カテゴリ:歌舞伎
京都の翌日は、阪急電車で大阪は梅田へ。
梅田の地下鉄は、やはりわかりづら~~~い。ということで難波に出ると予報どおり雨・雨。 まぁ、今日は、難波の松竹座で「スーバー歌舞伎 ヤマトタケル」と「第四回 上村吉弥 みよし会」をW観劇予定なので、雨でもそれほど慌てることは、ない。 着物は、この時期にいつも着る単衣の沢潟模様の友禅紬。生地がさらっとしていて気持ちがよい。用心に絽の羽織も持って行ったのだが、不要であった♪ 松竹座の「ヤマトタケル」は、出演者のチームワークが、ますます良くなっていて見どころ満載。しかしながら、時間が20分ばかり短縮されていたためか、まきが入っており、長台詞を早口言葉のように話さなければならない、役者の負担はいかばかりか。 また、初めてこの作品を観た観客がおいていかれるのでは、ないかと思えたりもしたが、観客から「よかったぁ~~」という感嘆符が聴けたのは、この作品のファンとしては、大変うれしいことであった。 ロビーには、猿之助丈が、色紙に描かれたヤマトタケルの絵や、その他、代表作がずらり。 百万人来場への祝寄せ書き 終演後、外へ出ると雨があがっていて、今、話題の食い倒れ人形を見ながら、 難波の郵便局へ。 17時半からは、難波のワッハホールにて「第四回 上村吉弥 みよし会」を観る。 公演は、初日ということもあってか、開演が遅れたこともあり、チケットをせっかく友人に確保してもらいながら、二部の「応挙の幽霊」を観ることができなかったのは、大変残念であった。 ただ、大変めずらしい伽羅先代萩の脇キャラ(お抱えの相撲取り・絹川谷蔵)を主役にしたスピンオフ「身売りの累」を観れたのは収穫。御誘いいただき感謝m(__)m 序幕の前の幕前芝居による、 手習いの師匠治助と寺子定吉のやりとりで、この物語が伊達騒動の花水橋から後の絹川谷蔵の後日談で、怪談累噺になることが分かる。 身売りの累の絹川谷蔵こと与右衛門は、醜く変貌した事実を、累に知らせまいとする思いやりのある男で、色彩間苅豆の色悪とは全く異なる趣向。 忠義な偉丈夫の薪車丈、累の吉弥丈との息もあい似合いである。 吉弥丈の幸せ一途な人妻から一転、醜い姿への絶望から、心がすさみ嫉妬に狂った姿へと変貌するさまは、人の陰と陽を巧みに演じ分ける。終幕では、美しい振袖の腰元姿に戻り、花道での見得は、艶やか! 第四回 上村吉弥 みよし会 会 場:大阪 難波 ワッハホール 一、「伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)」 一幕二場 身売りの累(みうりのかさね) 与右衛門女房 累: 上村 吉弥☆ 御守殿柳葉: 上村 吉弥☆ 花扇屋亭主才兵衛: 片岡佑次郎 若徒丹助: 片岡當吉郎 細川家の息女歌形姫: 片岡りき弥 曲り金の金五郎: 片岡松次郎 手習いの師匠治助: 片岡千次郎 島田重三郎: 片岡千次郎 寺子定吉: 和田祥太朗 娘お孫 : 上村 純弥 村の歩き: 片岡比奈三 判人源六: 片岡當十郎 (賛助出演) 与右衛門実は絹川谷蔵: 坂東 薪車 (賛助出演) 二、舞踊「応挙の幽霊(おうきょのゆうれい)」 応挙の幽霊お仙: 上村 吉弥☆ 丁稚祥太 : 和田祥太朗 道具屋甚三 : 片岡松之助 (賛助出演) 若旦那松五郎 : 坂東 薪車 (賛助出演 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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