2007/04/08(日)10:19
松山千春「最後のチャンス」
松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、私の勝手な解釈により紹介することで、人生と恋愛を考える(?)このコーナー。
「最後のチャンス」
まずはいつものように曲の世界から。
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やがてこの世界中の 誰も彼もが笑顔で
いつも暮らしていられる そんな日がくる
無駄な戦いを続け 人は傷つき疲れる
君が愛した人さえ どこにいるのか
山はあわれな姿に 海は赤く血に染まり
君の大切な空は 黒く垂れこめ
もし この世に神様がいるのなら
僕 いつでも 深い祈りを捧げる
だから 最後のチャンスを みんな失いかけてる
心 取り戻すための 時を与えて
自由 それはわがままに生きて行く事ではなく
認められたい誰かを 認めなければ
強い者に媚を売り 弱い者を見下して
そうさ 自分自身さえわからなくなる
もし この世に神様がいるのなら
僕 いつでも 深い祈りを捧げる
だから 最後のチャンスを みんな失いかけてる
心 取り戻すための 時を与えて
やがてこの世界中の 誰も彼もが笑顔で
いつも暮らしていられる そんな日がくる
(JASRAC許諾第J070214365号)
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もしも「かみぽこぽこ」がラジオ番組だったなら、
「松山千春」コーナーは、トークの合間の音楽のようなものだ。
そして今、わたしがDJだったなら、
「La La La」と、この「最後のチャンス」を
繰り返し繰り返し、流しているだろう。
この曲、いろんな解釈が可能な曲だと思う。
わたしは今、この曲を聴きながらこんなことを考えている。
以前にこのHPのどこかで書いたことがあると思うのだが、
もし政治家が重要な局面で一度判断を誤ったら、
その誤りを取り戻すのは、非常に、非常に困難なことだ。
それは近隣諸国との関係において、
日本が第二次世界大戦に敗戦した後遺症をいまだに引きずっていることからも
明らかだろう。
政治家にとって、
1つ1つの発言、1つ1つの決断、1つ1つの行動は、
すべて「最後のチャンス」なのだ。
いや、政治家だけではない。
われわれ1人1人にとって、
1つ1つの出来事へどう行動していくか。
それは「最後のチャンス」なのだ。
アルバム「笑っていたい」収録 1998年10月1日発売
アルバム「季節の旅人」収録 2001年3月31日発売
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