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一面に実っている白花イチゴを摘み採ろうとしたことは何度かあり、その度に時間と手間の割には収穫量が増えないことと、きのこが気になって諦めていました。 今年のイチゴの実りは充実していて、気温の変化が緩やかな為か三週続けて歩いても真っ赤な粒が減る気配がありません。 ハナビラタケもいくらか採れたので、今回こそはイチゴ摘みに励むことに。 足腰が疲れているので同じ姿勢でいる事がきつくて、さらに甘い匂いに誘われるのか虫達がまとわりついてきます。 「イチゴ摘み」という言葉からイメージされるのとは程遠い、根気仕事になりました。 持ち帰って先ずは見て楽しむことに。 時間をかけるごとに傷みが進んでくるので、早々にヘタを取りのぞきます。 指先を赤く染めて約一時間もかかってしまいました。 強く掴むとつぶれてしまうので、優しく優しく扱わねばなりません。 しばらく塩水につけてから洗い、砂糖をまぶして三時間ほど置いてから火にかけます。 灰汁を取りながら煮詰めて、形が残るようにコンフィチュールに仕上げました。 摘み採りから仕上げまで、どれほどの時間を要したでしょうか。 「ふぅ~、もう作らない」とつぶやいてしまいました。 そのお味は・・・。 「こ・れ・は、美味しい~」 体の中にすーっと沁みこむような、雑味がない上品な味わい。 格別の風味に感動しましたが、手間と出来上がりの量を考えるとこれっきりかも。 何年も考えていた事を、やっと完結することができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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