|
カテゴリ:読書・映画鑑賞・マンガ
楽天ブログをお使いの方はご存知だと思うが(デカデカと動画広告出てるしね)、WOWWOWでプリズナーというドラマが全五話で放映されるとのこと。
ちょっと広告を見てみたのだけれど、結局これって、ミッドナイト・エクスプレスの焼き直しよね。 って、いって分からなければ、Brokedownpalece の焼き直しって言ったら分かるかしら? 主役。主役はね、当時有名だっこっちの方がわからない? 要は、外国人があまり治安のよくない(でも、物価が安い観光地)に旅行に行く。 すると、なぜか知らない他人と仲良くなる。 そして、いつのまにか自分の荷物にご禁制の品物とかが仕込まれていて、意味も分からずに現地で逮捕されてしまう。 言葉もよく分からないから、弁護士に無実を訴えようにもなかなかうまくいかない。 すると、自分の巻き込まれた事件というのはもともと仕組まれていたものであることが分かってくる。 犯人はいったい誰? そして、私はここ(刑務所)から出られるの? どうやったら、ここから出られる……? 云々、、、 とこういった筋書きですな。 実は私、ブロークダウンパレスは見たことがある。 試写会に行ったのだ。有楽町の読売ホールまで。 えっとね、出演者はだれだったっけ? ケイト=ベッキンセールが出てたと思うなあ、たしか。ああ、主人公はクレア=デーンズ。 ミッドナイト・エクスプレスの舞台はトルコ。ブロークン・パレスの舞台はタイ。 タイにはずっと行きたいと思っていたのだけれど、この映画を見て、「行くのはやめよう」と決心したナツメです(苦笑) ブロークダウン・パレスの舞台はタイなんだけれど、撮影はフィリピンで行われたことが有名。 でもって、スラム街っぽいところでも撮影を行ったらしくて、主役の女優が「フィリピンは×××」と言ったことが、フィリピン政府の怒りを買い、しばらく渡航不可処分にするとかなんとかいう話が出たくらいなのだ。 実は、映画をみたくらいでその国に行きたくないなんて思う人はあんまりいないだろうな、と思っていたら、いた!! その人はミッドナイト・エクスプレスを見てからというもの、どうしてもトルコという国からそういうイメージが抜けないのだそうだ。 うーむ……、ああ、ちなみに村上春樹さんの雨天炎天というエッセイを読むと分かるけど、トルコには、所謂そういう要素がやはりあるらしい。 ただし、トルコという国は昔から不思議な国といわれていとまがない。 もともと、この国の宗教はイスラム教なのだが、一応政教分離なんだよね。これはイスラム諸国から見たら、絶対にありえないことなんだけど。 でもって、だからアラビア文字を使わずにローマ字を使っている(たしか。だからユダヤ人は、イスラム教国の中でも例外的にトルコには結構好感を持っているらしい) これといった産業もなくて、商業や酪農を営んできたお国柄なんだけれど(あとはペルシャ絨毯を作ったりね)、文化的レベルはものすごく高かった。 なにしろ東ローマ帝国(ビサンチン帝国又はビサンツ帝国とも言う)があった場所だからね。 イスタンブール美術館なんてもうファン垂涎のマトですよ。 そして、立地からいうとヨーロッパとアジアのちょうど真ん中なのね。 だから、昔からギリシャとはいざこざが絶えない。(今でもやってる) すると、必然的にヨーロッパ系トルコ人とアジア系トルコ人がいることになる。 そして、やっぱりなぜかヨーロッパトルコ人の方が地位が高かったりする。 青い目のトルコ人の方が、黒い目のトルコ人よりも軍隊なんかではエリート階級にいることが多いわけだ。 そのトルコが15、6年くらい前からちょっと注目を集め始めている。 イスラム教国ではあるのだけれど、EUに入りたくなったわけ。 でも、通貨とかいろいろ問題があって、一番の問題はこれといった産業がないことなんだわ。 すると、フィンランドじゃないけど、大国の食い物にされるかもという心配がわき上がってくるわけ。EUに加盟するとね。その点はフィンランドはホントにものすごく議論したよね、加盟に関して。国民投票でもほとんど賛成反対が半々だったし。 そこで、トルコ政府はどうしたかっていうと、観光を産業化しようと思ったわけ。 それまで、ヨーロッパ人は観光というとギリシャとかローマ辺り(地中海付近)に行ってたのだけれど、その辺りは物価もそれなりに高い。 そこに目をつけたのが、トルコとチェコなわけ。 すると、ヨーロッパ人は、あんまり距離も代わらないし、海もあるし、トルコにしようか? 物価も安いしね……というわけで、結構観光業が盛んになってきた。 そこに目をつけたのがアメリカ。 さすが世界のハイエナ、アメリカ!!(苦笑)。儲かる所は知っている。 トルコは新興国だ!!ってことですよ。 なら、ここに投資すれば、あとでガッポガッポのはず…… ということで、今、日本人の個人投資家もトルコを注目してますね。 新興国=インド・中国 というラインと 新興国=ロシア・トルコ・ブラジル・韓国 というラインのファンドが多いのもそれを物語っていますな。 ただ、韓国に関してはここまでウォンが暴落するとは思っていなかったということもあって、ちょっと、、、という人も結構いるのは確か。 なーんか話がかなりずれたけど、ま、いっか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 5, 2008 09:38:55 PM
コメント(0) | コメントを書く
[読書・映画鑑賞・マンガ] カテゴリの最新記事
|