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1997年の映画、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』。
ストーリーはもうすっかり忘れたので、ざっくりしか書けませんが。 主演のオーストリア人登山家役ブラッド・ピットと、登山家仲間で親友の男性が、いろいろあって、チベットに逃げてきて7年間を過ごす話(ざっくりすぎ)。 その7年のうちの、ある冬のシーン。 チベットでかくまってくれた、ある一家の娘とブラピ達が、湖に張った氷の上でスケートをしていました。 ブラピが娘に注目されようと、自分がいかにスケートがうまいかを、スイスイと得意気に滑って披露している間、その子に手とり足とりスケートを教えていた親友の男性。 その後、娘と結婚してチベットに残ることを決意した親友と別れ、一人母国に帰ることになったブラピ。 15年前にこの映画を観たとき、男としての勘違いを正してもらえました。 15年経った今、その学びを実践できるようになったかどうかは別として、今だからこそ気づいたこともあります。 誰かの手をとれるのも自分なら、最後に自分の手をとれるのも自分だけ。 確か、ブラピは奥さんほったらかして山登りに夢中になりすぎ、チベットに離婚届が送られてきてもいたはず。その後、想いを寄せた娘は、親友を選び。 当時は「ブラピ、おまぬけすぎ。」としか思えませんでした。 そんなおまぬけだったりしょうもなかったりする、自分の手をとれるのは自分だけ。 例えば大切な人に「あなたを看取るのは悲しいから嫌。看取られたい」と言われれば、その人より一日でも長く生きてあげたい。 逆に「あなたを看取りたい」と言ってくれたその人が、もしも病弱だったら、何とかして一日でも自分より長生きさせてあげたい。 看取るか先に旅立つかは分からないけれど、どちらにしても最後には、誰でも自分で自分の手をとっていくしかない。 その先はたぶん、あなたも私もなく、みんなひとつだとは思うけれど。 スケートシーンしか覚えていないのですが、もっととっても壮大でよい映画だったはず。もう一回観てみようかな。 新たな学びを胸に、もうじき「44・イヤーズ・イン・ジャパン」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月02日 08時20分24秒
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