2022/09/20(火)10:35
月組『グレート・ギャツビー』東京公演
東京公演が開幕して10日。
途中まで書いて何となく放置してしまっておりました・・・
大劇場公演の大半が中止となってしまったこの公演、
東京公演のエネルギーは半端ない。
初日の光月組長の挨拶では、拍手が鳴りやまず。
中止が相次ぐこのような状況下では、どの組も同じだと思いますが
「この1回に」という強い思いで臨まれているのがわかります。
ストーリー自体が、ピリピリした緊迫感がある作品なので、
それがとても良い方向に相乗効果となっていると思います。
大劇場の感想で書いたので省くとし、その他キャストについて。
ジョージ:光月るう
るうさん何を演じてもうまいのだけれど、今回の負のオーラは凄い。
マートルの浮気を疑っているからあんな風になっているのか。
それとも元々ああいう性格なのか。
前者なら気の毒に・・・としか言いようがない。
後者なら、絶対に結婚しないわーーー
ウルフシェイム:輝月ゆうま
専科異動してもう1年たちましたが、以前と全く変わらず月組生
貫禄あるギャングの親玉がこれほど似合う人はいないですね。
新聞記者ミッチェル:佳城葵
やすくん、本当に何を演じても上手い
アイスキャッスルでジェイと話をするシーン。
「あんまり気持ちのいいお金じゃない」って、本当は良い人じゃない。
れいこちゃんとやすくんが絡む美味しいシーンです。
ビロクシー:礼華はる
カッコイイのです、あのスタイルでパリッとスーツを着こなす。
基本的に笑わない、無表情。
フィラデルフィアを任された時、ジェイに気兼ねしながらも嬉しそうにするところがツボ。
エディ:彩海せら
ジュディ:きよら羽龍
新公コンビ。
知ってた、勿論知ってた、上手いよ。
歌もお芝居も力まないし、声も通る。
ちょっと気になったのは、きよらちゃんの歌声が息もれ音がしていること。
凄く綺麗で柔らかいのに突き抜けるような歌声だったように思っていたけれど。
前からこうだったかな?
それでもやっぱり上手いのですけれど
お二人とも、新公頑張ってくださいね~~~
妖精:菜々野あり
ダルレーク、ネプチューンで「ダンサーこあり」を印象付けたこありちゃん。
歌もお芝居もどれも穴のない(むしろ上手)娘役さんだけれど
やっぱりダンス枠での活躍が目立ちますね。
今回は2幕幕開きで素晴らしいフェッテを見せてくれます。
軸が全くぶれず足の位置も動かない。
しかも上げる足の膝の位置が高くて素晴らしい
このシーン、銀橋にずらりと並んだ後ろで回っているので
ついつい銀橋を観ていて見逃しそうになりがちですが、
観に行かれる方、是非、舞台の方にも目を向けください
千秋楽まで、無事に完走できますように。
星組さん、休演者の多さにはびっくりしましたが、再開して良かった。
私が確保していたチケットは、残念ながら中止期間にかぶってしまいました。
振替のライブ配信は仕事で観れない。
ありちゃんの星組デビュー観たかった・・・
代役の方たちの中には、これまでこんなに台詞を話したことがない
という方もいるようですね。
十分なお稽古期間が取れない中での大きな役。
皆さん頑張ってくださいね。