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そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
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読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!

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February 4, 2016
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カテゴリ:舞台【音楽あり】
二度目の観劇が叶い、2階の前列の席から観劇。
スキップしたい気分で文化村シアターコクーンへ。

唯一、渋谷駅から迷わず行ける(o^―^o)
ま、結果的に ご近所のドン・キホーテも覚えちゃったけれどね。

ひょっこりひょうたん島 バナー
二階から見たら盆(回り舞台)のうしろに小さな丸。
おお、ひょうたん島のカタチ。

そうか、特別席で観た時は、見えなかった。
盆の床の部分にある天秤の絵かな、そんな絵が描いてあったから
星座と言うか、天体と言うか
動くから島にも星にも捉えられる
そんなイメージかな、と思って観てた。

ココから観ると島。舞台なんだなーと改めて認識。

ほら、盆を囲むように並んだ椅子の席は、
役者さん達がとてもよく見えたけれど
8割、9割が役者さんのアップ、
ちょうどテレビの画面を観ているよう。

贅沢ではあったが、作品全体は観られなかった。

あ、ココ こんなだったのね、とか

おお、ココ 好きだったのよ、だったり。

最初に観た時に、
ステキだけれど、浮いてるなーと思った井上君が
カンパニーになじんでいた!うれしい、うれしい。

椅子取りゲームの時の息もぴったり(^O^)

黒づくめでクールな(そして寂し気)ダンディー。
高倉健さんとか渡哲也さんとか、藤達也さんとか
今だったら、誰だろ。エンケンさんかなー。

そのダンディー役が芳雄君。

パステルカラーの服で、爽やか笑顔のプリンスだもの、
違和感あり過ぎて(^O^)

でも、

人形劇を普通になぞったのではないひょうたん島の
お話を作りたかった
そうだし、

なんたって、藤村有弘さんが演じたガバチョが
白石加代子さんだもの。

白石さんが観られて嬉しかったんです。
なかなか白石さんの舞台を観る機会がなかったので
楽しみだったんですもの。
念願かなって満足♪♪

と言いつつも、ガバチョのあの圧倒的な存在感に
勝る男優さんはまずいないから
あえて女優さんかしら、なんて思ったりもして。

私も中途半端にドタバタしたものは観たくないので
串田さんのフィルターを通して生まれたこの舞台が好きだけど

二階席の後ろの方に居た若い子たちの一人が観終わった後
真顔でつぶやいた一言が刺さった。

「何を言いたいのか、わからない」

そうなんだ。さもありなん。

特別席に座っていたのは
前売りの時から力がはいっていた
ひょうたん島世代。

観ている間も、終始楽しそう。微笑んだり、声を立てて笑っていたり。

観終わって立ち上がる時も、すっかり満足している様子。

「ひょうたん島って、こんな話だったっけ」

「あんまり覚えてないの、でも、こうだったかも」

「なんとなく楽しかった雰囲気だけしか覚えてない」

漂流劇ひょっこりひょうたん島、この舞台を堪能していた。

誰もはっきり覚えているわけでもないが、
何かしら記憶のようなものがある


「ひょっこりひょうたん島」の舞台化について
串田さんがプログラムに書いていた

みんなの記憶の中にあるものだから、どこに焦点を合わせても
誰かが文句を言う、いっそ全員が文句を言うものにしよう。
そこで、記憶の断片を集めて心に漂う感慨を舞台にしたい。

意図したところ、確かに伝わっていたみたい(*^^*)

串田さんのフィルターを通した洗練された舞台が
(「ファウスト」とか、「空中キャバレー」とか、この系統の作品が)
私は大好き。もちろん、「法界坊」や「バンスキング」も好きだけど。

昔は、原作のあるものは、その通り描いてくれないと嫌だった。
いつからか、映画も舞台も、監督や演出家の感性を通した
「感想文」のようなものだと思うようになった。

個性の分、自分の感想との距離はあっても、それが作り手の思うところと
違いを楽しめるようになったのは年の功かな。

劇場の外で「チケットを譲ってくれてありがとう。
素晴らしいものを観せていただいて、なんとお礼を言っていいのか」と
大きな声で興奮気味に、芝居の感想を長々と話している男性の姿も見た。

この人は串田さん世代。電話に向かって律儀に何度も頭を下げていた。
エターナルチカマツのポスター

実際、毎夕観ていた私も、どんな話かは覚えていない。
キャラはちゃんと覚えているけれど。

なんだか、にぎやかで、バタバタ事件が起こって泣いたり、笑ったり。
博士がしっかり者で、ガバチョの話す調子が面白かったなとか
それこそ断片的。

意味のわからないこともたくさんあった。
都都逸とかもあったから、ほかにもあったろうし、
歌だって、民謡風とか、外国風のアレンジもあったりしたんじゃないかな。

子ども向けだから、子どもだましで手を抜いてじゃなくて
作家が真剣に書いていたから、面白かったんだと思う。

意味なんてわからなくても、十分楽しかったし、
成長してから、わかることもたくさんあったしね。
ちゃんとわかってなくても、なんだか楽しかった人形劇。

そして、あれから、何十年の人生で出会った言葉や音楽の数々。
その土壌の上で観ると、この洗練された舞台は最高。

ただ、抽象的な部分も多いから評価は分かれるかもしれない。

今までの記憶とか感性とか想像力とか観てきた芝居とか、
そういうものがあるかないかで、受け取るものが違うでしょうし。

小松の親分さんの開演のアナウンスとか、遊び心盛りだくさんなのも
親分さんの活躍を知らない人には感動が薄いだろうしね。

若くても、経験なくても、わー、面白いって思う人もいるだろうしね。
それは、この芝居に限ったことではないけれど。

いろんな見方ができる深さが、私は好き。

文化村 外のポスター

舞台で活躍する出演者はもちろんのことだけど
テレビでおなじみの久保田磨希さん(「大奥」とか「花燃ゆ」の泰造さんの妻)とか
山田真歩さん(「花子とアン」の宇田川センセイ!)が舞台女優さんとしても
素晴らしいと分かったのが収穫♪

そして「A-Studio」のアシスタントだった可愛い人、だと
全くノーマークだった(ほんとに申し訳ありません)
山下リオちゃんの博士が、人形劇の博士とビジュアルからして
全く違ったのにもかかわらず、スッゴク良かった。

背が高くて、ボーイッシュで声が良くてビックリ!
次の舞台はなんでしょ、楽しみ♪♪








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最終更新日  June 6, 2016 02:28:51 AM
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