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2021/06/07(月)09:20

伊藤忠、埼玉県で分散型電源プラットフォーム構築・実証

その他日本企業(2935)

 伊藤忠商事は、伊藤忠商事の出資先であるVPP Japanおよびアイ・グリッド・ソリューションズと連携し、埼玉県内でヤオコーのスーパーマーケット鶴ヶ島店、川越的場店で、分散型電源プラットフォーム構築を実現するための実証を2021年6月に開始する。  この実証は、VPP Japanが提供する自家消費型太陽光システムに加え、伊藤忠商事の自社ブランドの家庭用蓄電システム「Smart Star」、EV充電ステーションを設置し、各機器を一括で情報管理・最適制御を行う発電・需要予測および充放電制御プラットフォームのプロトタイプを構築した。  このプラットフォームを用いて、①太陽光発電電力を他店舗や一般家庭へ融通することで地域内の再エネ比率の向上および災害停電時にも強い電力供給体制を構築、②店舗の電力需要を解析し、太陽光システム・蓄電池・EVを組み合わせて調整力を創出し、店舗周辺の一般家庭も含めた地域単位でのバーチャル・パワープラント(仮想発電所)を実現、の2点を実現すべくスーパーマーケット店舗での実証を行う。  太陽光余剰電力を最適制御するために必要となる発電量予測技術は、VPP Japanで蓄積してきた太陽光の発電・設備データ及び当社の蓄電池「Smart Star」シリーズで採用しているAIによる最適制御機能「Grid Share」と連携して実現している。  今回の実証を通じて「Smart Star」シリーズ4万件超の蓄電池ネットワークと、アイグリッド・VPP Japan顧客の地域スーパー網などと連携し、地域コミュニティでの環境価値ポイント連携や電力融通、ネットスーパーの宅配用EVや家庭EVを活用した需給調整及び最適充放電、などの地域レジリエンスに貢献するビジネスモデルの構築を進める。 ​その他日本企業の関連記事​​

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