カテゴリ:歌舞伎
新橋演舞場にて5月大歌舞伎を観る。
演目は「東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)」の通し上演。ご存じ、鶴屋南北の怪談ものである。 <出演者> 吉右衛門:民谷伊右衛門 福助 :お岩、小仏小平、女房お花の三役 染五郎 :佐藤与茂七 錦之助 :奥田庄三郎 桂三 :四谷左門 吉之丞 :後家お弓 由次郎 :伊藤喜兵衛 芝雀 :お岩妹お袖 歌六 :按摩宅悦 段四郎 :直助権兵衛 通しではあるが、後半の三角屋敷の場は、なく「浅草境内」、「宅悦地獄宿」「浅草裏田圃」「雑司ヶ谷四谷町(伊右衛門 浪宅)」「伊藤喜兵衛内」「元の浪宅」「砂村隠亡堀」から、ばっさりカットをし「蛇山庵室」までで。 しかし、やっぱり、お岩は、美人がい~~い。 福助丈のやつれた姿(ちょっと青入れ過ぎではありますが)もどこか艶めかしい風情から、薬によって恐ろしく変貌するさまが、凄みがあって怖くて怖くて、この落差よねぇ。などど思いながら観てました。 また、塩冶家の浪人・民谷伊右衛門の吉右衛門丈、色悪と言うより、大悪という感じでしたが、存在感ありましたね。今回は、実は実はの三角屋敷がないのが残念。お岩の妹のお袖と、あの権兵衛が拾ったお岩の櫛は、どうなるよのぉ~~~と、わかっていても気になる。 この座組で通し上演なら、「三角屋敷」観たかったかも。 ともかく、久し振りの勘三郎丈以外のお岩を観て大満足の私では、ありました。 本日のきもの:三階席仕様の藤の花模様の銘仙にドット模様の博多名古屋帯。気節の藤の花を目いっぱい楽しむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 19, 2008 09:41:36 PM
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