きらめき星 @ オーストラリア

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• English today Jan 5 2014 feel sorry

  明けましておめでとうございます。あまりブログは定期的には更新してませんが、自身の備忘録的意味もあり、不定期には更新していく予定です。 さて、 似たような言い回しで微妙に違う意味になる表現。最近まで混同してました。feel sorryは、相手に同情するfeel badは、心苦しい、ばつが悪いという意味になります。何か悲しい話やニュースを聞かされたときに、相手に同情を示したいときはfeel sorryと言えます。また、相手の予想以上の親切にたいしていささか恐縮しているとか、意図せず相手に無理をさせてしまって申し訳ないな、と思うときはfeel badになるかと思います。もちろん明らかにこちらが何かミスをして、それで相手に負担がかかったというのであればI'm sorryだと思いますが。他にfeelを使った表現としては、feel well/good　気分がいい、体調がいい not feel well/good　 気分が良くない、体調が良くないfeel sick/ill　体調が悪いfeel low/down　落ち込んでいる、憂鬱だ（両者ともほぼ同じ意味ですが、lowは”がっかりした”、downは“憂鬱だ”というニュアンス？）正直well/goodの区別、low/downの区別は確実ではありません。ひとによって　違うような？ 

  2014.01.05

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• スペイン語と英語

  最近スペイン語を勉強していて、英語とスペイン語の共通性についてあることに気がつきました。英語はラテン語から非常に多くの語彙を借入しています。そしてスペイン語はラテン語から派生した言語です。よって英語とラテン語の語彙に似ているものが多いのは聞いていましたし、想像に難くないですが、似ている部分と似ていない部分に傾向があるのですね。 ・日常使うような基本的な語彙については共通性が少ない。スペイン語 / 英語frio / cold　寒いcalor / hot　暑いinvierno / winter　冬verano / summer　夏casa / house　家silla / chair　椅子cama / bed　ベッドhermano / brother　兄弟hijo / son　息子mujer / wife　妻prima / cousin　いとこtio / uncle　甥amigo / friend　友達huevo / egg　卵fresa / strawberry　いちごleche / milk　牛乳naranja / orange　みかん もちろん似ているものもありますが(madre/mother, padre/father, etc.)、似てない場合が多いです。  ・一方、抽象性の高い語彙は共通性が高い。vocabulario / vocabulary　語彙diccionario / dictionary　辞書quimica / chemistry　化学fisica / physics　物理学historia / history　歴史medicina / medicine　医学directora / director　マネジャーsecretaria / secretary　秘書vacaciones / vacation　休暇informacion / information　情報nationalidad / nationality　国籍localizacion / location　位置 こちらもすべてとは言いませんが、似ていることが多い。  なぜかですが、日常的な語彙というのは必要性が高いですからその言語が生まれた初期から存在していると思われます。なのである言語にあって別の言語に存在しないということはあまりありそうにありません。よって借入する必要がない。さらには、使用頻度も高く幼いころからなじんでいますから、他言語との置き換えに対して抵抗がより強く、置き換わりにくいためと考えらえれます。もう一つは歴史的な経緯で、ラテン語文化圏（ローマ帝国）は英語文化圏（当時のゲルマン語文化圏）よりも先に高度な文明を築きました。そのため多くの抽象語彙（法律、科学技術、交易、社会階層などなど）が発達したと思われます。英語文化圏が自分たちの文化を発達させようと思っても、これらの語彙はもともとの英語にはありません。なのですでに豊富にそのような語彙を持っているラテン語（実際にはフランス語を通じて、ですが）から拝借したのです。実際のところは、語彙だけ借りたのではなく、概念そのものをラテン語文化圏から学び、それと一緒に語彙も取り入れたということだと思います。 言語から、過去の歴史を感じることができて面白いです。 *追記*naranja / orange　蜜柑　はたぶん同語源ですね。英語もスペイン語もラテン語も多素をたどれば同じ言語と言われています（インド・ヨーロッパ祖語）ので、似ている理由がラテン語からの借入のためなのか元から似ているのか僕の現在の知識では判別できませんが・・。

  2013.08.25

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• Autopoiesis

  オートポイエーシス(autopoiesis)という言葉をなんとなくは知っていましたが、真面目に調べて考え出すと思ったより奥が深そうで、まだまだ勉強不足だなあと痛感。というか、気がついたのは自分のバックグラウンドはなんだかんだいって物理・理論化学に近くて、生物学関連の概念についてだいぶ疎いということが分かってきました。物理・化学やってたら大抵の科学のネタはついていけると思っていたのですが、必ずしもそうではないですね。ただ生物学系の概念はしばしば、純粋に科学的な用語としては存在せず、哲学や心理学、宗教との結び付きを感じさせます。生命現象という非常に複雑な現象を相手にしているからであり、複雑すぎて物理学のように要素に還元できないからでしょう。そもそも個々の独立した要素に還元することはできないとも想定されます。そしてそのような傾向から、徹底した要素還元主義の立場から見るとどこかいかがわしい印象を与えるのだと思います。よく見られるのが「個々の要素が独立して振る舞うのではなく、互いに影響しあい、全体として一つに統一された現象として現れる」的な言い回しで、具体的にどのような原理で統一された現象になるのか一言も述べていないわけです。分からないからそう言っているのでしょうがないのですが、結局その原理の部分は、それっぽいことを言ったもん勝ちになってしまい、宗教などが入り込む余地がここにあります。化学は物理学によって理論的な基礎はある程度解明されているのでそれほど乖離を感じないですが、化学と生物学の間には依然として大きな溝があります。科学者はこの溝を埋めようとがんばっています。その溝が埋まる日は21世紀の間に来るのでしょうか？

  2013.08.15

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• ここ最近

  スペイン語の授業で何人かの人と友達になり、彼らとスペイン・フィルム・フェスティバルに出かけてスペインの映画を見てきました。僕らはまだSpanish 101で初心者レベルなのですが、次の102でもまた一緒になりそうです。少しずつ生活が変わってきているような気がします。

  2013.07.13

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• Abbeys

  シドニーのcityにAbbeys Bookstoreという本屋があり、語学関連が非常に充実しています。そこに最近親しくなったペルー人の友人と行ってきました。自分が受けているラテン語の教室のとなりで日本語の授業を受けていた彼と偶然仲良くなり、色々話していると世界中のあらゆる言語に並々ならぬ興味をもっていることがわかりました。覚えたての日本語で「言語おたく」と自称していました。笑彼曰く、家の本棚は各種語学書で埋まっていると。これまでに20ヶ国語に手をつけたそうです。もちろんペラペラというのでなく、あくまで基礎をかじった、というレベルですが。ただ、何事であれとことんのめり込んでいるというのは、僕は好きです。 で、Abbeysで古本の安売りやっているので二人で物色しに行きました。僕はスペイン語の手ごろな文法書を探していたのですが、彼はとりえあず目に入った本を片っ端からチェックし、最終的に6冊も買ってました・・（主にフランス語関連）。僕はスペイン語の本と、たまたま日本語と日本文化について書かれた英語の本を発見し、面白そうなので買ってみました。英語で書かれた日本の本は、まるで自分が外国人として日本という国を眺めているような気分になり、色々考えるネタになるので時々読んでいるのです。ではでは。

  2013.06.29

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• English today 28/6/13　逆だ。

  英語の個人レッスンを受けているのですが、そこで習った表現をいくつか。  1. 本、書類などの向きがひっくり返っていて逆な場合、other way around.と言えます。正式な文章としてはIt's the other way around.となりますが、上記の省略版で基本済ましているようです。 2. 日本語のざまあみ見ろ！にあたる表現があります。Serve you right!なんでこういうのかはいまいちよくわかりません・・。  3. 乗り物酔いですが、アルクで調べると色々出てきます。motion sickness / car sickness / air sickness / ...しかし、とりあえずオーストラリアではtravel sicknessが最も一般的っぽいです。travelには車も電車も船も飛行機も全部含まれます。薬局に売ってる薬にもたしかにtravel sicknessと書いてありました。 4. それは思い込みだ、という意味の表現があります。It's in someone's head (that S + V)うまい使用例が見つかりません・・。   5. 自分へのご褒美、にあたる表現。treat myself to somethingtreatにはおごるという意味があり、その相手がmyselfなので自分で自分にご褒美をあげる、という意味になります。

  2013.06.28

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• 海外に住むということ

  こっちにきて2年ほど経ちました。 やはり長く過ごせば過ごすほど色々考え方や感じ方が変化してきているような気がします（自覚していない部分の方が多いと思われますが）。 よくある短期語学留学だと1ヶ月とか2ヶ月位ですが、この程度だと文字通り観光旅行で終了だと思います。もう少しがんばって半年～1年程度だと観光気分は抜けてもう少し海外という現実を客観的に見れるようになるでしょうが、それでも何となくなじんできたかなという位でちょうど終了となってしまう気がします。そしてこの段階ではまだ海外は自分にとってあくまで非日常であり、いい経験だったな、という位の印象に落ち着くように思います。2年も経つと非日常という感覚が抜けてきて、海外、というかオーストラリアにいるという事実の方が日常になりつつあり、日本に行くことが非日常化しつつあります（もちろんまだたかが2年ですが）。自分の母国とその外である海外、という分け方ではなく、日本という国と、オーストラリアという国でそれぞれ人生を送り、それをベースにしてさてこれからどこで何をしようという感覚になってきているような気がします。 海外に出たという点だけをとれば僕のとった行動は多少は大胆だったのかもしれませんが、僕は決して特別外向的でも社交的でもありません。英語も聞くのも話すのもうまくありません。この2年間人間関係の構築と維持が最重要課題であり続け、ぶっちゃけ大してうまくいってません。今も毎日悩んでばかりです。しかしそれでも毎日英語で誰かしらと多少なりともコミュニケーションをとり、学会で英語の口頭発表を数回行い、セミナー等に参加してなんとか1回はがんばって質問してみたり（他のPh.Dは留学生でもしゃべりだしたら止まらない人なんてざらです）、飲み会等の社交イベントになるべく顔を出してみたり（文化・言語の壁でヨーロッパ系とアジア系はどうしても分かれがちなのですが、あえてヨーロッパ系の中に混じってみたり、居心地は決してよくないです・・。そして彼らの巧みな英語に付いていくのは非常にしんどい。）それでも少しずつはつながりもできてきます。相手もある程度日本に興味をもってくれていると関係が築きやすいのは当たり前ですが事実です。日本にいたこともある台湾出身のスタッフがとても親しく接してくれたり、言語交換(language exchange)で何人かのオージー（オーストラリア人のこと）と知り合いになりました。日本に関係がなくとも、同じ研究室のギリシャからの留学生と生命の起源について意外と突っ込んでディスカッションできたり、その彼と他にチュニジアおよび中国からの留学生とみなで中華料理食べに行ったり（みんな食べ方が分からないと適当に調味料加えまくったり別の料理と混ぜてみたり、たぶん連れて行ってくれた中国の彼からしたらありえない行為をしまくっていたと思うのですが、これは外国人の強みですね。笑） 最近は大学以外にも活動を広げる目的で、前々から興味のあったラテン語および英語の歴史の講座を受講し始めました（コミュニティ・カレッジのようなもの）。すんなりではないですが、ちょっとずつ他の受講生と交流できるようになってきました。ラテン語は人気がなくて6人しかいないので質問しやすくていいです♪ ラテン語以前に英語力に問題があるは僕だけですね。先生もそれをわかってか時々気にかけてくれているような気がしないでもない。副作用は同じ階に日本語講座が開講されており、そこの受講生とも仲良くなったことですね。さらには学会でもうすぐスペインに行くという理由もあり、思い切って最近スペイン語も始めました。ラテン語とはまたまったく別の多くの人たちが集まっており、刺激になります。曲がりなりにも2年間過ごしているせいか、多少はコミュニケーションをとれている実感があり、なんか自分の世界が広がっている気がします。そして少しずつですがオーストラリアでの生活が定着しつつあるような気がします。（今習っているラテン語やスペイン語の授業を日本語で受けることを想像するとかえってへんな気持ちになります。最初から英語で教わっているので英語でないと気持ち悪い、位の感じです・・。） ここで比較ですが、最近ドイツから来た留学生は、そもそも彼女がオージーであり、大学入学以前にすでに一緒に4ヶ月シドニーに住んでいました。ドイツでバンド活動をしていた彼はこっちにくるとさっそく適当なバンドをみつけてこっちでも活動を始めました。英語もすでに問題ない程度に話せる上にヨーロッパ系である彼が他のヨーロッパ系の学生となじむのに1週間もかかりませんでした。ぶっちゃけ僕が2年間かけて築いてきたものは彼にとっては1ヶ月程度で達成できるものかもしれません。そして残りの1年11ヶ月、彼は存分に研究に没頭することができます。うらやましくない、とは言いませんが、自分は自分でいいと以前より思えるようになってきました。少しずつでも自分の英語も含めたコミュニケーション能力が向上してきたからかもしれません。底の方から少しずつ上がってきているところかなと思っています。いったん下まで行ったのなら、あとは上がるしかありませんから！ 今年の3-6月まで化学実験のチューターをしていました。学生は僕のつたない英語にときどき苦笑・失笑していましたが、それでもちゃんとついてきてくれました。先週ようやく実験がすべて終了したのですが、そのうちの何人かから飲みに誘われたり、またはfacebookの友達申請を受けました（この辺の垣根の低さは日本とは違うなと思います）。ある生徒の一人が自分にこんな言葉を書きこんでくれました。"Hello my awesome lab demonstrator, Yosuke!"（awesome: 素晴らしい）（demonstrator: チューター）こっちは感情表現が豊富ですから、向こうからしたらなんてことない書き込みだと思うのですが、なんかとてもうれしかったです。 これからもがんばります！

  2013.06.08

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• English today 080613 hope & wish

  hope と wish の意味の違いが結構難しいです。。色々聞いた結果としては、I hope ・・・”思う”I wish ・・・”願う” というニュアンスの違いがあるようです。hopeの場合は自分の心の中でそうであってほしいと「思う」のに対して、wishの場合は「願い」を相手にプレゼントとして渡す、みたいなイメージがあるようです。誕生日のときのよくあるメッセージとしてI wish you a happy birthday.がありますが、この文でhopeは使いません。 文法的にはhopeの後には文なり名詞なり必ずなにかしら目的語がつく必要があり、I hope so.はOKですが、I hope.だけでは意味をなしません。対して、I wish.はそれだけでも文として成立します。 完全に理解したわけではないですが、とりあえずこんな感じです・・。

  2013.06.08

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• 名前

  他のPh.D学生と人の名前の話をしていて、面白い展開になったので書きます。 最近うちの研究室に入ってきた学生の名前がSophia（ソフィア）というのですが、同僚のギリシャからの留学生がSophiaという名前はギリシャでもとても一般的だよ、というかsophiaはそもそもギリシャ語起源で「知恵」の意味だ、という話をし始めました。すると、一緒に話をしていたチュニジアの学生がアラビア語圏でもSophiaという名前があるとのこと。ただしアラビア語では「信心深い」という意味になるそうです。で、ここで、あー日本にもあるある、とはさすがに言えず、文化的な距離を感じてしまいましたがそれはさておき、今度はチュニジアの学生がギリシャの学生にあなたのKonstantinos（コンスタンティノス）という名前はどういう意味だと聞きました。（普段は長いのでコスタスとみんな呼んでいます）僕が、昔存在したビサンティン帝国の首都コンスタンティノープルから来てるんではないの？と言うと、確かにそうである、しかし実はさらに古い起源がある、とのこと。すなわちもともとは古代ローマ帝国の皇帝コンスタンティノス1世の名前に由来します。彼は4世紀初頭(313年)にキリスト教を初めて公認したことで有名です。そうだったのかーと思っていると、チュニジアの学生が300年というとずいぶん最近の話ねー、ムハンマドの誕生より遅いわ、とよく分からないことを言い始め、コスタスと一緒にそれは違うと思うが、と指摘しました。だってムハンマド（イスラム教における予言者）の誕生は西暦で6世紀後半のことです。チュニジアの学生はしばらくあれれ、と考えたあと、ああ、自分はイスラム暦で考えていた、ごめんごめん、と謝りました。なんてこった！とちょっと爆笑。イスラム暦（ヒジュラ暦）はムハンマドがマッカ（メッカ）からマディーナ（メディナ）に本拠地を移した622年を元年として年を数えます。なので300年というと西暦900年になってしまうわけです。マディーナへの移転というこの出来事はアラビア語ではヒジュラと呼ばれています。うろ覚えだったので僕がヒジュラで合ってたっけと確認すると、そうそうよく知ってるわね、との返事。ついでに君のSoumayaという名前には何か意味があるのかと聞くと、「小さな空」という意味だそうです。名前のどの部分か分からないですが、「小さい」を意味する接頭語/接尾辞が入っていて、女性の名前にはよくあるのだとか。日本で女性の名前に「子」が入るのと同じ感覚かなと思います。で、最後にじゃあ君（僕）の名前はどうなんだいという話になり、全体としてまとまった意味があるわけではないが、一つ一つの漢字には意味があると。一つ目は「海、大洋」で、二つ目は「助ける」であると。無理矢理こじつけるならhelpful like an Ocean（大洋のごとく頼りがいがある）かなー、ははは（苦笑）、で雑談は終了しました。 長々と書きましたが、ちょっとした雑談の中に、色々な歴史がぼんぼん出てきてとても面白かったのと同時に雑談の難しさについても考えさせられたのです。たかが名前についての会話ですが、ある程度の背景知識を持っていないと雑談に積極的に関わることができないということです。まず、ソフィアがギリシャ語起源で「知恵」の意味であること。これは彼が言う前から知っていました。わりと知られているネタです。次にビサンティン帝国について何がしか知っているか。その首都がコンスタンティノープルであることなど。ちなみにコンスタンティノープルは現イスタンブールです。古代ローマ帝国のことをどこまで知っているか。もともと多神教だったローマが途中からキリスト教に代わったこと、その契機になったのがコンスタンティノス1世です（変わったことは覚えていましたが名前は忘れてました）。チュニジアの学生の年代についての発言になんか変と思えるか。イスラム暦の存在を知っているか。ヒジュラについて知っているか。 学校で世界史の授業をなんとなく受けていたときはこのような知識が役に立つ日がくるとは夢にも思ってなかったですが、くるもんなんですねー。そして、学校で習ったあらゆることには意味があったのだといまさらながら気が付きました。感謝。ただそれをどれだけキープできるか、さらには自分で深められるかも非常に大事です。

  2013.05.25

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• 25/5/13 English today No.4　on the way

  on the wayを使った表現が色々あります。Spring is on its way.もうすぐ春です。 I saw a strange bird on the way home/back.帰宅/戻る途中で変わった鳥を見ました。 The word is on the way out.その単語は廃れつつある。（使われなくなりつつある） などなど。

  2013.05.25

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• English today 25/5/13 No.3　might be wrong

  授業中、当てられて答えに自信がないとき、I'm not confidentでもいいのかもしれないですが、ある生徒が言っていたのが、Might be wrong.間違ってるかもしれません。日本語でも同じこと言ってたかもしれないですが、忘れてました。 あとは先生の言ってることが聞き取れないときに、だれもcould you please repeat the answer?なんて言ってませんね。。あっさりCan you say that again, please?と言ってました。 また、ある生徒が先生の板書を書きうつして、それをI copied it down.と表現していました。write down, note down でもいいのかもしれないですが、copy downは知りませんでした。”メモった”というより”まる写しした”という感じがしますね。 ではでは。

  2013.05.25

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• English today 25/5/13 No.2　暗くないですか？

  授業中、先生のいるところだけ電灯がついてなくて生徒が言ったのが、You're in the dark area, aren't you?暗くないですか？ なるほど～。

  2013.05.25

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• English today 25/5/13　今何ページ？

  たとえば授業中、今何ページをやっているのか、今どの章の説明をしているのか聞くとき何というのか聞いていたのですが、What page/chapter are we?What page/chapter are we up to?と言っていました。up toはちょくちょく出てくる表現で、What are you up to?と言うと、今何してるの？/今から何するの？　という意味になります。

  2013.05.25

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• 英語の語彙の増大

  今から1600年ほど前の古英語から始まって、英語はたえず変化し続けてきました。大きな変化は3つあり、まずは597年のキリスト教(Christianity)の到来とそれに伴うラテン語(Latin)の侵入で、このとき多数のラテン語の語彙が英語に導入されました。続いて787年から数百年つづくバイキング(Viking)の襲来で、彼らの言語である古ノルド語(Old Norse)の語彙が英語に入りました。3番目は1066年のノルマン・コンクエスト(Norman Conquest)で、ノルマン人に支配されることとなった結果、支配階級の言語であるフランス語(Old French)が大量に英語に導入されることとなりました。ブリテン島(Britain Island)へのアングロ・サクソン人(Anglo-Saxons)の到来(449AD)からノルマン・コンクエスト(1066AD)の間を古英語(Old Enligsh)、1066年からチューダー朝(Tudor period)が始まる1485年までを中英語(Middle English)、1485年からおよそ1650年辺りを初期現代英語(Early Modern English)、1700年以降を現代英語(Modern English)と呼びます。（年代は便宜的なものであり、もちろん言語の変化はもっと連続的なものです。） 各時代に様々な言葉が英語の中に入りました。例を少し載せます。適当に読み流してくださいませ。 古英語期の借入古英語直伝（借入でない語）man  word  sleep  good  wife  friend  come  horse  night  sonhouse  go  ox  day  child  home  drink  plough  sun  begindaughter  father  mother  brother  sisterやはり日常用語は現代に至るまで古英語本来の語が多く残っています。 ラテン語由来（キリスト教到来以前）cat  wine  plant  cheese  candle  wall（キリスト教到来後）cap  mat  oyster  mussel  priest  circle  master古ノルド語由来bank  birth  call  guess  loose  leg  lift  window  odd  trust 時には完全に置き換わるのではなく、昔からの言葉と外来語が共存し、現代まで残っているものもあります。英語の語彙の多様性の一因となっています。古英語由来/古ノルド語由来rear/raise  hide/skin  sick/ill  wish/want  craft/skill 中英語期フランス語由来state  government  authority  treaty  tax  noble  princesermon  religion  saint  abbey  miracle  clergycourt  justice  proof  crime  verdict  prison  peace  enemy  armyembroidery  jewel  dinner  taste  beef  pork  fry  boil  roast 再び共存した例古英語由来/フランス語由来 help/aid  freedom/liberty  smell/odour  child/infant古英語由来/古ノルド由来/フランス語由来begin/start/commence ラテン語由来prevent  infinite  private  necessary  polite  comet  equator3者共存の例古英語由来/フランス語由来/ラテン語由来rise/mount/ascend  ask/question/interrogate  kingly/royal/regalfire/flame/conflagration 初期現代英語期ラテン語由来atmosphere  adapt  capsule  mediate  disability  benefitギリシャ語由来tantalise  catastrophe  criterion  thermometer  anonymousフランス語由来bizarre  moustache  explore  ticket  entrance  progressballet  dentist  routine  cartoon  brochure  nuanceちなみに、フランス語由来でも、そのフランス語がもともとはラテン語由来ということも多いです。 イタリア語由来balcony  cameo  design  volcanoaria cantata diva  soprano tempoスペイン語、ポルトガル語経由alligtor  apricot  tobacco  cannibal  potatoアラビア語由来alkali  alcohol  cotton  amber  zero  assassin  magazine 現代英語期フランス語由来tete-a-tete  debris  entree  naive  garage  chef  chicイタリア語由来confetti  al dente  macchiato  linguineスペイン語由来bonanza  canyon  vamooseドイツ語由来rucksack  delicatessen  schnitzel  kindergartenチェコ語由来robot オランダ語由来cruise  buoy  gin  dollarヒンズー語由来bungalow  jungleロシア語由来mammoth  tundraトルコ語由来coffee  fez日本語由来tsunami  sushi  kaizen  wagyu .. おおよその推計では、古英語期の語彙数は50,000、中英語期は2倍の100,000、現代英語の語彙数はさらに5倍以上に増えて500,000 - 1,000,000とされています。しかも現代英語の語彙数に工業用語やサイエンス関連語彙は含めていません。  外来語の氾濫に対して、英語が消えてしまうという危機感から時の知識人たちは警告を発してきました。Our language is in greater danger of being overwhelmed by an inundation of foreign words than of any other species of destruction.(Campbell, 1776)「我々の言語は外国語の氾濫に圧倒されて、他のどの言語よりも危機に瀕している。」 確かにもともとの古英語とはもはや全くかけ離れた姿になっていますが、あらゆる変化を飲みこみ、まったく新しい言語体系として今や全世界中に拡散しています。英語の変化を食い止め、保存しようという運動は何度となくありましたが、すべて失敗（笑）しました。しかし英語はいまも健在です。

  2013.05.18

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• ラテン語の語彙

  ラテン語の初級コースにいるのですが、出てくる語の大部分に英語の対応する語があって、ここまで似ているのかと驚いています。 intrat  "enter"  enterfemina  "woman"  femininenarrat　"tell"  narrateportat  "carry"  portervocat  "call"  vocalvia  "road"  by way ofanxius  "anxious"  anxiousaccedit  "approach"  accessmagnus  "great, big"  magnificentdicit  "say"  dictaterogat  "ask"  interrogatefamilia  "family"  familyconsumit  "consume"  consumenavigit  "sail"  navigate（格とか適当に書いてます。あしからず。） 

  2013.05.18

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• English today 18/5/13 be going on

  勉強した知識で組み立てた英語と実際に話された英語とがあまりに違うのでガビーンとなることがときどきあります。 その1現在Central駅周辺は再開発が進められており、あちこちで新しいビルが建設されています。バスに乗っていて、たまたま視界が開けて新しいビル群が見えたとき、後ろの座席に座っていた20才位の若い男性が一言、So much development's going on! 僕が学校で習った文法の知識を使って、見た景色をがんばって説明しようとしたらたぶん次のような感じ。A lot of new buildings are under construction.とかThere're a lot of new buildings!でしょうか。。 固い表現だけだとどうしても事務的で機械的な説明になってしまいます。developmentの文に至ってはビルと一言もいってないのですが、とにかくなんか前向きな可能性を感じさせる表現で、これは教科書何回読んでも思いつかないです。次回自分で使えるようコピーさせていただきます。笑 ちなみにbe going on はちょくちょく聞く表現で、例えば道路が渋滞で全く動かないときに、（前方は）一体どうなってんだ！？といいたいときに、What's going on!?といったりします。そもそも上記の文でdevelopment抜きで、So much is going on.と言えて、たくさんの物事が進行中である、という意味合いになります。 その2授業中、先生が閉まっていた窓のシェードを開けて、さっと光が教室に差し込んで明るくなったのを受けて、生徒の一人が、Makes a difference! 再び、僕ががんばって何かをコメントするとしたらたぶんこんな感じ。It's so bright! うーん。やっぱり響きが違う。 現在はまだ聞き取れないことがほとんどでコピーのしようもないことが多いのですが、もっと聞き取れるようになったら、より自然な表現を自分の中にどんどん蓄積することができるようになって、さらに上達できるような気がします。

  2013.05.18

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• ことば

  ああ、英語って難しいですね～。文法を覚えてとりあえず言いたいことを英文として組み上げられたらそれでOKかっていうとまったく違うのですから。むしろそこから元の文をとことん崩してよりカジュアルに、にもかかわらずより多くの感情・ニュアンスをこめられるようにしないと心からのコミュニケーションは本当に難しい。ノンネイティブ同士だと固い表現ばかりでもお互いなんにも思わないし、数を重ねればだんだん理解を深めていけます。また、ネイティブであっても相手がある程度こちらに興味をもってくれているならば、こちらのつたない表現でも一生懸命理解しようとしてくれるのでいいのですが、それ以外（けっこう多いです）だと、たとえある程度英語が話せたとしても、固い表現しか使えないと永遠に自分の心は相手に伝わりません。相手もこの人とは分かりあえないとさっさと判断して相手にしてくれません。しかし、そもそもネイティブ並みに英語を操る移民2世などの人たちでさえ、必ずしも人種間の交流は盛んとはいえず、人と人の間にある壁というのはなんと大きいのだろうとときどき悲観的になります。あんまり楽観的な結論が書けませんでしたが・・、とにかく言葉は難し～ということです。

  2013.05.18

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• Seinfeld

  リスニング勉強で、ドラマの"Seinfeld"（サインフェルド）を見始めました。まともなドラマや映画はいまだほとんど聞きとることができません・・。スピーキングの方が最近むしろましな位です。聞き取れるようになりたいなあ。  リーディングは古英語(Old English)・中英語(Middle English)の授業を受けた影響で、いまはチョーサー(Geoffrey Chaucer)のカンタベリー物語(Cantebury Tales)を読んでみたりしてます。あ、原文ではなく現代英語訳です。騎士の話(the Knight's tale)は結構面白かった。リスニング力の弱さとのアンバランスが埋まらない。こちらもどこまで読めるか。 ついでにラテン語(Latin)の授業も受けてみたりしてます。ようやく不定詞(infinitive)を習った位ですが。tandem pueri diligenter laborant; magister constituit fabulam narrare.なんて・・・。どこまでついて行けるか。 クラスで英語のノンネイティブは僕だけっぽいので、ラテン語の前に皆の英語の会話についていくのがかなり大変です。 最近来たドイツからの留学生のビール好きがはんぱないっす。笑 ではでは。

  2013.05.15

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• English today 12/5/13 No.3　分かりました

  人に何かを説明したときや人と会話をしていて、その内容が分かった/分からないという表現が色々あります。 It doesn't make sense.「わかりません、納得できません」という意味です。ただ、直訳は「道理が通っていない」(sense= 道理、筋)であり、会議やプレゼンで発表者に論理が一貫していないと厳しく指摘する場合にも使いえます。なので言葉のもつ強さは文脈によります。itの発音はほとんど聞こえないことが多いです。分からないというのを強調したい場合、It doesn't make any sense.「まったくもって分からない」と言えます。anyにアクセントを置きます。これをプレゼンで言われたらちょっとへこみそうです。それ以外にも何かトラブルが発生して、どうしても納得できないことがありいらいらしているときに「まったくもってわけがわからない」という意味でこれを使うこともできます。わかった場合は、Make sense.と言えますが、先ほどと同じく「道理が通っている」が本来の意味なので、相手の発言を上から目線で吟味しているような印象を与えかねないので、フォーマルな会議等以外ではあんまり使わないかなと思います。逆に教えた側が相手に理解できたか聞くときは、Does it make sense?「わかる？」と聞いたりします。  次の表現です。Do you get it?で「わかる？（わかった？）」の意味です。Do you get the idea?も同じ意味ですが、こちらは何か新しいこと（技術とかコンセプトとか）をゼロから教えて、「なんとなくコツはつかめた？」、「なんとなく言いたいことわかった？」のニュアンスで使います。http://plaza.rakuten.co.jp/kiramekihoshi/diary/201212010000/も参照してください。 教えられて理解できたら、(I) get it. / (I) got it.Iはほとんど発音してない気がします。分からなかったら、I don't get it.です。非常にカジュアルな表現ですが、Gotcha!も「わかった！」、「了解！」の意味でI got youの発音がつづまってなまったものです。ちょっとした疑問に対して答えが出たときに使われることが多いです。例えば、「君の言ってるウェブサイト見つからないんだけど。」「検索ワードのスペルが間違ってるよ。」「Ah, gotcha!」（「ああ、なんだ。了解！」）などです。getを使った表現が一番中立的で問題のない表現かもしれませんが、そのせいか全体的にカジュアルな印象を受けます。  さらに次の表現。I can see your point.「何を言いたいのかわかります」（直訳：あなたの要点を見ることができます）。用法ですが、このように言って相手の発言をいったん肯定しつつも、その後にbutと続けてそれでも私はこう思うといった文脈で使われることが多い気がします。相手の話が要領を得ない場合、意図が理解できない場合にはWhat's your point?「要するに何が言いたいの？」、「どういう意味？」と言えます。君の言いたいことはよくわからんという幾分攻撃的なニュアンスが含まれるように思います。  まだまだあります。（少し長い）説明をしていて相手がちゃんと理解してついてきているか聞きたいときは、Are you with me?「僕のそばにちゃんといる？」と言えます。逆に発言している人にちゃんと話についていっていますと伝えるときは、I'm with you. 「ついてきてます。」と言えます。これは個人的に英語っぽい表現だなあと思います。先日、指導員(tutor)としてある学部生(undergraduate student)に問題の解説をしていたのですが、最初彼女は説明がちんぷんかんぷんだったらしく、"It doesn't make sense!!"といって混乱してましたが、繰り返し教えて最終的に理解でき、"Now I'm with you!"と言っていました。  でここまで書いて、日本で覚えていたDo you understand?ですが、これは聞いたことがありません。こう聞かれると理解する能力そのものを問われていて、馬鹿にされているような印象を受けます。そのため一般には使われないのではないかと。I understand. / I don't understand.もあまり聞きません。ただこちらは言葉の雰囲気は極めて中立的な気がして、額面通り「理解した/していない」を冷静に伝えているように感じます。

  2013.05.12

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• English mail 12/5/13 No.2　workいろいろ

  日本語の「様子を見る」にあたる言葉が英語にもちゃんとあります。少しニュアンスが違うかもしれませんが。see how it works「それがどのように働くか見る」で要するに「様子を見る」です。例えば装置に不具合が発生して修理の結果とりあえず動くようになりました。で、OK! Let's see how it works!「よし、とりあえず様子を見てみよう！」と言えます。ここでのworkはfunction「機能する」の意味に近いです。 workには単に「働く」以外に色々な意味があります。 1. 上記の例と同じfunction「機能する」の意味I tried several medicines, but they did not work.色々な薬を試したけど、どれも効かなかった。 2. be convinced「納得する」の意味A: She performed really good. She's awesome.B: It does not work for me. (=I don't think so.)A: 彼女の演技はとても良かったわ。最高！ B: 僕はそうは思わないな。（直訳：それは僕には作用しない。） 3. スケジュール調整で、その日はOKと言いたいときなど。A: How about next Tuesday?B: It'd (= It would) work for me! (=OK.)A: 来週の火曜日はどう？B: 行けるよ！（直訳：火曜日は機能します。） 

  2013.05.12

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• English Today 12/5/13 No.1 久しぶり

  「久しぶり」という表現について日本を出るまで1) Long time no see.しか知らなかったのですが、他にも色々あります。 2) It's been a while.3) How have you been?4) What have you been up to? など。いずれも微妙にニュアンスが違います（あくまで今のところそのような「気がする」という条件付きであることをご了承お願いします）。  1)はかなり長期間あっていなかった相手に対して使うような気がします。数か月程度だとこれはいわないかも。数年ぶりの再会に良いかも。2)は1)よりはくだけた気がしていて、数か月程度でも使えそう。whileが「しばらくの間」という意味です。何かをするのに少し時間がかかるという文章でもwhileを使うことができます。ただ日本人の僕にはwhileは非常に発音しにくいです・・。3)は1週間～数年なんでもOKそう。というか1), 2)含め他の言葉と組み合わせて使うかな。「今までどうしてた？」という意味です。4)も3)と同じ意味になります。4)を現在完了ではなく現在形にしてWhat are you up to?と言うと「今なにしてるの？」または「今から何するの？」という意味になります。up toの表現はややカジュアルかと思われます。

  2013.05.12

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• Down under

  "Down under"とはオーストラリアもしくはニュージーランドをさす言葉で、多くの国がある北半球(Northern hemisphere)ではなく、その"下"にある南半球(Southern hemisphere)に位置する国だから、というのが由来です。ユーモアをこめて、ときに自虐的に使われることもあります。Men At Work というオーストラリア出身のロックバンドが1981年に発表した"Down Under"は世界的な大ヒットとなり、他の国からややもすると忘れられがちなオーストラリアの存在を世界に示すことになりました。とはいえ曲や歌詞は、そのオーストラリアが他の国から離れていていつも世界の主流から少し遅れていたりずれていたりする哀愁のようなものを感じさせます。（笑） Men At Work "Down Under"http://www.youtube.com/watch?v=MeG-hNXXy6I 

  2013.04.19

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• しらせ

  来週、南極観測船のしらせに乗船することができることになりました。 わくわく。 

  2013.03.15

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• 講演会

  終わったーーー。  

  2013.03.13

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• レクチャー

  来月、とある講演会の講演を依頼されてしまいました・・・。日本人向けで人数も多くはなさそうなのですが、でもやっぱり緊張する～。 宇宙と地球のことを話します。 

  2013.02.20

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• フェルミオンとボゾン

    本を読んでいてなるほどと思ったのですが・・・、 （まずは前置き）この世の中の物質(matter)を構成する素粒子(elementary particle)には2種類ありまして、フェルミオン(fermion)とボゾン(boson)と呼ばれます。我々の体や、石、木、水など具体的な形をとるものはすべてフェルミオンで、対してボゾンはそのような実体をもたず、フェルミオン同士の間の相互作用(interaction)をとりもつ働きをします。ボゾンの最も身近な例は光（正確には光子(photon)）でしょう。一方、フェルミオンは我々自身を含めて身の回りに存在するありとあらゆる物体がすべてそうです。物体を細かくみていくと1個1個の原子(atom)、さらに原子核(nucleus)と電子(electron)、さらにさらに陽子(proton)と中性子(neutron)、もっといってクォーク(quark)にまで分解されます（以下ではフェルミオンはこのような小さな粒子として話を進めます）。 さてこのような原子以下の極小の世界では、我々がいるような大きな世界を支配するニュートン力学(Newtonian mechanics)が成立せず、代わって量子力学(quantum mechanics)という別のシステムが働いています。そのような世界においては、物体のもつエネルギー(energy)や運動量(momentum)といったさまざまな物理量(physical quantity)は特定のとびとびの値しか取ることが許されず、これを"量子化(quantization)されている"と言います。量子(quantum)とは各物理量の基本単位(unit)を意味します。素粒子の振る舞いを記述する（量子化された）物理量はいろいろありますが、その一つにスピン角運動量s (spin angular momentum)があります。角運動量はある物体が回転しているときに、その度合いを示す物理量です。フェルミオン、ボゾンという分類は、このスピン角運動量sの値に拠ります。フェルミオンに分類される粒子はs = ±1/2, 3/2, 5/2, ・・・とすべて半整数(half-integer)の値で、一方ボゾンはs = 0, ±1, 2, 3, ・・・とすべて整数(integer)です。電子（フェルミオン）はs=±1/2、光子（ボゾン）はs=1です。フェルミオンはパウリの排他原理(Pauli exclusion principle)という法則に従い、同一の量子状態(quantum state)（素粒子の存在状態）には1つのフェルミオンしか存在できません。一方、ボゾンにはこのような制約はなく、同一量子状態に何個でも共存することができます。 それともう一つ、量子力学の世界では、粒子は波(wave)としての性質と粒子(particle)としての性質を併せ持つとみなされます(wave-particle duality)。通常、光（ボゾン）は波として振る舞いますが、条件によって粒子のごとくふるまう場合があるのです。一方物質を構成する粒子（フェルミオン）も微視的に見ると波のように振る舞うことが確認されており、波長(wavelength)も計算できます。僕が読んでいる350ページほどの新書を机からそばのベッドの上にポイっとほおると、その時、運動する本の波長は10-35m 位です。（ここまでが前置き） 最近本を読んでいてなるほどと思ったのですが、ボゾンは上記のように何個でも同じ量子状態のものが集合し、同じようにふるまうことができます。だから、我々がいるようなマクロなレベルにおいて、ボゾン（例えば光）は波のようにふるまっている（ように見える）のだと。一方フェルミオンの場合そのようなことがないので、物体の波としての挙動が顕在化することがほとんどないのだと。だから物体と光では感じ方が違うのですね。（本文5行・・）

  2013.02.10

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• ウェブサイト

  サイエンスの話を（基礎から）まともに書きだすとあまりに分量が多くなりすぎ、内容も多岐にわたるため、ブログで時系列に書き下すには極めて不適切です。よって真面目に自分用のウェブサイトを立ち上げたいと思うようになりました。。苦手なんですけどね～。 

  2013.01.27

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  地球最古の物質

  地球に残っている最古の（個体の）物質はいったい何でしょうか？地球が誕生したのはおよそ46億年前と見積もられていますが、現在見つかっている地球最古の（個体）物質は44億年前にさかのぼります。アポロ計画(Apollo space program)で月から持ち帰ってきた石(moon rock, genesis rockとも)は44.6億年前でもうちょっとだけ古いですが、これは地球起源ではありません。※10億年という単位は、地質学ではしばしば1.0Gaと略されます。Gは"Giga"「10億」、aは"ago"「前」の意味です。なので46億年前=4.6Gaです。ちなみにMは"Mega"「100万」で、100万年前=1Ma, 4.6Ga=4600Maとなります。一方、Billion years(10億)やMillion years(100万)を略したByr, Myrという表わし方もあります。厳密な使い分けは不明ですが、地質年代についての話をするときはGa, Ma、対して計測機器による測定データであるとか、～年前ではなく何年間という期間を言いたいときはByr, Myrが使われるようです。 発見されたのはジルコン(zircon)と呼ばれる鉱物(mineral)で（英語で発音するとザーコン）、西オーストラリアのジャック・ヒル(Jack Hills)という砂漠地帯で見つかり2001年に発表されました。ジルコンは化学組成ZrSiO4のジルコニウム(Zirconium, Zrと略す)鉱物で、大きさはせいぜい数百ミクロン（micron, ミリの1/1000の単位）程度です。もともとの母体となった岩石はすでに消滅してしまったものの、ジルコンは熱、圧力、風化(weathering)に対して極めて耐性が高いため、これだけが現在まで残ったのです。 ジルコンの顕微鏡写真  さて、発見場所を見てみましょう。 拡大。右に見えているミーカサッラ(Meekatharra)という町はフィールドワークのときに通りました・・。さらに拡大。ジャック・ヒル 拡大してもあまり景色が変わらないのですが・・。このあたりはとにかく平坦で、日本の感覚では丘(hill)と呼べるようなものは何もないのですが、わずかながら凹凸がところどころにあり、その一つを指しているのだと思います。ジャック・ヒルはイルガン・クレイトン(Yilgarn Craton)という大陸塊の一部で、この大陸塊自体はおよそ2.9-2.6Gaに形成されたものです。その中に、もっと古いかつての大陸(continent)の一部がいろいろ含まれており、ジャック・ヒルもその一つとなります。ジャック・ヒルはすでに何回か調査が行われており、1986年にCompston&Pidgeonが4.0 Gaのジルコンを発見しています。そして2001年Wildeらは4.0-4.4Gaという現在に至るまで最古のジルコンを発見したと報告しました。 (Peck et al., 2001) 図の4,404Myr(= 4.404 million years)というのが44億年前のことです。さらに興味深いのが4,404という数字が出た部分の18Oの同位体比(isotope ratio)でした。前回は12C, 13Cという炭素(carbon)の同位体(isotope)が出てきましたが、酸素(oxygen)も決して1種類ではなく、16O, 17O, 18Oの3つの同位体が自然界には存在します。それぞれの割合は周囲の環境によって変化するため逆に、割合の値からその鉱物が形成されたときの環境を推測することができます。酸素については一般に16Oと18Oの比率を求めます。4.4Gaの部分の比率を求めてみると、通常のマグマ(magma)中より18Oの割合が高い結果となりました。ジルコンはもともと火山活動などによって岩石が高温でどろどろに溶けた後に結晶化(crystalization)することで生成します。マグマ由来のジルコンであればマグマ中の18Oと同じ割合になるはずです。ということはジルコンはマグマそのものではなく、マグマと接触したなんらかの岩石が溶けて再結晶化(recrystalization)したもので、その元々の岩石がマグマより高い18Oの割合をもっていたのではないかと考えられます。岩石と液体の水が低温で相互作用すると岩石中の18O比率が高くなることは既に知られており、「液体の水」で最も確からしいのは海です。すなわち、筆者は4.4Gaにすでに海があったと主張します。これまで4.4Gaはまだ隕石(meteorite)の衝突が激しく、非常に高温でとても液体の水が存在できる環境ではないと考えられていましたが、その通説をつくがえす主張です。ただし、現在のように恒常的に海が存在する必要ななく、隕石の衝突の合間合間に比較的穏やかで温度の低い時期がある程度の期間存在していたのではないかと推測します。 現在の理論では、火星サイズの隕石が衝突して、飛び散った地球の一部が月となったと考えられていますが、その時期はおよそ4.47Gaと見積もられています。今回の発見から4.4Gaにはすでに冷えて固まった岩石の存在とさらに液体の水の存在が想定されることから、我々がそれまで想像していたよりも速く、隕石衝突から7000万年以内に地球は100度以下にまで冷えたのかもしれません。4.0Ga以前の地球に液体の海が存在できるような低温の時代があったという仮説はThe Cool early Earth (CEE)理論と言われていますが、4.4Gaのジルコンの発見はそれを支持する証拠の一つと言えます。 referenceCompston & Pidgeon (1986) Nature, 349, 209-214Wilde et al. (2001) Nature, 409, 175-178Peck et al. (2001) Geochim. Cosmochim. Acta, 65, 4215-4229 

  2013.01.22

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  グリーンランドにある生命？の痕跡

  地球に残る最も古い生命（かもしれないもの）の痕跡はなんとグリーンランド(Greenland)の38億年前の地層(stratum, layer)にあります。しかし実のところ、それが本物なのかについては否定的な見解の方が多く、個人的にもそんな気がしています。が、完全には決着はついていません。以前一言だけふれました。http://plaza.rakuten.co.jp/kiramekihoshi/diary/201211170000/（一番最後の段落）  グリーンランドはデンマーク領の大きーーな島です。生命？の微化石(microfossil)の発見場所は島の南東部にあるグリーンランド最大の都市であるヌーク(Nuuk)の周辺に2箇所知られています。余談ですがヌークにはグリーンランド大学があります。経済、文学、神学(theology)などが学べます。授業は基本的にデンマーク語ですが、一部イヌイットの言語（グリーンランド語(Greenlandic)）での授業もあります。学生150人に教授陣が14人。興味のある方はどうぞ。笑  グリーンランド 微化石の発見場所に接近します。 」（ここまで図ですよー。白いところは全部雪でーす。）緑印が1つ目の場所です。ヌークの北東150km位のところにあります。(Whitehouse & Fedo, 2007)同じ場所の地質図(geological map)です。調査地は図右上のイスア・グリーンストーン・ベルト(Isua Greenstone belt)で約38億年前の地層です。イスアは地名、グリーンストーン・ベルトは始生代(Archaean)～原生代(Proterozoic)にかけて見られる、熱や圧力によって変成(metamorphism)した火山岩(volcanics)や堆積岩(sedimentary rocks)のことを指し世界各地で見つかっています。変成作用によって緑色に見えるためこう呼ばれます。 もっと拡大。」白いところは雪。薄いグレーは湖。さらに拡大。 こんな感じ、らしい。（←行ったことないので） 1979年にPflungとJaeschke-Boyer（人名読めません・・）により微化石の報告がなされましたが、現在では変成作用による見掛け上のもので生物由来ではないと考えられています。その後1999年にRosingにより微生物サイズのグラファイト(graphite)粒子が見つかり、その中に含まれる炭素(Carbon, しばしばCを略す)の同位体比(isotope ratio)を調べると13Cの割合が通常より低いことがわかりました。自然界に存在する炭素にはいくつか種類があり、12C, 13C, 14Cが知られています（違いの説明は省略します）。これらは同位体(isotope)と呼ばれ番号が上にいくほど重くなりますが、一般に生物は軽い同位体を使う傾向があります。そのため生物が存在していたならば、その化石の13Cの割合は低くなります。もちろん生物がそのままの状態で保存されるわけではなく、長い変成作用の結果グラファイト粒子に置き換わったと考えられます（”化石”=”石になる”ですから）。とはいえ、このような現象は無機的にも生じると考える研究者も多く、また何の有機物(organic matters)も見つかっていないのに炭素の同位体比だけから生物の存在を主張するには証拠が少なすぎ、論争が絶えません。 さて、上の地質図の左下の方に"Akilia"（アキリア）と書いてあるところがありますが、これが2箇所目の発見場所アキリア島(Akilia island)です。こちらは39億年前までさかのぼるとされています。 ヌークの少し南にあります。拡大。島が見えました。調査場所は島の南西端です。 こんな感じ、らしい。(Whitehouse & Fedo, 2009) こちらも1996年にMojzsisによりアパタイト粒子(apatite grain)中に見つかったさらに小さなグラファイト粒子の13C 同位体比が通常より低いことが報告されましたが、上記の論争に加えて39億年前という値自体にも疑問が呈されています(Sano et al., 1999; Whitehouse & Fedo, 2009)。 よって、現在のところオーストラリアのピルバラ(Pilbara)で発見された35億年前のストロマトライト(stromatolite)および微化石が最も有力な生命の証拠となっています（もちろんこちらも論争が続いていますが）。 参考文献(reference)Pflung & Jaeschke-Boyer (1979) Nature, 280, 483-486Rosing, M. T. (1999) Science, 283, 674-676Sano et al. (1999) Nature, 400, 127Whitehouse & Fedo (2007) "Developments in Precambrian Geology", 15, 841-853Whitehouse & Fedo (2009) J. Geol. Soc., 166, 335-348（論文情報の読み方については以下を参照）http://plaza.rakuten.co.jp/kiramekihoshi/diary/201301140001/ NatureとScienceは科学の分野で最も権威のある2大雑誌です。みんなここに載せることを目標に頑張っているといっても過言ではありません・・。

  2013.01.18

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  Dawinian Threshold （ダーウィンの障壁）

  専門的なお話。 2つの論文"Towards a natural system of organisms: Proposal for the domains Archaea, Bacteria, and Eucarya"「自然界における生物の枠組みに向けて：古細菌、細菌、真核生物のドメインの提案」Woese et al. (1990) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 87, 4576-4579http://www.pnas.org/content/87/12/4576.abstract "On the evolution of cells"「細胞の進化について」 Woese, C. R. (2002) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 99, 8742-8747http://www.pnas.org/content/99/13/8742.abstract より。 ※論文情報の表記について論文(paper)に関する情報は通常、著者名(author)、出版年(year)、雑誌名(journal)、号(volume)、およびページ番号(page)を載せます。著者数が多い場合、最初の著者だけを書いて残りはet al.（「など」の意。ラテン語より。）と略します。また雑誌名も長い場合短縮して書きます。例えば上のProc. Natl. Acad. Sci. USAは正式には、Proceedings of National Academy of Sciences of USAですが、長すぎるので上記のように略します（それでもまだ長い）。会話だったら皆PNASと言ってすませてしまいます。で、上記の情報からその論文を図書館やネット等で探し出すことができるのです。通常、専門誌の論文を読むにはお金がかかるのですが、一部の雑誌はだれでも無料で読むことができます。PNASも無料なので興味がある人は全部英語ですが上のリンクからpdfをダウンロードすることができます。  本題です。カール・ウーズ(Carl. R. Woese)は生物の分野で非常に有名な微生物学者で、もともと数学・物理学を学んでいたのを途中から微生物学に転攻したという変わった経歴を持っています。1977年にrRNA(Ribosomal RNA)の分子配列から古細菌(Archaea)という分類を初めて導入し、さらに1990年に生物は真核生物(Eucarya)、古細菌(Archaea)、細菌(Bacteria)の大きく3つのドメイン(domain)に分類されるという説を初めて提唱して生物の教科書を大きく書きかえた人です。RNAワールド仮説(RNA World hypothesis)の提唱者の一人でもあります。 Woese et al. (1990)この図を見たことがある人もいると思うのですが、生物が共通の祖先（根っこの部分）から順次分岐して多様化していく様子が書かれています。このような図は進化系統樹(phylogenetic tree)と言われます。図のように生物は大きく3つに大別され、さらに全生物の大部分はいわゆる”微生物”（ドメインとしての微生物および古細菌すべて、さらに真核生物の多く）で、普段われわれが目にしている植物(図の16番)や動物(14番)の多様性は全体からすれば微々たる割合しか占めていないのです。rRNAの分子配列にもとづく生物の分類は、形態(morphology)の類似などに依拠した従来の分類法とまったく異なっており、彼の仮説は当初激しい反発を引き起こしますが、しだいに認められ現在ではほぼ定説となっています。解析方法は数学的なものであり、彼が数学出身であることが彼の発想に大きく影響を与えていると思います。通常は異分野に飛び込むのは非常にリスクが大きいですが、時として一つの分野の中だけでは決して出てこない新しい発想を生み出すことができる、ということをよく示しています。  2つ目の2002年の論文はある意味これの続編で、1990年に発表した進化系統樹は生物の進化(evolution)の姿を正しくとらえていないとし、生物進化のより本当の姿に近づくための新たな概念を提唱しています。実験による検証というよりあくまでアイディアの提示ですが、けっこう面白かったので載せます。地球上の（知られている限り）すべての生物は細胞(cell)から成り立っています。生物種によって当然差はありますが、細胞の基本要素には多くの共通点があります。上記の進化系統樹で生物の進化を語る時、実は最初の根っこのところから今日の生物とほぼ同じ程度に完成された細胞がすでに存在していたということが暗黙の前提になっています。しかしそのような証拠はまったく見つかっていません。そこで筆者は進化系統樹が描かれている最中にも細胞自身の進化(cellular evolution)がまだ進んでいたのではないかと推測します。その証拠として3つの項目をあげています。それはDNAからRNAを通じてタンパク質が合成される一連の過程である翻訳(translation)、転写(transcription)とゲノム複製(genome replication)で、いずれも細胞の中で極めて重要な役割を果たします。翻訳については生物間での一致度が高く、進化系統樹の初期の段階でほぼ完成していたと予想します。ただしそれでも細菌、古細菌、真核生物それぞれのドメインに特有な部分が存在し、最初から完全に出来上がっていたわけではないことが示唆されます。転写は系統樹の初期においては翻訳ほどには完成しておらず、各ドメイン間での差が大きくなります。複製については基礎すらできていなかったのではないかと述べています。  このように細胞自体がまだ完全ではなかった時代の進化の原動力は自然淘汰(natural selection)ではなく、遺伝子の水平転移(Horizontal Gene Transfer(HGT))であったと主張します。HGTはある生物の遺伝情報が近縁関係にない別の生物に伝播し、本来なかった新たな機能を獲得する現象です。進化系統樹の初期においては様々なタイプの細胞が共存し、各細胞間でさかんに遺伝子の移動が起こり絶えず細胞は変化していました。HGTは多様化を促進する働きとともに差を均一化してしまう働きも同時にあるわけですが、似たようなタイプ同士でよりHGTが起きやすくなるため、しだいにいくつかのタイプの細胞が進化し、他のタイプの細胞との区別が進んでいきます。安定性も増していくためHGTによる変化の影響は低下していきます。こうしてある時期を境にそれ自身で進化していけるようになり、それ以降はダーウィンが唱えたところの自然淘汰によって進化の方向が決定されるようになり、HGTの影響は2次的なものでしかなくなります。この境目を著者は"Dawinian Threshold"（ダーウィンの障壁）と命名し、ダーウィンの著作のタイトルでもある"The Origin of Species"（種の起源）はこの障壁を越えた瞬間であると主張します。 通常は進化系統樹を見るとき、線が分岐(bifurcation)するところでは何らかの形質の変化により2つの種に分化し、分岐前の祖先と分岐後のそれぞれの子孫はまだよく似ていると考えます。しかしそれはダーウィンの障壁を過ぎたあとの進化で成り立つ話で、系統樹の初期（細菌や古細菌が分化した頃）は障壁以前の話であり、系統樹で表わすには無理があり誤解を招くと述べています。著者に従えば、そのような初期の進化系統樹が表わしているのはそれぞれのタイプの細胞がいつダーウィンの障壁を越えたかであり、まず細菌タイプの細胞が障壁を越えて独立し、その次に古細菌タイプ、そして最後に真核生物タイプの細胞が完成したことになります。細菌に比べて古細菌と真核生物に共通点が多いのは古細菌が真核生物に進化したからではなく、両者のタイプの細胞が細菌タイプの細胞より長く、HGTによって均一化された遺伝子のプール(gene pool)内にとどまっていたからです。そして古細菌タイプの細胞が先にダーウィンの障壁を越えて分化したのです。他にも色々な細胞タイプがあったであろうと推測されますがそれらは真核生物タイプの細胞を除いてすべて絶滅してしまい、その結果我々が今日見ているような3つのドメインに分類される生物世界になったのだと考えられます。 著者は障壁の前後で進化の仕方に明確な差があったと想定しています。個人的にはその変化はもっと漸近的なものではなかったかという気がするのですが、いずれにしても非常に面白いです。

  2013.01.14

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• English today 14/01/13

  日本語で「残念～」というとき、話し手または話の内容に対して可哀相という感情をこめるなら、What a pity!と言えます。ユーモアを交えて冗談で「お可哀そうに～」のニュアンスの場合もこれでいけます。 一方、例えば僅差で一位をのがして「残念、くやしい」、電車を逃してしまって「残念、やっちまった」などという場合は、What a shame!と言えます。自分自身に対しても言えますし、相手に対しても言えます。ここでWhat a pity!と相手に言ったら、冗談か皮肉または上から目線にとられるかもしれません。ここでのshameは「恥」という意味ではありません。 ではでは。

  2013.01.14

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• 日本で思ったこと no.2　車内にて

  日本では電車の中で寝ている人が非常に多いです。むしろここは寝る場所だといわんばかりの勢いで寝ている。笑　日本にいるときは自分もそうでした。日本にいったことがある僕の周りの人の多くがそのことを覚えていて面白そうに語っていました。 オーストラリアでは電車で寝る人はまずいません。1週間生活して数人いたら十分です。一つは安全上の理由でしょうが、それだけなのかはよくわかりません。逆に日本で無防備で寝ていられるのもこれも一つは安全上の理由でしょうが、それだけなのかはわかりません。また、休息のために寝ている人も多いということが、車内で騒ぐことへの暗黙の厳しい非難の一要因である気がします。新幹線に乗ったとき、たまたまフィリピンから旅行に来ていた家族と一緒になり雑談していたのですが、開口一番聞かれたのは（周りを見渡しながら）「なんでみんな誰もしゃべらないんだ？なんでこんなに静かなんだ？」でした。苦笑せざるを得なかったですが、見たところ単身者も多く、知らない人同士で会話する習慣がないことと、あとは半分はみんな寝ていたので会話が発生するはずもないなと・・。ただ5才位の子供2人を連れた家族も誰も一言もしゃべってなかったので何ともいえないですが・・。 電車内でスマートフォンをいじっている人はどちらも多いですが、日本の場合ゲームをしている人の割合が多く、オーストラリアではテキストメッセージ送ったりチャットしたりネットサーフィンなどをしてる人が多い気がします。キンドルで読書してる人がちょくちょくいますが紙の本の方が多いかな。残りは前をぼーっと見つめて何もしてないですね。でも寝はしない。笑 長距離列車はほとんどこちらでは縁がないですが、以前ブリスベンに列車で行ったときの印象として、寝る場合もありますが多くないですね。なるべく誰かと会話するのを好む傾向があります。単身者の場合、単身者同士とかえって話しやすいので親しくなれます。プライベートの基準が日本より低いのか、仕事や家庭のことも結構話します。適当にごまかす英語表現を僕が知らないという場合もありますが。 とまあ電車だけとっても色々細かい違いがあります。

  2013.01.13

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• カサブランカ

  住んでる家のオーナー夫妻の持っているDVDを借りて、「カサブランカ」(Casablanca)という古典作品をリスニング勉強用に観ました。 ハンフリー・ボガードとか、イングリッド・バーグマンとか全部どこかで聞いたことがある。親の世代ならみんな知ってる超有名人ですね・・。 この映画は、Here's looking at you.「君の瞳に乾杯！」 というしゃれたセリフで有名です。僕もこのセリフは知っていました。もしこれが英語の原文通りに「君を見ているよ」とかだったらこの映画は日本でそれほどヒットしなかったのではないかという気がしてきます・・。同じセリフがヘミングウェイの作品中にも出てきたので、オーストラリアの友人に今でもこのセリフは使うことがあるのか聞いてみたところ、んな表現聞いたことがない、と言われました。あれ～、もしかしてこの名訳のせいで、日本でだけ特別有名な表現になったんでしょうか。。。 

  2013.01.12

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• TOEIC

  日本の大学生のTOEICの平均は550点位しかないと以前どこかで聞きました。なので700点越えればすごーいとなると。これだけ聞くとだいぶ終わってる感じがしますが、もう少し調べてみると大学、大学院によって相当なばらつきがあるようです。やはり上位に分類される大学にいくほど平均点が高くなります。そして東大・京大の大学院だと700-800点程度はとっているという調査結果がありました（出典は曖昧ですが・・）。800点は決して低い点数ではありません。友人の会社の最近の新人には990点満点の人も何人かいて「英語は大丈夫です」と豪語する人もいるらしいです。 語学力には色々な側面（読み・書き・聞く・話すなど）がありますし、個人の能力・性格に大きく影響されるので正直そういう人たちの語学力が実際どの程度なのか、僕には何とも言いようがありません。あくまで机上の話で実践では全然だめかもしれないですし、本人が豪語するようにほんとに大丈夫なのかもしれません。しかし概して世代が新しくなるほど海外経験、英語力も上昇傾向にあるのは確かで、700-800という数字をみると、大人が嘆いているよりもはるかに若い世代はちゃんとまわりのことをみているような気がします。そもそも嘆いている大人の世代は今のこの時代の変化に付いていっているのかというとそうではない気がしますし。 ただ、ちなみに韓国のサムスンの入社基準は900点以上です。そして英語熱が熱い韓国では子供を幼いころから英語漬けにする家庭があり、かえって母国語の習得が阻害されるとして問題になっているようです。 しかし実際900点位はないと実践としてはほとんど役に立たないだろうなと思います。 僕自身は昨年ふと思い出して受けてみたところ965点でしたが、全然だめだと思ってます。大丈夫と豪語できる人がうらやましいです。もう小学5年生で大学の教授とディスカッションしてるような気分です。当然、小学生5年生が大学レベルの学力をもっているという意味ではなく、（知識だけは多少あるが）小学5年生位の会話しかできないので議論がお粗末になる、という意味です。他の留学生で僕とは比較にならないくらい英語ができる人はいくらでもいます。でも同じ博士課程の学生です。下される評価に英語力は関係ありません。なんで自分だけいつまでたっても上達しないんだろうと劣等感に絶えずさいなまれますが、どうしようもないものはどうしようもないです。やるしかないっす。  

  2013.01.12

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• 読書日記

  キプリング(Kipling)の「少年キム」("Kim")は展開が複雑で挫折しかけております。 コナン・ドイル(Conan Doyle)のシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)を読んでみたところ意外にもさくさく読めました。知らない単語は結構な頻度で出てくるのですが、文章が平易なためかストーリー展開を見失うことなく読み終えることができました。調子にのって全集を買ってきて読んでいます。とりあえず「バスカビル家の犬」("The hound of the Baskervilles")と「緋色の研究」("A study in Scarlet")を読み終わりました。 それとアガサ・クリスティ(Agathe Christie)も意外と読みやすそうで、とりあえず「オリエント急行殺人事件」("Murder on the Orient Express")をためしてみようと思います。 純文学より、ミステリーとか推理小説系の方がハラハラしながら読むので興味を持続するのによいということがわかりました。少々分からなくても先が気になるのでやる気を維持できるのです。それと細かな心理描写がないため、理解しやすいのかもしれないです。日本にいたときは一切興味なかったのですが不思議なものですね・・。 今のところ読んでいるのが古典ばっかで現在の英語を知るうえでは最適ではないのですが（古い表現が多い）、最近の作品は知らない＆よく理解できないことが多くあまり手を出せてません。前にも書きましたが、小学生のころは古典と呼ばれるものを多く読んでいた気がするのでそれに倣います。少しずつ現代の作家にも手を広げていきたいですね。しかし次に読みたいのがジョージ・オーウェル(Geroge Orwel)の「1984年」("1984")なのですが、これももう50年以上前の作品なので十分古典です・・。 文学系は何も読めないと思っていたので物を選べば多少は読めることがわかりうれしいです。

  2013.01.12

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• 日本で思ったこと no.1　お店で注文

  お店で注文するときや何か尋ねたいとき、日本の場合近くにいる店員さんに手を挙げながら声を出すのが一般的だと思います。混んでいて騒がしかったり、遠くにしか店員がいない場合少々大きな声を出すのも許容範囲内ですが、こっちでは声を張り上げるのはご法度です。すぐそばに来た店員に軽くexcuse meと言う程度はOKですが、それ以外は近づいてきそうな店員に目で合図をするか、軽く手を顔のあたりまであげてそれとなく合図するかして、気づいてもらうまで待つしかありません。手を大きく振ってすいませーんと大声でも出そうものなら最低(shitty)なサービスを享受することができるでしょう。日本ではどうしても来てくれそうにないときは席をたって店員を呼びに行く場合もゼロではないと思いますが、こっちではそれでも席で座って待っている方がよさそうです。 日本の場合、居酒屋や一般の食堂では大勢のお客さんが集まってくるため、自然と声を出さざるを得ない背景がありますが、こちらで例えばパブに入った場合、注文するときはカウンターまで出向いていくので声を張り上げるという事態が起こりません。一方、レストランの場合日本よりも幾分フォーマルな度合いが強い気がしていて、そういう場で大きな声を出すのは当然まったく好まれません（これは日本も同じですが）。しかしパブとレストランの中間に位置するような大衆食堂があまりこちらには存在しないため、結局、注文のために大声を出すというというのは一般的にありうる状態ではないのです。近年はアジア系の食堂やレストランもかなり増えており、そういう場所では日本的な注文の仕方でもあまり問題ないかもしれませんが、それ以外では郷に従う必要がありそうです。

  2013.01.10

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• 

  Japan

  ちょっと日本に帰っておりました。デパ地下でケーキを買ったとき、ご自宅までの移動時間は何時間ですかと聞かれて、それに応じて保冷剤をつめてくれて、形が崩れないように箱の中に仕切りもつけてくれて、ああ日本だと思いました。笑 

  2013.01.10

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• 

  クリスマス

  こっちのクリスマスは単なるお祭りではなく家族が集まる大切な日です。日本のお正月に近いです。クリスマスカードを友人・親戚間でやりとりしますが、これは日本の年賀状。子供へのプレゼントはお年玉。ただし現金ではなくおもちゃとか何かしらの「もの」です。 間借りさせてもらっているオーナー家族へクリスマスカードを送りました。文言を考えるのも一苦労ですが、渡したときの相手の笑顔を見るとこちらも嬉しい気持ちになります♪     

  2012.12.28

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• English today 22/12/12　夏至

  夏至になりましたね。日本では冬至ですが。。  春分　spring equinox夏至　summer solstice秋分　autumn equinox冬至　winter solstice おまけ。北回帰線　the tropic of Capricorn南回帰線　the tropic of Cancer ではでは。

  2012.12.22

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• 少し古い英語

  ここで古い英語といっているのはいわゆる古英語（12世紀以前の英語）のことではなく、100年位前の古典文学などに出てくる少し昔の英語のことです。今ラドヤード・キプリング(Rudyard Kipling)の「キム」(Kim)という作品の原文に挑戦しています。140年位前、イギリスの植民地であったインドが舞台（詳しい説明は以下リンクに譲ります・・）。白人優位主義が露骨であると批判の対象にもしばしばなっていますが、それでも作品そのものは非常に面白いです。 http://www.hico.jp/sakuhinn/3sa/syuunennkimu.htm で、面白いのですが、場所がインドで様々な階層、職業、背景の人物が入り乱れ、ときどきヒンドゥー語の単語も混じったり知らない地名や文化的習慣とかが出てきたり、結構難しいです。さらに英語も、ときどき古い英語の使い方をしている部分があります。こちらはもう慣れましたが、こんな言い方してたのかなあと。まだ格変化が残っており、例えばyouの使い方が色々変わります。 Seekest thou the river?その川を探しているのですか？今の英語ではDo you seek the river?でしょうか。まずdo使ってない。そしてseekに格変化が起きてる。thouはyouの古い形で、ここでは主格(nominative)の形になっています。 I come to show thee a short lace to the road.大通りにつながる短い路地に案内しよう。theeも意味はyouで、ここでは目的格(objective)の形になっています。 I don't know thy life.私はあなたの人生について知らない。thyもyouの一変形で、所有格(possessive)のyourに当たります。 thou/thee/thyは聖書とかにもよく出てきます。  willやhaveも変わります。What wilt thou do?= What will you do?　どうするつもりだい？thouは先ほどと同じくyouの主格の形。wiltはwillが変化したものです。 Whence hadst thou that song?おそらく、「どこでその歌を知ったの？」という意味です。hadstはhaveのことです。 とりあえずこんな感じです。

  2012.12.22

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• 読書

  ミヒャエル・エンデの「モモ」を英語で読んでみました。とても読みやすく、自分にも読めたーと喜んでいたら、裏表紙をみたら「9+」と書いてあり、対象年齢9才から・・。なるほど、科学の専門論文は読めても、それ以外は自分の英語力は小学生高学年程度ということです。実際自分の会話を思い返すとそんな気がします。政治経済等について多少大人びた知識は持っているかもしれませんが、結局（英語で）自分の言葉で表明できている意見は小学生のそれと対して変わらない気がする（レポートみたいに時間にゆとりがある場合は別）。 自分が小学生のころは、「モモ」以外に「ロビンソン・クルーソー」とか「宝島」とかいわゆる名作と呼ばれるものをたくさん読んでいた覚えがあります。なので英語でもまずは子供向けの本から順々に成長していけないかなともくろんでおります。いきなりスタインベックの「怒りの葡萄」とかに手を出しても速攻挫折しそうなので。というかすでに何回も挫折してます。ジェームズ・ジョイスの「ダブリン市民」とかスコット・フィッツジェラルドの「ジャズ・エイジ」とか。かと思うと科学系の論文や論説文的な文章はいくらでも読めるのです。イリヤ・プリゴジンの「混沌からの秩序」とかカール・ポパーの「科学的発見の論理」とか、ところどころ難しいけど大体わかる。語学の能力ってここまでアンバランスになれるんですねえ・・。

  2012.12.20

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  Bushwalking Berowra ～ Mt. Ku-Rring-Gai

    久しぶりにブッシュウォーキングをしてきました。夏ですが、気温は極端には高くなく、晴れてよい天気でした。ところどころ蝉が鳴いていましたが、日本のアブラゼミのようにはうるさくないので良いです♪   沢にそって山を下っていきます。      小さな入り江に出ました。    この入り江は昔、一家族が住んでいた時期があり、その名残が所々にあります。  川にそって道が続きます。地図ではここはcreek（川）となっていますが、実際のところそのまま海につながっており、ほとんど海です。磯の香りもします。  今回歩いたところ。     木陰が川の底に映っています。     このまま進んでいくとやがて海に出ます。  帰り道。山の上から遠方を見渡します。 ではでは。  

  2012.12.14

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• English today 14/12/12　behind the news 2

  子供向けニュース番組Behind the News より日本でも決まり文句になっているものをいくつか。  The rest is history.あとはご存じのとおり。（ある出来事をしばらく時系列に解説した後に） But there was a twist.思いもよらない展開に。（同じくある出来事を順を追って説明しているときに） I'd rather die.死んだ方がまし。 It was never the intent.わざとじゃなかったんです。

  2012.12.14

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• English today 12/12/12 no.3　どうぞ

   Go ahead!Go for it! 日本語の「どうぞお使いください」とか「どうぞご自由に」の意味です。 例えば、「この装置ちょっと使わせてもらってもいい？」と聞かれて「どうぞどうぞ」と返事するときとか、4人掛けのテーブルで3人で座っていて、大人数でやってきた別のグループが1個余ってる椅子を指して「これ空いてますか？」と聞かれて「どうぞどうぞ」と返事するときとかに使えます。go aheadは、電話で会話中に相手に「どうぞお話ください」と促すときにも使われます。 ※お菓子などを持ち込んで「ご自由にお取りください」というときは、Please help youeself.です。文字通り、自分でとってね、という意味です。

  2012.12.12

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• English today 12/12/12 no.2　久しぶりに

  日本語の「久しぶりに～した」「～年/ヶ月ぶりに～した」に相当する英語はありません。 あるのはあるんですが、言い方がだいぶ違うせいか受ける印象が違う気がします。さらに時制にも注意する必要があります。 例「そこに行くのは一年ぶりです」 （現在）It's been a year since I had been there. 「一年ぶりにそこに行きました」 （過去）It'd been a year since I had been there. 「そこに行くのは1年ぶりになるでしょう。」 （未来）It'll have been a year since I have been there. 何回見直しても覚えられません・・。

  2012.12.12

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• English today 12/12/12　apologetic

  謝るの名詞はapology 動詞はapologizeですが、形容詞でapologeticというのがありまして「申し訳なさそうにしている」という意味でよく会話文で出てきます。 He was really apologetic.彼は本当に申し訳なさそうでした。 注文した商品の納期の遅れなどのときに相手が非常に申し訳なさそうにしていた様子を語るときに使えます。

  2012.12.12

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• Study 笑

  面白い文章を見つけました。 Study (verb)the act of texting, eating and watching TV with an open textbook nearby. 勉強する（動詞）開いている教科書のそばで、テキストメッセージを送ったり、ご飯を食べたり、テレビを見たりする行為のこと。 笑える。。

  2012.12.11

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• English today 11/12/12　天気の表現

  暑い、というとき、単にhotでは物足らない場合次のようにいうこともできます。  scorching hot!boiling hot!sizzling hot! いずれも超暑い！という意味ですが、少しずつ連想するイメージが違うかもしれません。それぞれ scorch　焼け焦げる、カラカラに乾くboil　沸騰するsizzle　ジュージュー焼く という意味です。読み物やメール等で時々見るのですが、実際の会話では実は出会ったことがありません。みんなどういうタイミングで使ってるんだろう。。 天気関連は日本の学校では習ったことがない表現が意外に多いです。上の表現よりも以下の表現の方が会話でよく聞きます。 Crappy weather today!It's crappy.「天気が最悪だ」という意味です。嵐で風がビュービュー吹いてる、とか夏だというのにどんより曇って冬みたいに寒い！っていう状況で「最悪！」という気持ちを言いたいときに使えます。天気だけでなく、仕事の状況など色々な場面で使えます。 Muggy afternoon.「蒸し暑い午後」。日本の真夏はこの言葉にぴったりではないでしょうか。 Clammy climate.His skin felt cold and clammy.「じめじめした気候」、「彼の肌は冷たくてじとっとしていた」。冷たくてじめじめ、というニュアンスのようです。天気だけでなく、室内の空気や肌の湿り気などについても同じ表現をします。湿っているは他にdampがあります（これは天気用）。未確認ですがdampもどちらかという寒くてじめじめというニュアンスが入ってる気がします。夏だったらwetですね。またはmuggy。humidも同じ意味ですが、中立的であんまり激しい感情を感じません。 Balmy summer evening夏のさわやかな夕暮れすがすがしくて気持ちがよい、というニュアンスです。夏に限らず使えます。 

  2012.12.11

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• English today 9/12/12 no.2　シャーペン

  短い文章で英語ネタ書いてると他の普通の日記が後ろに追いやられてしまってよくないですね・・。どうしようかな。  日本語でみんな言ってるシャーペンですが、英語はsharp pencilではありません。mechanical pencil (米) orautomatic pencil (英)と言います。 そしてボールペンもball penではありません。ballpoint penと言います。 

  2012.12.09

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• English today 9/12/12　hungry

  お腹すいてる？と聞かれてすいてないときは、 not really　「あんまり」と答えていたのですが、not that hungryともいえるようです。日本語でいうなら「それほどすいてない」でしょうか。似たようなthatの使い方に時々出会います。It wasn't that great.この場合「それほど良くなかったよ」という意味になります。どちらのthatも周りがいっていること、またはあなたが言っていること、を指してそれに対して「それほどではない」というニュアンスになっていると思われます。

  2012.12.09

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