サイド自由欄
今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
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designed by *ま~ぶる*
忘れないうちに、というか観た直後の気持ちを書きたい!
素直に正直に書いちゃうから、
これから観るのを楽しみにしている人は
今は読まないでね。
観てきた晩に、「そうそう」、とか、
「そうかな?」って読むほうがいいよ。
むしろ、興味はあるけど、
チケット買えなかったとか
今は行けないけど、
いつか中村座のお芝居観たいな!って人が
読むといいかもしれない。
渋谷のBunkamuraシアターコクーンの佐倉義民傳。
お仕事の都合で行けなくなった友達の代理で観られることに。
彼女には気の毒だけど、おかげ様で切望していたコクーン歌舞伎。
前回のコクーン歌舞伎は、おけぴで最前列譲っていただいて
至近距離から七之助さんを観た桜姫から10カ月。
コクーン歌舞伎と義民傳?
誰しも思ったその組み合わせと義太夫じゃなくてラップ?
大丈夫かな~なんて私が心配してどうなるってもんじゃないけど
半信半疑?いや、中村座だから面白くないはずないじゃん。
などと、惑いつつ渋谷へ。
「桜姫」や「コースト・オブ・ユートピア」で
何度も通ったから、重症の方向音痴の私も
さすがに迷わなくなったBunkamura シアターコクーン。
座席
今回はほぼ、通常のコクーンの座席。
ちょっと違うのは1階の前のほうが平成中村座のように平場席。
昔の芝居小屋のように靴を脱いで座るので普段のお芝居とは違って
楽しそうだけど、正座しなれない人が多いので3時間は意外と
つらそう。
立ったり座ったりがつらい年配の方には椅子席のほうが楽です。
そして、足を崩したくなるのでパンツがいいし、スカートの方は
ひざかけになるものをお忘れなく!
舞台
セットは至ってシンプル。
可動式。
花がなくて土だけの状態の花壇みたいな長方形の台が2つと
土の入っていない普通の台を農民役の俳優さんたちが場面に応じて
移動させる。
役者の演技を観てくれ!と言わんばかりに
歌舞伎座の豪華さから比べたら殺風景なくらいの簡素さ。
それだけ削ったのに、土を残したのは、
お百姓さんにとって土は命だから?
ラップ
ビックリするくらいマッチしてました。
こんな時代にこそ、佐倉宗吾を伝えたい!
音楽と脚本と演じる側がひとつになってメッセージを送っている
そんな気迫に満ちていた。
「ラップ」も「いとうせいこう」さんも
私の日々のなかでただ眺めるだけ、風景のひとつだったけど、
その存在が相当、近くなった!
それしても 宗吾 そうご SO! GO! ってラップにしやすいね。
初代勘三郎55歳の年に初演された演目を
当代、18代目の勘三郎さんが同じ55歳で演じる奇遇さについて
淡路屋さんこと笹野高史さんが語っておられましたが、
それこそGO!GO!だもんね。
淡路屋
勘三郎さん達と一緒にお芝居をする中村座では
笹野さんにも出身地から「淡路屋」という屋号があります。
今回のお芝居で勘三郎さん演じる宗吾のために命を懸ける、
いわば「義民」の渡し守役。
お茶目な笹野さんがコミカルさ封印して抑えめ、渋い演技が光ってた。
すごいなー、ありがたいなーと思ったのは兵庫のなまりがなくて
ヒとシを江戸っ子みたいに使ってた。
佐倉は千葉だから江戸弁はいいけれど、近畿地方のアクセントだったら
ヘン。
名演技!と思ってもヘンなアクセントだといっぺんに興ざめしちゃう。
これは私が「音訳ボランティア」なので普通の人より
アクセントに敏感なせいかも。
今までに何度も残念な想いをした記憶が…
お饅頭
宗吾の子ども達など子役が大活躍。どの子も達者!
面白いシーンがあった。佐倉のお殿様のお世継ぎ君。素直で良い子。
お父上のように民を想う立派な領主になろうと健気。
そこで発した言葉が「お米がなければお饅頭を食べればいい!」
フランス革命の時、かのマリーアントワネットが
パンがないと訴える民衆の話を聞いて
「パンがなければお菓子を食べればいい!」言ったという
有名なエピソードのパロディ。
いずれも、民の窮状を把握していないおバカさんと皮肉っている。
希望
義民傳の中で貧しさの為、佐倉を捨てた若い娘が、
その行く末を案じた男に斬られ、短い一生を終える。
叶わない夢を抱いて生きていてもなんの希望もないのは不憫と。
自分が守りきれないから…それも元は優しさからだろうけれど
そんな優しさはまっぴらごめん!
つづく
歌舞伎のあの場面好きだったのに、ないんだ…と思う場面もあった。
だけど、歌舞伎版の義民傳とは独立したものとして観たら
印象的なセリフ多数、ラップと演技のハマり具合、等など
もう一度、いえ何度でも観たくなる内容だった。
続きはまたあした!
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