カテゴリ:歌舞伎
歌舞伎座襲名披露・昼の部を観る!
3月よりは、演目も揃ってなかなか楽しめた。 【源太勘當】 七之助の源太、勘太郎の千鳥、海老蔵の景高、秀太郎の延寿。 宇治川の合戦で佐々木高綱との先陣争いに敗れた鎌倉一のハンサム・梶原源太。 父から切腹を命じられるも母・延寿の機転によって勘当、恋人・千鳥とともに、 再起を図って落ち延びる。 いやぁ、舞台的には、出来の悪い弟・景高役の海老蔵の悪童ぶりが光る。 演技は、上手いとはいえない海老蔵だが、楽しそうに悪がきぶりを演じるその姿が 可愛いのである(笑) 【京鹿子娘道成寺】 新・勘三郎の清姫。 押し戻しは団十郎 女方舞踊の代表的演目で、若い女の恋心をさまざまに踊っていくところに面白がある。 ただ、ちょっとねぇ・・・私疲れからか眠気が・・・。鈴太鼓の凄い音で目覚めると、勘三郎 と目があう・・・うぅ、それからは、鈴太鼓が壊れんばかりの激しい叩きと振り。 いやぁ~よくこわれなかったなぁ、あの鈴太鼓。 また、後見の早代わり引き抜きが今一で、玉三郎や猿之助の後見て上手なんだと今更 ながら感心。ちなみに、記憶が一部飛んでいたわりには、記念の手拭を所化さんよりゲット。 ここでも並び所化の海老蔵が姿も声(大声で)も人一倍目だっていた。 歌舞伎座での押し戻しは、23年ぶり?だとか。 思えば元気な団十郎を観るのは、昨年の5月海老蔵襲名・初日以来なのであった・・元気な姿を観ることができ幸せ。 団十郎の舞台を観て上手いと思ったことは、ないが凄いと思ったことは数度あり。 江戸歌舞伎の香りいっぱいの役者である。 ちなみに日替わりの「舞々づくし」は、左団次。 【与話情浮名横櫛】← わたしの本日のお目当て! 仁左衛門の与三郎、玉三郎のお富に、新勘三郎の鳶頭金五郎、蝙蝠安:左団次 ご存知、切られ与三である。恒例の客席下り(仁左衛門・新勘三郎)もあり、楽し~い。 「しがねえ恋の情が仇・・・・いやさ、お富久しぶりだなあ」の仁左衛門の台詞の粋なこと! 御両人・与三郎&お富、仁左衛門と玉三郎の粋な艶やかさに、 目がロンパリ状態の「源氏店」であったのである。 あ~~たのしかったぁ(*^^*) 夜は、ベルリン・ドイツ交響楽団を聞くため、上野へ。 再びダブルヘッダーな土曜日であった! 本日のキモノ:(桜の次ぎは藤の花) 白藤刺繍の訪問着・地色は、萌黄色・蔓模様綸子。八掛は、同色の蝶々。 帯、グレーにゴールと風味地・刺繍のように見える紗織の袋帯。 帯揚:藤色綸子 帯締:萌黄色 長襦袢:半襟は花模様豪華刺繍藤色に紫綸子長襦袢。 足袋:白 履物:緑色の皮・花緒は、白翠色。 コート:紫色紗羽織。ツタ地模様地に朝顔の洒落紋を入れてもらう。 本日の仕立ておろし! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 23, 2005 06:50:35 AM
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