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2018.01.24
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近代日本の黎明と西洋との出会いを紀州太地の鯨刺しの青年の夢と野望を軸に描いた、波瀾万丈、近来まれに見る青春冒険小説傑作!


紀州・太地は鯨取りの村である。将来の筆頭刃刺と目されながら較に片腕を奪われた失意の青年・甚助に、ある日ひとりの武士が声をかけた―。構想8年、若者の夢と野望を軸に西洋との出会いに揺れる幕末日本を描く傑作!世界8ヶ国同時刊行!



C.W.ニコルが鯨のことを書いていることは知らなかったのですが、

本格的に調べているのが良く分かります。

以下のカスタマーれビューも参考になると思います。







鯨獲りに命を賭ける男たちの心意気と矜恃、そして妻を亡くして意気沮喪したことがきっかけとなって彼らと出会うことになる一人の紀州藩士…文字通り時代の波に翻弄された幕末の人びとの生きざまが臨場感たっぷりに、そして壮大なスケールで描かれている。

特に鯨を捕獲するシーンなどは映像さながらの迫力で読者を圧倒する。これを著したC.W.ニコル氏の構成力と、そして彼が紡ぎ出す世界を確固たる語彙力と表現力をもって時代感溢れる読み物に仕上げた訳者に対して心からの敬意を表したい。

著者ニコル氏は親日家として夙に知られていたが、その彼が実は鯨にも造詣が深いということは実はあまり知られていないのではあるまいか。この私もそれを知らされたのはごく最近のことであり、また日本人である自分がニコル氏からこういう形で自国の歴史を教わるというのは予想だにしないことであった。それについても氏に感謝したい。

ただ海の男たちの話であるからだろうか、性描写があまりにも生々しくこの本をなかなか女性に奨められないのが玉に瑕である。
 そういう意味で★一つ減らさせてもらった。





勇魚(=鯨)取りの甚助を主人公として描かれてはいますが真の主人公は幕末という時代でしょう。諸外国からの脅威に晒され日本の行く末を案じながらも抵抗すうる力を持たない幕府・朝廷、尊王か佐幕か・攘夷か開国か時代に翻弄され自身の存在価値に揺れ動く侍たち、そんな中で相変わらず日々の貧しい生活に追われ続ける大多数の一般市民、数々の侵略戦争を経験し客観的な立場で日本を見つめる外国商人たち。これらに甚助の数奇な一生を絡め実に上手く物語が進んでいきます(甚助のたどる道筋には出来すぎの感も否めませんが)。なぜこの様な素晴らしい時代冒険小説が廃版になっているのか理解できません。是非文庫による再版を望みたいと思います。






幕末の日本を、片腕を失った若き鯨取り甚助、弟である舟絵師三郎、紀州藩のエリート武士である松平定頼三人の視点から描いた秀作。
後に「盟約(上・下)」「遭敵海域」「特務艦隊」と続く大河ストーリーの第一作でもある。

上巻では、幕末の太地の鯨取り甚助が片腕を失い、それでも鯨を取ることをあきらめきれずに国禁を犯して海外へ渡航する直後までを描いている。
丹念な取材に基づく鯨取りの生活、そして複雑に入り組んだ幕末期の政治背景とそれに翻弄される武士の葛藤。
とにかく精緻に、的確に描写されている。
生粋の日本生まれの作家でもとても書けないレベルで書かれた、ウェールズ生まれの日本人であるニコル氏の描写には恐れ入る。

このような視点で日本人の誇りや美学を良くぞ書き上げていただいたと思う。
心からニコル氏に感謝したい。








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最終更新日  2018.01.24 08:04:18


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