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本と映画と食事とあひる

2015.11.02
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カテゴリ:読書



 先週の木曜日から、

ウィルス性の胃腸炎で寝込んでいました。

久しぶりに夫婦でダウン。

ちょうど仕事がない時だったので良かったです。

 熱は38度を超えたのですが数時間でひいたので

あとは布団に入って安静にしていました。

退屈なので図書館で借りた本を乱読。

最近、読書にまとまった時間がとれていなかったので

これも良かったです。

読んだもの

ルース・レンデル『街への鍵』

薬丸岳 『誓約』

ほか、『ブエノスアイレスに消えた』やシーラッハの『禁忌』、

工藤美代子の『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』など。


 多分、どれも病床で読むには向きませんね。

で、ショックだったのはルース・レンデルが亡くなっていたこと。

今年の前半に、逝去されていたんですね。ご冥福をお祈りいたします。

この方、1980年代にブームを起こし、多数出版されたのですが、

ここ数年は翻訳・出版がされていませんでした。

松本清張並みに精力的に執筆された人なので

まだまだ、日本未公開の作品は多数あります。

所謂「はずれ」もめったにない、本物の「職人」でした。

みっしりと書き込まれた文章、凝った構成、練りに練られたエピソード、

重厚な作品なので、

熱狂的なファンがいるものの、読まれないことが多くなりました。

実際、私も姉に貸したところ、

姉:「一行も読めない」

と言われたことあります。

パトリシア・ハイスミスについても同じ事を言っていたので

あの手の作家が苦手なんでしょうね。

 人間の深い心理をえぐるような作風でした。

今回の『街への鍵』は20年前に書かれたものだとか。

ホームレスの連続殺害事件、ストーキング、恐喝などなど

現在にも通じると思います。

出色だったのはやはり登場人物ですね。

主人公の一人、メアリの元婚約者。

これが、まあ、恐ろしいです。

ある意味、殺人事件よりずっと怖かった。。。。

興味のある方はご一読下さい。





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最終更新日  2021.01.12 21:45:35
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