テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:イタリアのワイン
今日のワインはイタリア、トスカーナのワイン、カザマッタ・ロッソ2006です。 少し前に購入したワイン、すぐ飲んでちょっと納得しませんでしたがちょっと落ち着いたかな、という感じで飲んでみました。 このワイン、カザマッタをつくるのは、2000年に、トスカーナ州フィレンツェの近郊に、ビービー・グラーツ氏がに設立した比較的新しいワイナリーです。 ビービー・クラーツ氏は、古い農家の人に100年前のぶどうの栽培方法を聞き、それを再現、1ヘクタール当たり2万本という密度の高い植え方、50センチおきに、1メートル間隔で植えるという、トスカーナの伝統的な栽培方法をり、収量も減らし畑の管理を徹底したとのこと。 そしてできた、ファーストヴィンテージ、テスタマッタ2000で、初登場でヴェロネリ、ガンベロ・ロッソ、ロバート・パーカー、ワイナート等から並外れた高い評価を獲得。 このテスタマッタの醸造はすべて、現在ボルドーでも話題になっている、“新樽にブドウを直接入れ醗酵させる”方法を採用、新樽内で6時間のマセラシオン醗酵、その後、樽熟成16~18ヶ月、瓶内熟成6ヶ月だそうです。小樽を使用するためワイナリーは樽だらけなのだそうです。 このテスタマッタは元アンティノーリ醸造担当のアルベルト・アントニーニ氏が醸造に当たっているそうです。 今日のワイン、カザマッタは、イタリアでもニューワールドに負けない安くておいしいワインがつくれるはず、という考えから、2003年に初リリースされた、ビービー・クラーツ氏の新プロジェクトでワインだそうです。普段、ビールを飲むように気軽に飲めるようにと、なじみのあるサンジョベーゼ100%でつくられ、醸造もテスタマッタと同じアルベルト・アントニーニ氏が担当、大きなステンレスタンクで熟成、注文がきてからその本数分ボトル詰めをするそうです。 また、ビービー・クラーツ氏は彫刻家の父をもつ芸術家でもあり、テスタマッタのラベルも彼の絵画です。ちなみにカザマッタのラベルはぶどうの木にワインが生っているというもの、彼のお姉さんがデザインしたものなのだそうです。 鮮やかなルビー色、やや濃いめの色調です。カシスやプルーンの果実の香り、ミネラル的な香りもあります。 ブラックベリー、ブルーベリーやカシスの果実味、黒い実を思わせる果実味、ほのかに甘く優しく豊かです。スミレの香りも感じ、優しくとても滑らか。やや軽やかながら余韻にゆったりと長い果実味を感じます。 全体的にバランスよく、とても飲みやすい、優しく親しみの持てるワイン、気軽にお飲みたいワインです。 【コスパ評価】★★ 価格以上のパフォーマンスがあります!十分納得できます。 【思入れ度評価】☆☆ ボディはさほど重すぎず、でもばらんすがいいのでこの評価。約1年前に飲んだ時より美味しい!飲み頃です。気張らず飲みたい、まさにつくり手の言葉通り!楽しくやりましょう!!のワインです。 アスパラのオイルソースかけ、ミラノカツ、キノコと鶏肉のトマトのパスタ、豚ヒレ肉のベーコン巻きソテー カザマッタ・ロッソ[2007] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/05 05:23:09 PM
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