音屋です

　今日は某クリニック・デイケアでのクリスマスコンサートでした。そうです、立派なエレクトーンのある、あの施設です。

　作曲科の授業で、シンセサイザーの機能のことは習いましたが、エレクトーンは何となく…しかわからなかったのが正直なところです。１曲目はさすがに、なんか変？という音がしてきたので、よ～く見てみると、原因がわかって、色々とボタンを押してみて調整すると、なかなか使えることが判明。

　ただ、２段キーボードや、鍵盤の薄っぺらさ、音量など、ピアノとは決定的に違うことがたくさんあります。私の楽譜は、ピアノ用になっているので、ショパン的動きや、アルペジオ・スタッカートなど、ピアノでは表現が簡単なものも、エレクトーンでは、全く味気ないものになってしまいます。アヴェマリアなどは、ハープシコードのボタンを使うと、教会っぽくなって良かったです。

　なので…今日歌った１３曲は全て、楽譜通りには弾きませんでした。ほぼ、即興的伴奏となりました。しかも、２段鍵盤のため、手が交差したりして…なんか、罰ゲームのようでした。歌姫たちも、音がいつもと違うので、ちょっと勝手が違ったようです。しかし、連日の本番で、声はしっかりとまとまっていたのはさすがです。

　ここの介護士さんたち、乗りが良くて、クリスマスの雰囲気をしっかりと盛りたててくださっていました。サンタさんや、トナカイ・サルなどの着ぐるみを着たり、鈴やトライアングルなどの鳴り物を皆さんに持っていただいて、賑やかなクリスマス会となりました。アルテのOさんと介護士さんの踊りは見ものでした。

　あっという間の１時間でしたが、これほど神経を集中させた演奏は久しぶりです。エレクトーンは難しいですね～。(ここの機種はたぶん、最高機種に近いと思われるくらい、ボタンの数は半端なく多いのです。)まだまだ、勉強しなければならないことはたくさんありそうです。

　終了後、またまた、みんなでご褒美と称して、ティータイムを楽しみました(アルコール抜きの打ち上げ？)。明後日にもまた、クリスマスコンサートがあるので、英気を養うために甘いものの補給でした。今日は、｢お菓子のアトリエミユキ｣というお店です。ここは、スタインウェイのアップライトピアノがあって、コンサートもできるお店なんですよ。そしてこれが、ケーキセットです。マロンムースと、カフェオレです。