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カテゴリ:宮島
こんにちは!錦水館の上甲です。今日は宮島にまつわるお話を、ちょっとフランクに、そして深掘りしてお届けします。今回のテーマは「嚴島神社の神紋」。観光に来られる方々にとっても「へぇ〜」と思ってもらえるような話題ですので、ぜひ参考にしてくださいね。 宮島と嚴島神社の神紋って?嚴島神社といえば、あの美しい大鳥居と共に、厳かで歴史ある神社として有名ですよね。でも「神紋」について詳しく知っている方は少ないんじゃないでしょうか? まず、神紋って何?というところから説明しますね。神紋は、いわば「神社の家紋」です。家紋が家族や一族を象徴するマークであるように、神紋はその神社を象徴するものなんです。これが何とも奥深いんです!嚴島神社の神紋は「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」という名前で呼ばれています。 「ん?何それ?」という感じですよね(笑)。ちょっと難しい漢字が並んでますが、ここから詳しく解説していきますよ。 神紋のデザインの由来この「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」というデザイン、実は由来にいくつかの説があるんです。歴史や神話が絡んでいるから、どの説もすごく興味深いんですよね。 1. 御床神社の岩盤の裂け目から名付けられた説まず最初にご紹介するのが、御床神社にまつわる説です。宮島には「七浦めぐり」というツアーがあって、船で宮島の神社を巡ることができるんです。年に数回しか行われない特別なツアーなんですが、その中でしか行けない場所の一つが、御床神社。なんと、ここは海からしかアクセスできないんですよ! で、その御床神社が鎮座する場所に大きな岩盤の裂け目があるんですが、その形から嚴島神社の神紋が生まれたんじゃないか、という説があるんです。自然の力が神紋に影響を与えていると考えると、何だかロマンがありますよね。 ちなみに御床神社の祭神も、嚴島神社と同じ三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)なんです。この辺りも歴史的に重要なポイントです! 2. 宗像三女神から名付けられた説次に、もう一つの説をご紹介します。この説は、神紋が嚴島神社の御祭神である宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)に由来するというものです。 そもそも、亀甲(きっこう)という形自体が「神の永続性」を表していると言われています。そして、その亀甲の中に剣花菱(けんはなびし)という形があり、これは神様が宿る依代(よりしろ)を意味しているんです。 出雲大社の神紋と似ているところがありながら、嚴島神社では三つ並んでいるのが特徴です。これも、三女神を象徴しているという説なんですね。 宮島は島全体が神聖な場所ここで少し話が変わりますが、そもそも宮島は「島全体が神」として古くから崇められてきた場所なんです。日本の歴史の中でも、自然崇拝や山岳信仰が根強い地域がありますが、宮島はまさにその象徴的な場所。 ですから、嚴島神社自体も単なる観光スポットではなく、その島自体が神聖なエリアにあるということを覚えておくと、より一層感動が深まりますよ! ちなみに、神社の歴史や成り立ちを知ってから観光すると、見えてくる景色が全然違います。たとえば、「あの鳥居の向こうにこんな深い意味があるんだな〜」なんて思いながら見ると、より一層心に響くんです。 神紋から学べることさて、ここまで嚴島神社の神紋についていくつかの説をご紹介しましたが、実際のところどれが本当かというのはハッキリしていない部分もあります。でも、それがまた歴史のロマンであり、神秘的な部分ですよね。 ただ、間違いなく言えることは、神紋や神社の歴史を知ることで、ただ観光するのとは違った視点で宮島を楽しめるようになるということです。 たとえば、次に嚴島神社を訪れた際には、神紋に注目してみてください。そして、その神紋が持つ意味や背景をちょっとでも思い出してもらえると嬉しいです。「あの亀甲の形ってそういう意味があったんだな」とか、「三女神を象徴してるんだな〜」なんて感じで。 宮島の観光をもっと楽しく!今回のブログでは、神紋という少しマニアックなテーマを取り上げましたが、こうした知識を知っておくと観光がもっと楽しくなりますよ。宮島には他にもたくさんの歴史的な背景や神話が絡んだ場所があるので、ぜひ色々と調べてみてください。 そして、宮島にお越しの際は、ぜひ錦水館にも立ち寄ってくださいね!私たちスタッフが心を込めてお迎えいたします。 最後に、もしまた何か宮島についての質問があれば、気軽にお知らせください!こうしてブログで取り上げて、皆さんの観光がもっと充実するようにお手伝いできればと思っています。 それでは、次回のブログもお楽しみに!宮島でお会いできるのを楽しみにしています。
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最終更新日
2024.09.28 09:00:18
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