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カテゴリ:市場動向
中国の2015年のエネルギー総生産量(実績見込み)は、標準炭換算35.8億トンと前年比0.5%減少した。エネルギー純輸入量は同7.0億トン、エネルギー総消費量は同43億トンで0.9%増加した。需要拡大に向けた安定供給とともに、環境保全のためのクリーンエネルギー導入拡大を進めた結果、非化石エネルギーの消費比率は12%と前年比0.8%拡大する一方、石炭消費比率は64.4%で前年比1.7%低下した。
新たに発電を開始した原子力発電設備は820万kWで、認可を得て工事開始した原子力発電設備は880万kWとなる。中国の稼働中の原子力発電設備は2,550万kWに達し、認可を得て建設中の発電容量は3,203万kWと世界最大規模。 一方、再生可能エネルギーの開発も強力に推し進め、2015年末の発電容量は水力発電が3.2億kW、風力発電が1.2億kWで太陽光発電は4,300万kWに拡大し、再生可能エネルギーの発電設備容量は約4.8億kWに達した。 12次五カ年計画期間に中国のクリーンエネルギーは急速に発展し、導入規模は水力発電が1.4倍、原子力発電が2.6倍、風力発電が4倍、太陽光発電が168倍に拡大し、非化石エネルギーの消費比率が2.6%拡大した。省エネおよび環境保護は著しい効果をみせ、全国の6,000kW以上の火力発電設備は1kWh当たり標準炭消費量が17グラム減少し、火力発電設備の二酸化硫黄は33%以上削減、窒素酸化物は35以上%削減、煤塵排出量は39%以上削減した。 なお、中国は2020年までに、非化石エネルギーの1次エネルギーに占める比重を15%程度に拡大し、GDP当たりのCO2排出排出量は2005年に比べて40~45%削減する。 市場動向の関連記事 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.15 13:18:29
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