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運動会が終わった次の日の子どもの日記です。
テーマは、「自分の成長を自覚する」です。 子ども達の「過去」と「今」を思い出しながら、 そして比べながら読みました。 ■ 徒競走が終わった時に、 自分で「成長しているなぁ」と思ったことがあります。 終わった後に私は少し泣きました。 「これが最後の運動会なんだなぁ」 と思うと泣けてきました。 自分のことですが、そう思えるのはいいことだと思います。 それで私は成長したなぁと少し思いました。 (F) ☆ 5年生の4月から担任している女の子です。 運動が苦手で、 少し離れてみんなをぼんやり見ているだけ、という女の子でした。 何かをしようとすると、体が固まって動かない、という状態でした。 時には厳しく指導したこともありました。 Fさんなりに努力もし、少しずつ「成長」してきました。 徒競走だけではなく、ソーラン節も騎馬戦も、・・・、 みんなと同じようにがんばっていました。力強い演技でした。 1年前のFさんの姿はもうありませんでした。 あのころを考えると、驚くべき成長です。 放課後の教室で、上の日記を読みました。 本人が教室に残っていたので、 『この日記に感動したよ』 と、Fさん日記帳を手に話しかけました。 Fさんは、大きな目をもっと大きくして、 「エーッ」と声にならない声を出していました。 本人はビックリしたのでしょう。 『そうだよね。確か1年前は・・・』 こう続けると、 「先生、それを言わないで下さい」 笑いながら顔を赤くして、 周りにいた友達の視線をさえぎるように、両手を大きく広げました。 何人かが帰って人が少なくなった時に、 『思い出して考えてみると、本当にFさんも成長したね』 Fさんの日記を読み返しながら、もう1度話しかけました。 「本当ですか。私、そうですか」 今度は、うれしそうに私を見ながら答えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.05.25 21:45:02
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