カテゴリ:演劇・コンサート・ミュージカルなど
本当は、宝塚・宙組観劇予定だったのであるが、
私的に、再度観る気がどうしてもおきず、現在、三島由紀夫の 「豊饒の海」の四部作の三作目「暁の寺」を読んでいることもあり、 ゆうぽうと五反田で上演中の「M!」を観劇。 三島由紀夫生誕85周年、没後35周年記念での再演である。 三島由紀夫の生涯を、彼の作品をモチーフ(仮面の告白、金閣寺、午後の曳航、豊饒の海・・他)に、 演出家モーリス・ベジャールが1時間40分休憩なしのバレエとして作品化したもの。 しかし、これ、三島氏の本を読んでいない人が、理解できるのかなぁ・・と。 視覚的には、最初と最後の海を思わせるブルーの衣装の女性達の、 ダンスシーンがおもしろい。仏座に組んだ彼女たちの手の組み方が それぞれ異なり、繰り返す波の音とその静謐な美しさに引き込まれる。 また、降りしきる桜の花びらの中で舞い踊る聖セバスチャンにもうひとりの三島を観る。美しい日本を限りなく愛した三島の生涯は、その劇的な最後と ともに何と衝撃的であることか。 天才・三島は、ノーベル文学賞を受ける前に、市ヶ谷で自刃し果てたのが、夢まぼろしに見える今日この頃の日本でもある。 本日のキモノ: おもいっきりレトロな銘仙で紫に金茶の大きめな矢絣。 帯は季節を感じて、灰桜地に大胆な赤紫の菊一輪。 長襦袢は、麻柄に金茶に紫や黄緑のピエロ柄刺繍。 帯揚は、金茶。帯締は、綿綿入りのレトロ紫地。 足袋:金茶の矢絣 履物:紫色の花柄鼻緒に赤のツボ、桐草履 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 5, 2005 09:11:14 PM
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