4009371 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!

バックナンバー

カテゴリ

July 15, 2007
XML
カテゴリ:ミュージカル
ひょんなことから観ることになった
「お気に召すまま」

ホントは私の観たいのは
歌舞伎座の「十二夜」なんだけど。

こちらはチケット入手できず。
。・°°・(>_<)・°°・。

昔、昔その昔、
「真夏の夜の夢」のパック役をゲットした
元演劇部の私としてはシェイクスピアは
キライじゃないもんね。

そう言えば、
私の絵本の原点は「リア王」だし。
ご縁はあるかも。

シアターコクーン話はそれましたが、シアターコクーン、
今回の席は中2階の立ち見。

立見席は初めてなので、
どんなところか興味津々。

中二階、
両脇の壁際に一列ずつ席があって、
その後ろに立つ。
サイドからの照明のちょうど隣。

「見えづらいところもありますよ」と
注意書きにあったように
舞台の端だけはさすがに切れてしまう。

だけど舞台と客席の全体が見渡せて、
観劇を楽しむ人達の顔を見ていると
ニコニコしていたり、真剣だったり
楽しんでいる様子がいいカンジ。

なんか舞台を見守る関係者の気分。

それと今回、とても気になったのが
舞台の照明。
森の中の朝と昼と夜。

たくさんのライトが
いろんな位置に仕掛けてあって
自由自在に時間を作り出しているのが
スゴいなーッと改めて感じました。

これは正面の座席からは見えないから
すっごく得した気分。

あとで調べたら
劇団四季の照明でお名前を覚えた
沢田祐二さんに師事していた
原田保さんという方だそう。

最近私が観た
劇団☆新感線の舞台も三作品とも
この方のお仕事でした。

でも今までは照明の仕事の善し悪しなんて
それほど考えたことなかったのにね。面白いね。

それと正面から見ていると
横に広く見える舞台が
意外と奥行きがあるんだなってのも発見!!


さて、シェイクスピアの時代のように全ての役を
男性が演じる喜劇「お気に召すまま」

「オールメール・シリーズ」の一つだそうです。

映画の「キサラギ」で好演していた小栗旬と

舞台の「浪人街」(唐沢寿明・松たか子・中村獅童他)
で見た時に「この人はテレビ向きだな」と
がっかりした成宮寛貴。

初代「ゴクセン」の二人の主演とあって、
99%が女性のお客様。

二人を見てはウットリ。

小栗君はずっと以前、
堂本剛の弟で言葉が不自由だけど、
心は優しい少年役を演じたときに

あんまり上手で
ほんとうに障害のあるひとかしらと
思ったくらいに印象的でした。

そして「GTO」や「ゴクセン」で
活躍する姿をみる嬉しくなったりして。

さすがに、彼は舞台でも魅力的でしたよ。

映画でもそう思ったけど、藤原竜也と声が似てる。
テレビでは思わなかったけど、大声を張り上げる時。
蜷川さんのご指導ゆえ?

細身の小栗君が重たい従者を何度も背負ったり
巨漢と戦ったり、凛々しくて〃∇〃) ぽっ

そして成宮君ですが、「浪人街」の時より
ずっと上手になっていました。

蜷川さんに相当鍛えられたんでしょうし、
それに応えてがんばったんだね。

でも滑舌は悪いし、声も舞台向きじゃない。

第一、シェイクスピア向きじゃない。
そのうえ、初演のころより、
すっかりたくましくなった体格もね。

でもね、一所懸命演じている姿、
光る汗、瞳の輝きが間近に見えるせいもあって
応援したくなってくる。

華がある人なので、観ているのは楽しいです。

あとは田山涼成さんや
蜷川さんちの常連の俳優さんが
キッチリ決めてくれてました。

練習の時はうるさかった羊。

舞台ではヒトコトも鳴かず
芝居を妨げず、プロ意識抜群で、
とってもカワイイの。

カワイイといえば
ボーイソプラノを聴かせてくれる
少年たちの透き通る歌声も良かった~。

それと成宮君演じるロザリンドの
いとこ役の月川悠貴さんが
それは、それはたいそう素晴らしくて、
彼のお陰でこの舞台は完成度を高めているんじゃないか!
と思うくらい。

フランスフェア小柄で美しくて女性そのもの、
長い難しいセリフもカンペキ。
聞き取れない箇所ひとつもナシ。

出演者は全員男優だけと聞いていたけど、
宝塚の男役の女優さんが混じってるの?

と思っちゃうくらい低いけれど、美しい声。
他の役でも観たいと思いましたよ。

そして、みんなみんな、
ハッピーエンドのエピローグ。

結婚式のシーンは
ホノボノしていてよかったけど
小栗プラス成宮のキスシーンは\(>_<)/



初めての立ち見はというと、
ずっと立っていると
最後は疲れも出るけれど・・・

蜷川さんのお芝居は
舞台から降りて客席を通ったり、
横のドアから引っ込んで
舞台の袖に戻るシーンが多々。

なので、すぐ目の前を役者さんが通るから
疲れたなんて言ってる暇はないのだ。

あー、楽しかった!

3時間5分が短く感じられましたよ。
Bunkamuraのお花やさん

「お気に召すまま」2007年6月12日
(渋谷:Bunkamuraシアターコクーン
1幕 1時間15分 休憩 15分
2幕目 1時間35分 計3時間5分)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 5, 2016 10:24:30 PM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.