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テーマ:ニュース(99553)
カテゴリ:政府・自治体・関連機関
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)とJPEA(太陽光発電協会)および奥地建産は、太陽光発電システムのる安全性確保の実証の一環として、11月28日から12月1日の4日間、山梨県北杜市で水害時における太陽光発電システムの感電リスクなどを把握するための太陽光発電システムの水没実験を行った。 水没実験は、山梨県北杜市長坂町夏秋・塚川地区(北杜サイト太陽光発電所横の調整池)で、太陽電池モジュール、接続箱、パワーコンディショナなどの太陽光発電設備を実使用に近い状態(太陽電池アレイ)に組み、これらを調整池に水没させた時の漏電状況および水没後の状態などを確認。また、この実験に先立ち、小規模での事前確認として太陽電池モジュールや接続箱などを水槽に水没させ、漏電状態を計測する実験を実施した。 2012年7月の固定価格買取制度(FIT)※1の導入により、太陽光発電システムの導入が増加している。一方、台風や大雨被害といった自然災害により、太陽光発電システムが水没する事象が発生。太陽光発電システムの水没は絶縁性能の低下などを招き、システムへの近接や接触による感電の危険性があり、JPEAは太陽光発電システムが水害の被害を受けた場合の対処などについて注意喚起している。 実験では、水没時に太陽光発電設備による発電が継続した場合を想定し、太陽光発電設備を実際に外部の環境から閉鎖された池に水没させ、発電設備から水中への漏電状況を測定することによる水中での感電リスクの把握、および水没後の状態の測定といった定量的な調査を行った。 この実験から得られた知見をもとに、2017年度末までに、太陽光発電システムの水害時における点検・撤去の安全性の確保、点検用の装備や対策の指針の策定を目指すとともに、引き続き、感電防止のための啓発活動を行う。
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Last updated
2017.12.08 09:20:04
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