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本と映画と食事とあひる

2013.08.05
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カテゴリ:映画、ドラマ

[DVD] ヒトリシズカ


 昨日、今日で観たドラマです。

今、放送されている『悪霊病棟』で主演している夏帆の主演作。

最近、質の高いドラマを出しているWOWOWの制作です。


 警察や暴力団関係者が絡んだ事件が勃発。

その陰には謎の女性が絡んでいて、、、というストーリーです。

謎の女性、正体は分かっていて

ある警察官の「娘」 伊東静加。

第1話では15歳、最終話では31歳です。

 あるときは女子中高生を使った売春斡旋業者の殺害現場にいたり、

ストーカー殺人事件の周辺にいたり、

クラブのホステスで、暴力団の抗争事件の裏で糸を引いていたり。

 まじめな警察官の、失踪した娘がなぜこんなことを?というのが

ドラマの大筋です。

キャスティングが地味に凝っていて  (*^_^*)

岸部一徳(伊東静加の父親)、黒沢あすか(母親)、長塚圭史(興信所経営者)など

話題性より実力重視なところが○です。

最終話には緑魔子も出ています。

 暗い色調、リアリティーのある画面作り、自然なカメラワーク。

昔からある民放の2時間ドラマとは違った、映画を思わせる作り方もいいです。

ただ、、、、原作が今なぜか映像化ラッシュの

誉田哲也。

 『ストロベリーナイト』の原作者です。

なんていうか、、ありがちな設定、思わせぶりな謎、いかにもなキャラクター造形、

回収できていないだろ!と突っ込みを入れたくなるラストが印象的な作家さん。

 一抹の不安は感じましたが、まあWドラマは原作を超えることが多いので

観てみました。

なかなかの出来だったと思います。ドラマは原作のレビューより点数が高かったです。 (^_^;)


謎が謎のまま 残るので本格推理ファンにはお勧めできませんが、

余韻のある作品が好きな人はヒマなときにどうぞ、、、という感じです。

繰り返しになりますが、役者がいいですから。

今、『孤独のグルメ』で食べまくっている方がマルボウで出てきますが

本当に四課のひとにしか見えません。 (*^_^*)


 この作者、 暗い過去を持つ女性の犯罪者を描きたかったのでしょうかね?

それこそ『白夜行』の雪穂や『幻夜』の主人公、

さかのぼれば洋画『白いドレスの女』、『氷の微笑』みたいな。


 正直な感想、、、、、パートナーのいない『白夜行』は実行に無理がある、、でした。





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最終更新日  2021.01.08 13:44:27
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