【ミス・ポター】2007
レニーとユアンは、「恋は邪魔者」(二人はもっと若かった!)でも共演していましたが・・・。この映画は、レニーのものでしたね。ユアンの存在感が余り・・・。なぜ、突然死んじゃうの?いきなり不満なところを書いてしまいましたが、全体的には、◎でした。ピーターラビットの原作者であるミス・ポター(ビアトリクス・ポター)の物語。彼女は幼い時から動物が好きで絵が好きで創作が好きで、30を過ぎても・・・。それは、彼女の家が裕福であったことにもよるものでした。その彼女が、自分の絵を本にしたいと出版社をたずねてまわるところから人生が動き出していきます。彼女の本の編集にかかわったのが、ノーマン・ウオーン(ユアン)でした。ピーター・ラビットの本って、1冊はおうちにあるのでは?私も確かあったよねえって思い出して、本棚を探ってみたら20年ほど前?に購入した「ピーターラビットの料理絵本」が出てきました。結局この本の料理は作った覚えはないのですが、見てるだけで楽しくなったのを思い出しました。ピーターラビットは、1902年の初版からなんと今では、世界中で累計1億冊以上読まれているそうです。そして、この映画ではじめてしったことですが、ポターはその印税による収入を広大な農地の購入にあて、死後は国営地とすることを望んだということです。他のことに開発されようとする農地を買い取り、保存に努めたというわけです。ピーターラビットと仲間たちが住む土地を、開発から守ったということですね。すばらしい!しかし、映画ではここまで描いたのは、欲張りすぎかなとも思いました。彼女から湧き出てくるピーターたちの姿をもっと描いてほしい気もしました。やはり、絵が素敵で、動画もあって、楽しかったからです。