<443>敬語の指針を読んでみる 第2章「敬語の仕組み」 その2
本日も引き続き敬語の種類と働きの5分類についてです。 指針では以下のようにまとめられています。尊敬語「いらっしゃる・おっしゃる」型相手側又は第三者の行為・ものごと・状態などについて,その人物を立てて述べるもの。謙譲語I「伺う・申し上げる」型 自分側から相手側又は第三者に向かう行為・ものごとなどについて,その向かう先の人物を立てて述べるもの。謙譲語II(丁重語) 「参る・申す」型 自分側の行為・ものごとなどを,話や文章の相手に対して丁重に述べるもの。丁寧語「です・ます」型話や文章の相手に対して丁寧に述べるもの。美化語「お酒・お料理」型ものごとを,美化して述べるもの。 この部分についてはまとめるのが難しく、指針を読んでもらうのが一番だと思うので詳細説明は割愛させていただきます。ちなみに我々があまりなじみの無いものとしては「美化語」がありますよね。 これは説明によると、例えば「お酒は百薬の長なんだよ。」という時の「お酒」がそれに該当するとのこと。 従来は丁寧語として考えられていたものを、一つの分類として独立させて言葉の持つ特徴を明確にしたようです。人との関係性を考慮したものではなくて、物事を上品に表現したということですね。 明日からは、第3章「敬語の具体的な使い方」を。 (この項続く)