|
テーマ:DVD映画鑑賞(13978)
カテゴリ:映画・テレビ・本
製作年:2006年 マキノ雅彦(津川雅彦)監督 2度目。 最初に観たのは何年前だったかな。 何かの映画を観たときの予告で お通夜の席で亡くなった人を両脇から抱え ラインダンスのようにしていたのが衝撃的で DVDを借りた気がする。 あらすじ 津川雅彦が、「マキノ雅彦」名義で監督デビューを果たした 痛快艶笑喜劇。 大物落語家の通夜の席で繰り広げられる人間模様を ユーモアとペーソスを交え綴る。 上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴が いよいよ臨終のときを迎えようとしていた。 ところが そこで弟子たちはいかにも咄家らしい粗忽ぶりを発揮し、 思いもよらぬひと騒動が巻き起こる――。 ともあれ、こうして橋鶴師匠は亡くなり、 お通夜の席には弟子はもとより、 故人をしのんでゆかりの人々が続々訪れる。 いつしか思い出話に花が咲くのだったが…。 最初に観たときは、落語の「らくだ」を知らなかった。 歌舞伎で「らくだ」を観る前だったと思う。 今は、お陰様で「らくだ」のすじもわかるし、 (歌舞伎の「らくだ」勘三郎さんや亀蔵さんで何度も観たので) 「え、それをほんとにやっちゃうんだ!」という驚きはあっても 師匠が得意とした「らくだ」を「かんかんのう きゅうれんす♪」 と踊る弟子の想いも伝わってくる。 映画が面白くないか、面白いかは 観る側の世代や知識で変わってくるものだと今更ながら。 共演者も豪華。 とりわけ印象に残ったのは、 おかみさんの富司純子さん、麗しい! それだけじゃない!キャラがなんとも奥深い。 そして一番弟子の笹野高史さんは、 冒頭の臨終シーンで、とんでもない聞き違いをするんだけど、 突飛な発言をまことしやかに、説得するところが絶妙。 そして、 それを受けて立つ、弟弟子の中井貴一、木村佳乃夫妻が最高(^^)/ 弔問客として勘三郎さんも一瞬姿を見せてくれる嬉しさも… 津川さんと朝丘雪路さんの娘さんの真由子さんが出演している。 お二人のお嬢さんとしてバラエティー番組で見ることしかなかったけれど 若い弟子の奥さん役がとっても良かった。 超個性的な人々の中で、彼女の初々しくて、自然な感じが映えてました。 「パッチギ!」で覚えた木下ほうかさんもお弟子さん役。 逆に堺正章さんの登場シーンは、下ネタだらけなのに、 それさえ品があるように見せちゃう役者さん達の底力が凄い! もちろん監督や脚本の力もあるからでしょうけれど、 そこがなんとも魅力です。 寝ずの番 特別番 橋鶴師匠のモデルになった松鶴さんを知らないのが残念。 知っていたら、もっとこの映画を楽しめたでしょうに。 芸はもちろん、面倒見がよく、人柄も素晴らしかった師匠だったそうです。 私の知っている松鶴さんは鶴瓶さんの語ったこの落語だけ。 思いがけず、笑福亭鶴瓶さんの落語 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 15, 2015 02:45:44 PM
コメント(0) | コメントを書く
[映画・テレビ・本] カテゴリの最新記事
|