World PV Watcher　世界の太陽電池メーカー

　太陽光発電協会（JPEA）がまとめた日本における太陽電池出荷統計によると、2016年度第2四半期（7～9月）の日本におけるモジュール総出荷量は1,815MWで前年同期比8％減少し、セルの総出荷量は654MWで18％減少した。モジュールの国内出荷量は1,665MWで6％減少した。日本企業のモジュール総出荷量は1,043MWで前年同期比13％減少し、セルの総出荷量は654MWで18％減少した。



　太陽電池モジュールの総出荷量は、2014年度をピークに依然減少傾向にあるものの、2015年度第4四半期（前年同期比76％）、2016年度第1四半期（前年同期比79％）と比較すると2016年度第2四半期の減少幅は小さくなった。前期との比較では、日本企業／外国企業と国内生産／海外生産の比率はほとんど変わらず、全体一様に伸びて前期比33％増加した。国内出荷量の用途別では、500kW以上の発電事業用が前年同期比10％増加した。



　モジュールの総出荷量における日本企業と外国企業、国内生産と海外生産の比較は、日本企業／外国企業の比は57：43、国内生産／海外生産の比は36：64で、前期からほとんど変化はなかった。



　モジュールの国内出荷を用途別で見ると、住宅用途は309MWで16％減少、一般事業用途は404MWで26％減少したが、発電事業用途は950MWで10％増加し、第1四半期(615MW、前年同期比97％)に引き続き堅調だった。外国企業はこの発電事業用に多く出荷していることが分かる。