・クライストっていわないでくださいね」と観客にむかってナージャが念をおしてお客さんから笑いが起こっていました。せき払いなどもなるべくしないでくださいって言われて聴くほうもかなり気を使いました。

また、ライブ・レコーディングといっても、気に入らないところとか、静かな楽章でピアノのイスのきしむ音がはいってしまったところとか、その部分だけリテイクするというのがシューベルトとプーランクでそれぞれ1回ずつありました。ライブっていっても切り貼りするんですね。(笑)シューベルトは全体的になんだかかなりワイルドなアグレッシブな感じの演奏で、音が汚いような気がしましたが、プーランクではナージャの持ち味がよく出ていてやわらかい音と激しい音、いろんな音色があってとても引きずり込まれる瞬間がありました。ベートーヴェンも彼女の激しい性格によくあっている曲。最後のクライマックスのもっていきかたがどの曲でも共通してすごかったです。ぐ~っと感情が高まって一気にかけのぼるような勢いでのラストスパートの気迫がものすごい。圧倒されるような感じです。ものすごいテンペラメントです。

このふたりのコンビでは、マーキンホールは小さすぎる気がしました。カーネギーホールかエブリフィッシャーホールくらいでちょうどいいくらいになるんじゃなかろうかと思いました。ナージャもアン・マリーもふたりともすごくパワフルな人なので、どちらかというと聴いていて癒されるというより、圧倒される感じ。(笑)

今日のイベントはコンサートというより、公開録音セッションという感じでした。もちろん、アンコールも録音していたようですが、アンコールが一番活き活きと譜面にかじりつかないで客席に向かって演奏していて、表情もとても楽しそうでした。ユカもアンコールの1曲目が鳴ったとき、目をキラキラっと輝かせて夢見る乙女のように両手を口にあててうっとりしながら私の顔を見上げて「この曲しってる!」とまんまるい目を見開いて耳もとでささやきました。この曲ってシンデレラの12時のベルの情景なのかな?プリンセス大好きのユカはすごく感激していました。(笑)アンコール2曲目のバッハもすごく早くて軽快な曲ですが、いまやっている曲にちょっと似ているところがあって、ユカは喜んでのり出して聴いていました。

10時ごろに終演後、近くの中華レストランで食事をしてから家に帰ってきて、12時ごろにイースターバニーへのお手紙を大慌てで書いて今朝カラリングしたゆで卵とプラスチックの卵をバスケットに入れて手紙を添えて「はやく寝ないとバニーが来ないかもよ~」という私とパパのおどしに「いや~ん、ねるねる~」といいながら眠りにつきました。まだまだイースターバニーが来るって信じているのはかわいいです。(笑)





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Last updated  2004.04.11 20:23:55



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