小熊でも解る“五行気学”

2010/11/01(月)11:54

人間関係を五行で考えて見ましょう!

相性(16)

今年平成22年10月より下記のアカデメイア・カレッジ(占いと心理の学校)で、 各週土曜日に開運気学講座を開催させて頂いております。 「アカデメイア・カレッジ 開運気学」 http://www.akademeia.co.jp/kouza-master/kaiun.html 新しいメンバーでの気学講座では、私が再度「基本に戻ることの大切さ」に気づかせて くれる良い機会を与えてもらえます。 ここでは、講座修了時に受講生から様々なご質問を頂きますが、その中でも私がハッと した事柄がありました。 それは、東洋運命学(占術)の基本中の基本概念として「五行説」が上手く理解 できないということでした。 つまり、今の日本で生活をする人からみると、五行説の「相生(相手を生かし、 相手から生かされる)」の思想が丸飲みできないと言う点です。 先ずは、五行説の概念をおさらいしておきましょう。 この地上で生じる森羅万象は、すべて5つの行(はたらき)で成り立つ、 と言うのが五行説です。 5つの行(はたらき)とは、木・火・土・金・水の5つの精気です。 木精気(三碧木星、四緑木星)とは、万物を成長させる「暖かい気」、 季節は春、樹木だけでなく、木製品のすべてを意味します。 火精気(九紫火星)とは、万物を旺盛にさせる「熱い気」、季節は夏、 ものを燃やす火だけではなく、明るく輝く光や発熱作用も意味します。 土精気(二黒土星、五黄土星、八白土星)とは、「湿った気」、各季節の終わり の土用期(立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間:日本では夏の土用の丑の日 に鰻を食す)、万物を育む土だけではなく、腐らせる土の作用も意味します。 金精気(六白金星、七赤金星)とは、農作物などに実を結ばせる「涼しい気」、 季節は秋、鉱物や金属製品すべてを意味します。 水精気(一白水星):万物が静に暖かい春を待つ「寒い気」、季節は冬、水その ものの外に、液体状のものすべてを意味します。 この概念から、「木」は燃えて「火」を生じさせて、燃え尽きると「土」に還ります。 「土」は素晴らしい潜在的な価値を持つ「金」をその体内に宿し生み出します。 「金(金属鉱石)」が眠る場所には、必ず水脈があり、水とは深い関係を有します。 「水」は木に水分と養分を与え、木の生長を助けます。 これらの「他を生かし、他から生かされる」関係を「相生」の関係と呼びます。 この「相生」の関係を人に例えるならば、木精気を持つ三碧木星人は、未来を明るく 旺盛に切り開く前向きなエネルギーがあり、四緑木星の人は、人との和を重んじて 周囲の空気を読んで事をまとめ上げるエネルギーがあります。 ですから、沈着冷静な一白水星の人の水精気が意味する「悩み、裏方、秘密、産みの 苦しみ」と言った人生の辛酸の人生訓を、希望溢れる未来志向の木精気の人たち (三碧木星、四緑木星)に教えることができます。 その人生訓を受けた木精気の人たちは、価値観が自分の興味分野に限定しがちな 火精気(九紫火星)の人に、人生には遠大な目標を持ち、その実現の為に人との 関係を調えている事の大切さを教えます。 火精気の人たちは、超現実的な土精気(二黒土星、五黄土星、八白土星)の人たちに、 文化や芸術、一見非現実とも思えるような文明的価値観を教えます。 土精気の人は、経済的成功やお金、悦楽を至上の悦びとする価値観を有する 金精気(六白金星、七赤金星)の人たちに、健全なる身体と現実に即した生き方の 大切さを教えます。 そして、金精気の人は、とかく深く猜疑的に考えすぎる傾向がある水精気(一白水星) の人たちに、楽しい語らいや飲食の悦びを通しての人間関係を構築することの人生の 喜悦を教えるのです。 このように考えていけば、「五行」の「相生」関係が、人との関係をスムーズにする 理念であり、そして、個人の吉方位を求める根底になっていることが、理解しやすい のではないかと思います。 “〆'(ェ)'*) サササッ  小熊Q太朗 でした。

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