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2007年10月01日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、久しぶりですが
「英国留学回想録」。
今日は「博士課程への準備」第4回、

「生活の準備とI恵ちゃん登場」。
(2001年9月中旬―10月上旬)

前回は、いよいよ学校の寮を出て、
時計台村のフラットへの引越しも終わり、
博士課程の「研究計画書」の作成に
いよいよ取り掛かる、
というところまで書いたわけだ。

しかし、引越しというのは、
荷物を移動されただけで
終わりではない。

電気とガスと電話の契約をしないと
生活できないからだ。

「ガスと電気は同じ会社で契約できます。
電話番号はこれです。
電話はBTで。電話番号はこれ。
インターネットもここで契約できますから。

一応、9月15日で僕の契約が切れるよう
全部電話してありますので。」

けんちゃんが説明してくれた。

ちなみに水道に関しては、
大家が払うということで
家賃に入っているという説明だった。

そして、入居2日目の9月15日、
早速電話をしてみたわけだ。

「あー、あー、うー、うー」

とか言いながらやってみた。(苦笑)

私はね、この電話でいろいろ
契約とかなんとかの
やりとりをしなきゃならんのは
ほんとに今でも苦手だ。。。(涙)

いや、こっちの用件は伝えられるのだけど、
向こうが何を言ってるのか
わからん時が多いんだよね。

ただでさえ、モゴモゴとしゃべって
聞き取りにくい英国人の英語を
電話で聞き取れというのは
たまらんぞ、ほんとに。。。(苦笑)

あとね、やっぱり教科書には載ってない
英国人独特の言い回しとか
あるんだよね。

これをやられると、
リスニング以前に
その表現を知らんのだから、
こっちはプシューッと
思考停止するしかないわけで。。。(苦笑)

まだ、面と向かってしゃべってるのなら
お互いなんとか意思が通じるところもあるけれども、
電話だと、相手の顔が見れんから
どうにもならんわけだ。

ということで、
こっちが用件を伝えた後、
なんか向こうから聞かれて、
よくわからず

「もう1回言ってください」

と聞いて、
それでもわからず
何度か聞き返したあげく、
長い沈黙が。。。

なんてこともあった。(苦笑)
近頃は、相手の質問がわからなくても、
こっちで推測して

「こういうことが聞きたいのか?」

とか、沈黙することなく
自分から確認することで
会話を成立させることが
できるようになってきたけど。

あとね、
電話で事務処理をする時に
面倒なのは
名前を相手に伝えることだよね。

「kamipoko」

っていう名前は
英国にはないわけだから、
それを聞いた瞬間
電話の向こう側で
相手は

「はあっ?」

ってことになる。
それで、いちいち説明するわけだ。

「ケンジントン、K
アメリカ、A
マンチェスター、M
アイルランド、I
ポーランド、P
オスロ、O
ケンジントン、K
オスロ、O

KAMIPOKO、
Can you understand?」

これでやっと相手に
私の名前をわかってもらえるわけだ。

もう今では、この

「ケンジントン→オスロ」

までの流れが
何も考えないでもスラスラと
出てくるようになったけど、
最初は、あー、とか、うー、とか言いながら

「Kは何だっけ?Aは何だっけ?」

とか、探しながらしゃべってたから、
相手もイライラしたことだろう。(苦笑)

まあでも、英国人ってのは
こういう外国人と話すときに
相手はゆっくりでも話し終わるまで
イライラしないで待ってようって
姿勢が割にあるというか、
それが紳士・淑女という
考えがある人が多いようなので、
実はずいぶんと
助けてもらってたんだろうね。

ということで、
ガス・電気会社とBTに
たどたどしくながらも
電話をかけて、
なんとか契約にこぎつけた。。。

気になっていた。。。(苦笑)

というのは、
普通にガスも電気も電話も
インターネットも使えるので
最初はわからなかったのだが、
次第になんかおかしいことが
わかってきたからだった。

こうして、一応学校の外での
新生活も無事に(?)スタートした。

私は博士課程の研究計画書の作成に
入ったわけだが、
いつものように芸術会館のカフェで
お茶を飲んでいると、
茶髪のバッチリメイクで
フィギュアスケートの
村主章枝嬢に酷似した顔の
でも多分日本人であろう女の子が
時々やってきて
黙々と本を読んでいるのに
気がついた。

誰だろうと思った。
JYAではないし、
学部生だとしても
昨年1回も顔を見ていない。。。

1年生というには、
迫力が。。。もとい、
大人びているし。。。(苦笑)

不思議に思っていたある日、
数学科の学部生Kが
カフェにやってきた。

「かみぽこさん、ちわーっす!」

そして、2つくらい向こう側の
テーブルにいた、
その女の子にも、

「おいっ。I恵!
こっちこいよ。
この人、日本人だからさっ」

と声をかけて、
私がいるテーブルに来るよう
促した。

「ああ、日本人だったんですかあ?
てっきり中国人だと思ってた。。。」

悪かったな、日本人に見えなくて。。。(苦笑)
まあ、当時の私は
ダサダサで90年代前半の
格好そのままで
オタクみたいでもあったから
そう思われても
仕方なかったけどね。

まあ、彼女らしい挨拶だったけど、
これがI恵ちゃんと
初めて会った時だった。

まあ、このI恵ちゃんを
私に紹介したKの言い方も
どうなんだこれ?
って感じだったけど。

「いやあ、この女、
日本人会最後の会長で、
日本人会つぶした女ですからね。

ほら、官僚N子さんの
旦那さんがよく言ってたでしょ?

『昨年までは日本人会があって
ガングロの女の子が会長やってた』って。

その『ガングロの女』が
この女ですよっ」

ああ、そうなんだ。。。(苦笑)

I恵ちゃんもこれに応戦。

「あたしがつぶしたんじゃないわよ!
それに、私はガングロじゃないから!!」

まあ、まあ、まあ。。。
はははは。。。(苦笑)

聞けば、I恵ちゃんは
今年度経営学部の3年生になるのだけど、
昨年度1年間事情があって
休学していたとのことで、
それで私は昨年1度も
彼女を見かけることが
なかったんだということだった。

I恵ちゃんは英国での生活が長く、
経験豊富であったので、
大学の寮の中で1年間過ごしただけで
実は英国で生活するということを
なんにもわかってなかった私は
この後、I恵ちゃんから
助けてもらうことで
いろんなことを学んでいくことになる。

それでは、またね。





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最終更新日  2007年11月16日 18時15分44秒



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