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きららん’s キッチン・テーブル

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2007年08月27日
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テーマ:お勧めの本(7263)
カテゴリ:読書の楽しみ
納税者もしくは選挙権保有者なら是非一読を。

北尾トロ・著、「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」 (文春文庫)

      


著者が裁判の傍聴を始めてから2年目までの記録をまとめた書籍です。
一昔前の日本人でしたら「一生涯裁判所とは縁のない」人が
多数でしたでしょうが、
欧米にならって日本も訴訟社会となって来ていますし、
裁判員制度が導入されれば、裁判所は
だれもが一度は縁のある場所、となるかもしれません。

この本を読むまでは裁判員制度に選ばれて、
「半落ち」や「ぼくは絶対やってない」のような重く苦しい裁判に
かかわる羽目になったらどうやって逃げよう!?と
逃げ道を探っていたワタシですが、
そういう裁判ばかりじゃないんですねー。

マスコミなんてまったく傍聴していない裁判が多数ですし、
傍聴人さえいず、被告、検察、国選弁護人、裁判官とで
まったりと裁かれる判決もあるんだ、とか、

傍聴席が社会見学の女子高生で一杯になると
ついついハッスル(死語でしょうがあえて)してしまう裁判官とか、

時間ばかり気にして被告の話をロクロク聞かない裁判官から、
身を乗り出して被告の心情を聞き取ろうとする裁判官まで
どの裁判官にあたるかで判決も1年ぐらい変わってきてしまうかも?
(もちろん、控訴という制度で救済されるのでしょうが)

1回8万円の法廷料金目当てに裁判を引き伸ばす
売れない国選弁護人の話。 
この辺は納税者としては太い釘をさしてやりたいですね。

世間では「弁護士」というのは華々しい職業と扱われていますし、
ドラマでは検察は悪役のケースも多いですが、
高い志をもって、検事の務めに当たっている人々の存在にも気づかされます。


巻末の、傍聴マニア座談会までぜひとも一読していただきたい1冊。

ただし、被告、弁護士、裁判官等のイラストは
あくまで著者の印象表現ですから、一部ちょっと不愉快になるかも・・
また、著者コメント(雑誌連載→単行本化にあたって追記したと見られる)にも、
原告や被告をここまでこき下ろさなくとも良かろう?と
感じる部分もあります。
それでもなお、気に障る部分は飛ばし飛ばしでも、
一読の価値はあるとお勧めできます。


     

続編、「裁判長!これで執行猶予は甘くないすか 」(文芸春秋)も
読んでみようかと思います。


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最終更新日  2007年08月27日 20時45分32秒
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