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カテゴリ:市場動向
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の新しいレポートによると、太陽光発電により発電された世界の電力の割合は、現在の2%から2030年までに13%に増加する可能性があり、太陽光発電の発電容量は現在の227GWから、2030年までに1,760~2,500GWへの拡大の可能性があると見込まれている。
太陽光発電は、新規導入数で世界的にも最も広く拡大している電力源で、導入スピードが加速している。太陽光発電は2015年の全ての新発電容量の20%を占め、世界的な設備容量は過去5年間で40GWから227GWに成長し、アフリカ全体の発電容量の175GWを上回る規模となっている。 太陽光発電コストは、欧州、中国、インド、南アフリカ、米国では一般にkWh当たり僅か5~10セントとなり、2015年にはアラブ首長国連邦で5.84セント/ kWh、ペルーで4.8セント/ kWh、メキシコで4.8セント/ kWhと低コストを記録した。さらに、2016年5月には、ドバイの太陽光発電プロジェクト入札で3セント/ kWhの応札があり、これらの記録的なコスト低下は、一層の継続的なコスト削減傾向の可能性を示している。 太陽光発電は現在、再生可能エネルギーにおける全ての投資の半分以上を占めており、2015年の世界の投資規模は、屋根設置型システムが670億ドル、ユーティリティ規模システムが920億ドルで、オフグリッドシステムが2.67億ドルに達している。 さらに、太陽光発電のバリューチェーンは今日、製造、設置、メンテナンスなど280万人と再生可能エネルギー産業で最大の雇用者数を誇る。また、太陽光発電はすでに年間最大300万トンのCO2排出削減効果があり、2030年には、年間最大3ギガトンのCO2排出効果に拡大する。 市場動向の関連記事 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.27 14:22:32
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