国家エネルギー局の発表データによると、中国の太陽光発電設備の2017年新規導入容量は28GWと2016年の34.5GWから約19%減少する。2016年6月末までの高水準の補助金獲得を目指し、投資が前倒しで実施された反動もあり、前年の急激な導入拡大からマイナス成長に転じる。
2016年に建設を開始したものの、年末までに完成していないプロジェクトがあり、これらの2017年上半期に完成するプロジェクトが4GW程度あると見込まれている。さらに、2017年6月30日までに17~18GWの地上設置型太陽光発電所の建設が見込まれる他、浙江省、山東省、江蘇省、安徽省、江西省、広東省、上海市、河北省、北京市などの地区で、分散型太陽光発電所の投資ブームが集中的にある予想され、これらの設置容量が8GW程度に拡大すると見込まれている。
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