036198 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

miracle*ohana

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2005/12/10
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
<わたし>の家の向かいの黄色い家には、町の人たちから“謎の女性”と呼ばれる女の人が妹と住んでいました。

その人は、20年近くも家の外に出たことがありません。
知らない人が来るとさっとどこかへ隠れてしまいます。
頭がおかしいのだと言う噂もあります。

ある日、<わたし>の家の郵便受けに“謎の女性”から一通の手紙が投げ込まれます。。。。

絵本「エミリー」は19世紀の詩人、エミリー・ディキンソンを、近所に住む少女の目を通して描いた作品です。

バーバラ・クーニーの絵が当時のニューイングランドを静かに優しく伝えてくれます。

主人公の少女とエミリーが接触したのはたった一度だけ!しかもわずかな時間なのですが、ひっそりとした階段の「まがっているところ」で白い服を着た2人が向かい合う場面は、2人にとっての真実の瞬間をみるようです。
・・・心に美しく残ります。

少女は父親に「詩ってなあに?」と訊きます。
父親は答えます。

「ママがピアノを弾いているのを聴いてごらん。同じ曲を何度も練習しているうちに、あるとき不思議なことが起こって、その曲が生き物のように呼吸し始める。聴いている人はぞくぞくっとする。口ではうまく説明できない不思議な謎だ。それと同じ事を言葉がするときそれを詩と言うんだよ。」

少女が最後にエミリーから手渡された紙切れにはこんな詩がかいてありました。

   天国をみつけられなければ・・・地上で・・・
   天上でもみつけられないでしょう・・・
   たとえどこにうつりすんでも
   天使はいつもとなりに家をかりるのですから・・・

               
作者のあとがきによると死ぬ前の25年間、エミリー・ディキンソンは屋敷の外へは出ようとしなかったそうです。

知らない人には会おうとは、しなかったけれども子どもたちとは仲良しで、庭仕事の達人だったようです。

エミリーの死後、彼女の机の中から1800編近い詩を妹が発見しました。

周りからは、変わった人だと思われていたのでしょう、また孤独であったかもしれませんが、毅然と人生を楽しんでいたのでしょうね。

この季節になると開いてみたくなる絵本です☆


 ※「エミリー」
   マイケル・ビダード(文)バーバラ・クーニー(絵) ほるぷ出版 








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/12/10 10:03:23 PM
コメント(4) | コメントを書く


PR

Profile

+kiina+

+kiina+

Calendar

Favorite Blog

人生は奇跡の中に mami☆mammyさん
主夫えいちゃんの子… えいちゃん88さん
Earth Life ビナーさん
我ただ足るを知る! 感謝道まさかげさん
風を感じて たんぽぽpopoさん

Comments

+kiina+@ ぷふふ。。。f(^^;) rinさんへ♪ >ベビーシューズ >オー…
rin@ えぇぇぇ~ そんなぁ~(笑) ベビーシューズ オ…
+kiina+@ rinさん ・・・実は(^_^;) rinさんへ >おめでとうございます♪ …

© Rakuten Group, Inc.
X