与信管理とは与信管理とは■「与信」とは「信用を供与する」という意味です。 小売業のような小額取引きや、自動車を購入するなど、たまにしか購入しない ようなものを買う場合は、基本的には現金取引きだと思います。 (ローンというのも、決済方法としては現金取引きに近いと思います。) これが、中間材(資材、材料、中間部品等々)のように繰り返し、継続的に 取引きされるような場合、取引きが発生する毎に決済をしていては 事務作業だけでも大変な量になります。 そのため、月に1回とか2回とか、締日を決めて、まとめて請求書を 発行し、清算するわけです。ここで重要なのは、「まとめて」ということ。 要するに金額が大きくなるわけです。ここまで、よろしいですか? すると、決済資金が沢山必要になります。現金を用意しておけば 問題はないのですが、中間材を主に需要する産業というのは、 資材購入後に何らかの加工をしたり、転売したりします。 売却代金の回収と、調達した資材の決済代金のタイミングが合致しない ケースが発生します。 それを補うのが、一つは借入をして現金で支払う方法。 もう一つが、約束手形や期日現金で支払う方法です。 これらは、いわば仕入先から資金を借りているのと同じ状態となります。 資材を納入した方としては、商品を渡したが、代金の決済は未だ。 資金を貸している=信用を供与しているのです。 この行為を信用供与といい。一般的には「与信」と呼んでいます。 「与信管理」というのは、与信量や信用供与した企業情報を管理することを指します。 さて、与信管理とは具体的には何をするのか、 別のページでご説明したいと思います。 |