AUDREYの詩AUDREY HEPBURNの 愛した詩 美しい唇のためには 親切な言葉を話すこと 美しい瞳のためには 他人の美点を探すこと スリムな体のためには おなかを空かした人々に 食物を分け与えること 美しい身のこなしのためには 決して一人で 歩むことではないと知ること 救いの手が必要なときは 自分自身の腕の端に その手が 差し伸べられていることを 思い出してください 年をとれば あなたは二本の手を もっていることに気づくでしょう 自分自身を助ける手と そして他人を助ける手を あなたの 「すばらしき日々」は いまから始まります どうかたくさんの すばらしき日々が 訪れますように シャガールの愛 ふたつの顔を持つ花嫁 幻想的な絵で知られるシャガール。 以前、訪れたパリのオペラ座の天井画は、 想像以上のインパクトがありました。 クラシックな建築物の観客席天井一面に、 あの浮遊感のあるシャガールの絵が描かれているのを実際見ると、 シャガールの描く「愛」の世界に包み込まれるということを体感します。 カップルが浮遊しているモチーフは、 愛は地球の引力にも勝るという意味なんだそうですが、 不思議なカーブラインと色使い、 屋根の上に飛び交う人や、ヤギ?、 その瞳の純粋さは見るものを捕らえますよね。 1920年代以降、シャガールの描くモチーフに 「花」がたくさん使われるようになったらしいのですが、 その花は、花瓶に生けられた切花や、ブーケにしたもの。 つまり、人の手で摘まれ、活けられたもの、 束ねれられたものなんです。 そして、そのことは人が花で『愛』を表現してるということなんですね。 花を捧げる、その行為が愛の象徴… 人と花との愛のある関わり、ん~、納得。 自然界に可憐に咲く花はもちろん、植物との対話を楽しみながら、 活けるという行為を大切に思う私のようなものにとって、 金言です、まさしく。 シャガールさん、この春、益々大好きになりました。 |