はじめのいっぽのてまえ

2019/12/29(日)10:08

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか-オリオンの矢-

映画(143)

劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか - オリオンの矢 - [ 松岡禎丞 ] ■レビュー内容   【評価】2度は見ない アンタレス戦はなかなかの見どころです。美女の涙に立ち上がり強敵を葬る英雄譚…、とはいかない悲しい結末でしたが、アルテミスとオリオンならこうなるんでしょう、逆だけど。設定としては面白いけれど、原作者の書き下ろし付きなのに、尺としてはちょっと物足りないかなぁ。■あらすじ【ネタバレ注意】■ 大森藤ノのライトノベルを原作にしたアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の劇場版。原作者の大森が脚本も手掛け、劇場版のための書き下ろしのストーリーを紡ぐ。ボイスキャストは冒険者の少年ベル・クラネル役の松岡禎丞、主神ヘスティア役の水瀬いのりをはじめ、大西沙織、内田真礼らがアニメ版より続投、新キャラクターのアルテミス役を人気声優の坂本真綾が担当している。  巨大地下迷宮ダンジョンを中心に繁栄する都市オラリオは、神時代より前から伝わる“神月祭”を前に盛り上がっていた。人々にリトル・ルーキーと呼ばれ、都市で注目された冒険者のベル・クラネルと、彼の主神ヘスティアもそのにぎわいの中心にいた。屋台やさまざまな催しによって夜の闇はしばしその暗さを忘れ、都市全体が月の光で覆われる。  お騒がせ者のヘルメスが槍を引き抜く勇者を捜して催し物を開いていた。レベル6のアイズが挑戦しても引き抜けなかった槍をベルが引き抜いてしまう。ベルが、槍を引き抜くと神アルテミスが現れ、ベルをオリオンと呼ぶ。高額の報酬を約束したはずのヘルメスは、オラリオの外の遺跡に出没したモンスターの退治を依頼するのだった。  アルテミスとともに遺跡に向かうと、そこには見たこともないモンスターの群れと死んでしまった森があった。アスティーらヘルメスファミリアやリューと合流したベルらは、古代の大精霊に封じられたモンスターであるアンタレスの討伐に向かうのだが…。 アルテミスのオーリーオーンの悲劇  オーリーオーンは、ポセイドーンの息子。陸でも海でも歩くことができ、非常な豪腕の持ち主で、太い棍棒を使って野山の獣を狩る、ギリシア一番の猟師  狩猟の女神であるアルテミスとギリシア随一の狩人であるオーリーオーンは次第に仲良くなっていき、やがて結婚するだろうと噂されるようになる。しかし、アルテミスの双子の弟(兄)であるアポローンは、乱暴なオーリーオーンが嫌いだった事と純潔を司る処女神である彼女に恋愛が許されない事から、二人の関係を快く思わなかった。  アポローンはオーリーオーンの元に毒サソリを放つ。驚いたオーリーオーンは海へと逃げた。アポローンはアルテミスの弓の腕をわざと馬鹿にし、海に入って頭部だけ水面に出していたオーリーオーンを指さしして「あれを射ることができるか」と挑発した。アルテミスはそれがオーリーオーンとは気づかなかった。アルテミスは矢を放ち、オーリーオーンは矢に射られて死ぬ。  アルテミスがオーリーオーンの死を知ったのは、翌日にオーリーオーンの遺骸が浜辺に打ち上げられてからだった。アルテミスは後に神となるほどの腕前の医師アスクレーピオスを訪ね、オーリーオーンの復活を依頼したが、冥府の王ハーデースがそれに異を唱る。  アルテミスは父であり神々の長であるゼウスに訴えるが、ゼウスも死者の復活を認めることはできず、代わりに、オーリーオーンを天にあげ、星座とすることでアルテミスを慰めた。  なお、さそり座は、アポローンが謀ってオーリーオーンを襲わせ、彼が海に入る原因となったサソリであるとされた。そのためオリオン座は今も、さそり座が昇ってくるとそれから逃げて西に沈んでいくという。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る