かぼちゃ…
隣ンちの畑のかぼちゃです。これを見てると俗曲にある“茄子とかぼちゃ”を思い出します。茄子とかぼちゃ瀬戸のナ段畑で茄子とかぼちゃの喧嘩がござるかぼちゃもとより悪戯者よ長い手を出して茄子の木に絡みつきそこで茄子めが真っ黒になって腹を立てそこに夕顔、仲裁に入り色が黒いとて、背が低いとて茄子の木は地主だよおらやそなたが店借り身分よその畑へ入るのが無理じゃだんべ奥州街道で、かぼちゃの蔓めが垣根をこわして、大家が腹立つ大工が喜ぶ、十日の手間取りどうする、どうする、おもしろや“おてもやん”と同系の唄で自然と共に生きてきた昔の人の観察力が垣間見えます。