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テーマ:金魚の病気と治療(93)
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こんにちは! 堀下です。
今日は、本当に猛暑と言うか、酷暑と言うか、…。 蒸し風呂の中に入っている様な、とんでもない陽気でしたね。
ところで、… 大変、言いにくい事なのですが、…。
長らく、我が家で患っていた”リップ” が、…今朝、落ちてしまいました。
ここの所、…浮上性の転覆から、ようやく免れる事が出来、 さぁ、これからっと、言う時に、…
今朝、早朝に見回りをした時は、まだ、動いていたのですが、… その後、堀下が換水をせずに、ぐずぐずしている間、…水温上昇と共に、命を落とした様です。
”変だ!…妙だ!”…と、思った時には、すでにこと切れており、 時間が経っていたのか、硬直まで起こっておりました。
綺麗な塩水に彼女を入れ替え、エアーをかけて、 約半日ほど様子を見て見ましたが、…
二度と、息を吹き返すことは有りませんでした。
※ 浮上性の転覆症状から立ち直り、水底で何とか泳いでいる”リップ”
※ ”たんたん” 同様、計量カップの中に入る事を覚えた”リップ”。 カップから出たり、入ったりし、自分で動くことで血行が良くなって行き、 ケロイドは、最近では全く見られなくなった。
今は、団地の共用廊下の”あさがお”の咲いているプランタの中で、 静かに眠りについております。
あの子の病状に関しましては、 いろいろと複雑な状況が絡んでおりまして、…。
まず、一旦、他家へ貰われて行ったものの、 一年後には、転覆気味になり、”たんたん” 同様、我が家の古巣へと戻ってまいりました。
あの子は、”らんちう親魚”の産んだ子の中で、 2回目の産卵で、誕生して来た子です。…”たんたん”は、確か5回目か6回目あたりでした。
其の翌年に、”ラッキーズ” が、誕生して来たのですが、…
この初期飼料に恵まれた、”ラッキーズ” とは違い、 初期の頃に繁殖した子らは、…余り免疫の強いとは、お世辞にも言えない子ばかりでした。 そんなこんなで、…一旦は、他家に貰われては行ったものの、 ふつーのお魚で有ったら、別になんてことは無い事でも、 少々、免疫が低かったり、…体質的にも、形質的にも難有る子は、
何かにつけて、転覆し、ひっくり返り、…その都度、機能低下を起こして、 元には戻りずらくなって行きます。(言い訳をしているわけでは有りませんが、…。)
我が家に戻って来た時、”リップ” は、 お尻が浮いた状態で、まず、このままでは、屋外での冬越しは出来ないだろう、との配慮から、 我が家へと戻して頂いたのですが、…
あれ以来、…
本人も、そこのところを分かっていた様で、 水作器のチューブと、水槽の間に挟まって、 自分の体を浮かない様にと工夫をしていたようですが、…。
その後、… 今年になって、5月の声を聞くにあたり、堀下は、…
”金魚ヘルペス” に罹患して、屋内、サッシの内側で養生していた”もりぞう”を ベランダの大型プランタへと移動させ、…
今まで、彼の入っていた55センチ水槽へと、”リップ” を移動させることにします。(6月始めの頃。)
画体の大きなリップには、 転覆症状を治すためにも、有る程度の運動が出来る大きな水槽が必要でした。
もちろん、イソジン消毒の上、ハイターでも消毒をし、 中和剤で中和してから、日光で、まる一日屋外の天日干し迄し、消毒をしたのですが、…
今、考えると、日光消毒が、やや甘すぎたのかもしれません。
堀下が最初に、あの子が、 もしかしたら、”金魚ヘルペス” に罹患しているのではと思った根拠は、
55センチ水槽に移動してから三日後に、容態が急変をし、
”転覆をしてしまったからです。”
併し、…あれだけ、消毒をしたのに、…
まさか、…それでも感染するとは、到底思えず、…
その時は、その”まさか” と言う、不安な思いを、自分で打ち消していたのですが、…
その”まさか” と言う思いが、 ここ最近、またもや頭をもたげる様な事が起こります。
それは、”リップ” が転覆をし、腹部にケロイド斑を作った時も、 転覆から回復し、…水底へと潜れるようになったばかりか、 活発に動くようになって来た時でさえ、…堀下の眼を釘づけにし、不安な気持ちにさせたのは、、
あらかじめ、…
此の事は、必ずしも”金魚ヘルペス” に限った事ではないと断ったうえで、 初めて、申し上げる事ですが、…
堀下の心を、いつも不安な気持ちにさせたのは、
彼女の、両鰓の色が、段々褪せて、 鮮紅色から、血が滲んだ様な透明な赤色へと変貌を遂げて行った事に有ります。
其の色には、見覚えが有ります。 過去、あの悪魔の為に、落ちてしまった数尾の”丹頂” たちが、… 落ちて行く前に、そうなってしまっていたからです。
先ほど、鰓の中を確認して見た処、 かなり、色が退色し、…薄くなっていた事が分かりました。
これは、必ずしも、”金魚ヘルペス” に限った事ではないと言う前提のもと、 彼女の最近の様子を、堀下がここ最近行った事を交え、
今後の皆さまの金魚飼育の参考にして頂けるよう、 事実を曲げることなくお伝えして行こうと思います。
※、次回へと続く、…。
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