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江戸時代には廻国遊行の聖も多くまたその内には木喰戒を受けた僧も沢山いたようだ。木喰戒というのは五穀を絶つ苦行のことでこういう内には56歳から93歳で入滅するまで日本全国をくまなく歩き回り、各地に一千余体もの素晴らしい作佛を残した木喰行道上人などもいる。
先日の草萠舎展の打ち上げの際やはり展覧会会場ではなにかイメージビデオを放映したいということになった。それでこの木喰上人(もくじきしょうにん)にならって肉喰上人(にくじきしょうにん)というのをぼくが脚本を書いて草萠舎竹田の主演で短編ビデオに撮ることが決定したのだ。彼が身近なところでは一番それらしい顔をしているからである。 作務衣を着て(彼はいつも着ている)肉の入ったコンビニの袋と七輪を提げて京都の街を歩き回り駅のホームや公園の片隅、早朝の四条河原町高島屋前などでパタパタと炭火を熾して肉を焼く。ときには友人の家や、パーティーにも潜り込んでともかくひたすら肉ばかりを食べ続けると、そういうものを撮りたいのである。五穀を絶つのも苦行だろうが肉ばかり食べ続けるというのも確かに苦行である。 この頃はホームビデオもなかなかきれいに撮れるので来年の会場でながすぶんにはこれで十分なのだが、なにしろ肉の方が半端じゃない量なのでなかなかお金がかかりそうなので焼肉屋さんにスポンサーになってもらってはどうだろうと今いいお店を探しているのである。一年を通して撮りたいので近い内に醍醐寺の桜の下で肉を焼くという独り花見の大切な場面を撮らねばならず時間がないので焦っている。誰かいいお店を御存じの方は御紹介下さい。この場をお借りしてお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.04.03 23:05:48
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