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December 15, 2013
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カテゴリ:映画・テレビ・本
「真珠の耳飾りの少女」はフェルメール展の時に
東京国立博物館で上映という企画があって
そこで観たかったけれど叶わず、ようやく実現。
(←マウスで描いたので、ご愛嬌ってことで♪)

フェルメール展がきっかけで考えたことこのブログを書いた時に
感じた疑問の答あわせのような映画でした。

どのシーンも、全て絵画のようで、素晴らしい。
会話は少ない分、表情が多くを語っている。

フェルメールは寡黙で刺すような強い目で
事情があって働くことになったヒロインの少女を見つめる。
驚き、ためらい、不安感、憧れ

カメラが彼女の気持ちまでつぶさに描き出す。
説明の少ない映画なのでイマジネーション頼りの傾向が。

ルクセンブルグのセットでの撮影。
実際、彼の住んだデルフトの町ではないけれど、
きっとこんな風なんだろうとイメージが膨らむ建物も
大竹しのぶさんか、白石加代子さんかしらと思うような
フェルメール夫人の名演なども、絵と同様、
絶対の構図で成立していると思う。

モデルへの下心(恋心)ではなく、彼女の芸術的センスを
見い出したことで同志愛のようなものらしいけれど
輝くばかりの美貌のスカーレットヨハンセンと
ミステリアスな画家の視線が絡み合うと、
言葉以上に危いというか妖しいというか
見ているコチラまでドキドキしてしまう
(デビューしたばかりで、演技はまだまだなのかも。
 でも、あの時期の初々しい美しさは、それだけで
 十分な気がしました。映画は、それでいいと思う)

映画が始まってからフェルメール登場まで時間がかかるのは
彼と言う人を演出するために計算されたこととか
原作どおりに、彼女が野菜を切って並べるシーンから始まることで
彼女の美へのこだわり、センスがわかるので良かったとか

副音声、興味深い話がたくさんあってgood

デルフトでの撮影は一か所、コンパスの描かれたデルフト広場。
そこをヒロインのグリートが通る時に彼女の運命が変わることを象徴するとか、
彼女の恋人役がフェルメールよりイイ男じゃまずいので、イメージでは
巻き毛の素敵な人だったのに、映画ではヘンな髪型だったとか。

昔の洗濯のしかたとか、市場の様子、
大きな大きな旧式のカメラ、古楽器、
グリートの同僚の女性(牛乳を注ぐ女のモデル)との
やりとり、彼女の日焼けの仕方とか、
私的には惹かれる部分がてんこ盛りで大満足!

コンパス
コンパス posted by (C)kikimimiya
(このコンパスはデルフトではありません。イメージ画像)

フェルメール展と土方焼け





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最終更新日  January 24, 2015 12:47:39 AM
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