16…中華ポップス
天気、晴れ。日傘、と言っても台湾のそれは兼用が多いのだが、を差している人もちらほら見えた。日差しが強くなってきた証拠だ。今日は、出かける気もしなかったので、部屋で陶(吉吉)(タウザー、デービット・タウ)のベスト版「楽的路」を聴いてみた。彼の存在を知ったのは、去年の夏。2度目の来台の時。韓国人の友人が好きだと言っていて、その後カラオケに行った時、日本人の男友達が彼の曲、「MY ANATA」を歌っているのを聴いて、面白いと思ったのだ。だが、彼本人の歌をゆっくり聞いた事はなかったのである。落ち着いて聴いて見ると、いい曲ばかりだった。彼の歌唱力もこれほど変化に富むものだったのかと少し驚いた。聴いてすぐ「寂寞的季節」と「MELODY」が気に入った。何だか泣きたくなるほど、美しいメロディラインだった。そういえば、台湾の友人が周杰倫(ジョー・ジエルン、jay)の曲や歌い方はデビュー当時から変わらず、いつも同じテンポで似たような曲だが、陶(吉吉)はいろいろな試みをしていてすごい、と評価していたことを思い出す。2人とも台湾で1,2を争う人気歌手で、自分で作曲しているのである。私は、どちらもそれぞれ良さがあって良いと思っている。今は特に好きな歌手と言うのはいないのだが、新人の林俊傑の曲はわりと気に入っている。歌手に限らず、いい曲には魅せられる。聴いていると、何かしらの感情が湧いてくる。いい刺激になるようだ。今後も、いい曲に出会うべく、どんな歌手が居るのか、歌手業界情報にアンテナを張っていようと思った次第である。