きららん’ｓ　キッチン・テーブル

[映画の楽しみ] カテゴリの記事

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  「インファナルアフェア」と「ディパーテッド」

  ハリウッドリメイク版、「ディパーテッド」が公開されるので、　　　　　半端にみていたオリジナル作「インファナルアフェア」を見ました。　　　　　　　「２」は「１」の続編かと思いきや、時を遡って、すべての人間関係の根っこを明かすストーリーなのですね。そして「３」は時間を行き来して全ての謎を解き明かす話。まだかなり頭の中は混乱していますが、迫力ある映画でした。ハリウッド版は、ボストンを舞台にストーリーが展開します。出演はレオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、豪華です！！　ディカプリオ出演作のなかでお勧めはこちら「ギルバートグレイブ」他に、ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイスが出演する豪華作。ディカプリオは知的障害のある弟役なのですが、１９歳のこの時点で「ルックスがよいだけじゃない」確かな演技力が光る作品です。　マットデイモン出演作ではこれがすき。「グッドウィルハンティング・旅立ち」競演のロビンウィリアムスとの交流にぐっときます。そしてベンアフレックが終盤で見せる表情も最高。　　　ジャックニコルソンは、濃い役、好い奴、すごい奴から狼男まで、変幻自在がすばらしい役者さんですが、中でも「アフューグッドメン」の法廷シーンの迫力は最高でした。「インファナルアフェア」のマフィアは、ちょぃとぼけたところもある親父でしたが、ジャックニコルソン版はどんなマフィアでしょう？？楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←励みにしてます、お帰りにポチっと♪

  2007年01月14日

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  「スウィングガールズ」と「のだめカンタービレ」

  ＴＶドラマ「のだめカンタービレ」が面白いので、ずっと気になっていた「スウィングガールズ」をレンタルしてみました。竹中直人センセの役柄は、シャルウィダンスの時のような感じ。テンポの良い映画で、ラストのコンクールシーンには引き込まれてしまいました。フィクションならではのＨＡＰＰＹさが楽しい１本です。現在子育て中で「ボウケンジャー見てるわ」という方には、ボウケンブルーとボウケンイエローが出演していますので、是非探してみてくださいな。　ボウケンイエロー役の彼女、キュートです♪　　１２月の公開収録の応募券入りのだめオーケストラＣＤ　のだめバッグ　　のだめスコア　のだめ原作大人買い（１～１６巻）　楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←ワンクリックの励ましを♪

  2006年11月19日

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  「最後の恋の見つけ方」

  素敵な恋のテクニックが満載！ウィルスミス演じるデートドクターが素敵な恋を次々に実らせていくのです。「まっさかぁ！！」と突っ込みいれたくなるようなシチュエーションもありますが、共感できるのはまず相手を本当に好きな気持ちがなくては引き受けないという、そのスタンス。ウィルスミス、ますます快調！　格好いいです。不思議なのは、凛として決めたシーンよりも、終盤に彼女のアパートの前で見せる崩れた表情の方がチャーミングなのですよね、この御方ってば。　この映画ではひたすら格好よく　この映画も迫力が凄かったですねー。　　クールでコミカル。　　　　　　　　　　　お富さんとの掛け合いもＧＯＯＤです♪でもほのぼのと好きなのがこちら。　→　　　もちろんミュージシャンとしての彼も素敵ですね。　　　←メンインブラックのテーマソング入りのこちら、ロードショーを見た後に衝動買いしてしまった1枚です♪　（＾＾）秋の夜長にお勧めのＤＶＤでした♪楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←ワンクリックの励ましを♪

  2006年10月08日

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  「半落ち」

  ちょいネタばれありです。　　　　　　映画館で予告編を見たあたりから気になっていた１本をやっとレンタルして見ました。予告編で「愛する妻をこの手で殺した警察官」「空白の２日間の謎」などと紹介されていましたから、ＨＡＰＰＹＨＡＰＰＹエンディングのはずのないこの映画。レンタルするにはちょっとした決心が必要なのです（＾＾；そして・・・カクゴしてましたが・・・・泣きましたよ、この映画には。アルツハイマー病の介護というのは「高齢者介護」とは色彩の異なる辛さ・酷さがあるのだと感じましたし、あの「ノート」を見つけるのが殺してしまった後でなかったらまた別の道も開けただろうにと悔しく感じました。警察、検察、司法、マスコミ。おのおのの内部と関係の描き方には「世の中でこうなっているのっ！！」と嫌～な気がするところも多かったの映画ですが、この方たちの世界のことは全く知らないので、あまり考えない事にしましょう・・・。寺尾聡さん、樹木希林さんの演技、本当にすばらしいです。そして柴田恭平さんも、同じ刑事役をこれほど別人格にできるものなんですね！！　　　　　「博士の愛した数式」もまたお勧めです！鑑賞日記は→コチラです。　　　　　　楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←励みにしてます　１日１クリックよろしく♪

  2006年07月31日

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  「ALWAYS 三丁目の夕日」

  しみじみとした幸せ感に浸れる１本です。実は「半落ち」をレンタルしにいったのですが、目の前で、全部貸し出し中だったALWAYS 三丁目の夕日が返却されてきたのでついついレンタル！　　　　　　う～ん、しみじみ、時々うるうるな１本です。「鈴木オート」社長の男っ気な感じもいいし、その妻の薬師丸ひろ子は・・・あんな妻＆母がいたらいいなぁ、と思わされました。優しくて、こまやかで、それでいて怖いの！！小雪さんも美しいですわ♪あんなに悲しいほどに素敵な指輪、贈られてみたいものですね・・・。そして特別出演の三浦友和さんは・・・なんだか体丸くなった？？この体型は吹き替えで絶品な演技をみせてくれたＭｒインクレディブルを思い出してしまいました・・・。　　　　　　「ブンガク」はどこかで見た人だなぁ・・と思っていたら、おぉ、「博士の愛した数式」の「大人になった√　」役の吉岡秀隆さんではありませんかっ！！　この役でもまた絶品ですよ！「博士の愛した数式」日記は→コチラです３丁目の住人がそれぞれに不器用ながらも懸命に生きている。そして、これから訪れる高度成長期を象徴するかのように建築中の東京タワーがそれを静かに見下ろしている。大好きな洋画、「スモーク」に通じるところがあると思うのですが・・・　　　　・・・いかがでしょう？？もちろん、「半落ち」もレンタルしてきました！なんと、こちらの映画にも吉岡秀隆さんが出演しているようでますます見るのが楽しみです。早く子どもが寝付いてくれないかなぁ？？ちなみに・・・ワタシの青春は角川映画と共にあったといって良いのですが、当時の薬師丸ひろ子さんの作品ではこれが好き！　→　楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←励みにしてます　１日１クリックよろしく♪

  2006年07月30日

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  名探偵コナン～探偵たちの鎮魂歌

  息子と見てきました。　　　　　最近めっきり映画館にご無沙汰しているとはいえ映画大好き！なのです。子持ちになって思ったのは、絶対に映画好きに育てるぞ、ということ。予定は未定であり、往々にして否定だったりもするのですが、アニメ、特撮にはまり、マジレンジャーショーを見に行き、バンダイ社、タカラ社のおもちゃをねだりまくられていますが、とりあえずは映画も好きみたいです。初めてみたのは・・・ポケモン　次にみたのが・・ゴジラ。　このときは怖がってゴジラ登場直後に映画館を後にしたっけ。　その次は父ちゃんの出張中に、妹も一緒にポケモン　初めて家族全員で見たのがチャーリーとチョコレート工場。　今回の劇場版コナン。漫画のコナンの第１巻だけは読んでおいたので、息子とふたり、いそいそと出かけました。でも、実のところは予備知識ゼロでもオッケーなのでした。コナン少年がなぜ「少年」になったかはプロローグで解説してくれているのです。ストーリーも、面白い！舞台が地元横浜なのでランドマークやコスモクロックが登場してさらに楽しい！B'sが歌うエンディングテーマも、エンディングロールも素敵でした。　　　　　張ってあった伏線のかなりが謎のままなので、いずれDVDで見直してもいいなぁ♪そうそう、隣の席のお兄ちゃんたちが買っていた劇場売りのパンフあれを「特大ブロマイド」と思い込んでてほしがっていましたが幼稚園児には読めるはずもないのでその場はごまかして、帰宅後コナンのコミックをあてがってみました♪全てひらがなでルビが振ってあるのですが、残念ながらフォントが小さくてひらがな若葉マークの幼稚園児には難しかったようで・・・漫画本の読み聞かせをする羽目になったのでしたぁ！！親子でGWの時間つぶしをするのに、劇場版コナンシリーズ、オススメします。　　　　　　　　　　　　　　　　楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←励みにしてます♪　１日１クリックよろしく♪

  2006年04月30日

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  Mr & Mrs スミス

  映画より小道具に夢中！？予告編から気になっていた１本を早速観てきました。派手なアクションと２人の魅力が満載の活きの良い映画。ファンの方にはオススメです。ファンでない方は・・・レイトショーなどの割引料金で観ましょう♪ゴージャスな２人。　　　←カレンダー、ですよ。映画に登場する小物がチャーミングでした。イチ押しがこれ。　映画の中のはどのメーカーなのかしらん？写真のコレはソニー商品です。　映画のとかなり似ていると思うので、ダンナに「買わない？」と言ったけれど実用性＆低価格重視の彼は関心なし。　残念だなぁ、絶対かっこいいのに、これ。　運転中のケータイ使用は厳禁！です。こういう商品で安全運転をね♪手際よくロングヘアをまとめ上げる彼女のしぐさにも、サラリとほどいて頭を振る姿にもクラクラです♪　　ロングブーツのシーンは思いがけないオチもあって好き♪　しかし、彼女の膝＆膝下のラインは何て麗しいのでしょう！！　これは気が付きませんでしたが素敵ですね。あとは、大きなマティーニグラスも気になりました♪　これは容量２５０ml　激安かも。これからロードショーを観る方、ぜひ映画のなかでチェックしてみてくださいね。気になる小道具たち、でした。楽天トップに戻る　シンガポール日記の　目次へ　きららん日記の　目次へ　←ワンクリックの励ましを♪

  2005年12月11日

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  「Ｍｒ．インクレディブル」

  三浦友和と黒木瞳！？ＤＶＤを買ってさんざん見たあげくに気が付いた日本語吹き替え版の役者さん・・・。Ｍｒ．＆Ｍｒｓインクレディブル、とっても素敵！と思っていたら吹きかえをしていたのは意外な御二方でした。役者さんを認識したところで、ココロ新たに吹き替えモードで見てますが、・・・いいですよ、この御二方のインクレディブル夫妻。「字幕派」の方もぜひ一度、日本語音声での鑑賞をお奨めします。「ファインディング・ニモ」を製作したピクサーが「初めて人間を主人公にしたヒーロー物」です。　さらに面白いのは、特典ＤＶＤ．２枚目のディスクの中の特典画像の中に・・・なんとＮＧ集が！！！コンピュータグラフィックを作成する過程でできてしまった「とんでも画像」でＮＧ集を作ってしまうその感覚に脱帽です♪劇場の予告編のときから気になっていた映画ですが、レイトショーで安く観ても２人で２４００円。それならＤＶＤの発売まで我慢しよう、と待っていた作品です。どうせ待つなら、楽天で予約いれておけば、あと３００円ぐらい節約できたんですけれどね・・・。忘れん坊はなかなか治りません。せめてオペラ座の怪人は予約早めに入れましょうっと♪（これもお奨め）価格3002円＋送料300円が底値です。３枚組みの豪華版もこの店が底値でした。綺羅々の「オペラ座の怪人」日記にお付き合いくださる優しい方はコチラへどうぞ　←ワンクリックの励ましを♪

  2005年06月27日

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  「バベットの晩餐会」の原作

  手放せない映画「バベットの晩餐会」。原作も良い、と聞き、取り寄せて読んでみました。原作者はデンマークの女流作家、カレン・ブリクセン（1885-1962）。彼女はデンマーク語と英語の両方で著作を発表していますが、英語版の出版には男性名のペンネーム、イサク・ディーネセン（またはアイザック・ディーネセン）を使っています。「バベットの晩餐会」は1987年デンマーク作品。第60回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞している秀作です。小説「バベットの晩餐会」は2種類ありますが出版はいずれも1989年。察するに映画の製作をうけて翻訳出版が決定した、というところでしょうか。岸田今日子訳（シネセゾン社）は映画のガイド本と呼べるもの。小説は「バベットの晩餐会」1本のみを収録。付録のように、映画の写真、料理解説、監督・キャストの解説を含んでいます。装丁もアンティークの絵本のようで、眺めて楽しい1冊。桝田啓介訳（筑摩書房版、ちくま文庫版）は純然たる小説本。「バベットの晩餐会」のほかに「エーレンガード」を収録しています。バベットの晩餐会同様、人生における芸術や運命をテーマに据えた美しい小説です。いままでは、映画「バベットの晩餐会」を「グルメ映画」として、「バベット」を中心に見ていたのですが、原作を読んでみると、登場人物すべてが抱える芸術性、運命の寛容といったものを味わうべき映画だったのですね。見直すときには、また違う映画として楽しめそうです。彼女の作品はもう1本映画化されています、それが「愛と哀しみの果て」（１９８５年度アカデミー作品賞受賞）メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード主演、アフリカの雄大な風景の中、ロバート・レッドフォードがメリル・ストリープの髪をシャンプーするシーンがたまらなく良いと聞いたことがあります。原作名は「アフリカの日々」　ディーネセン自身が、結婚後アフリカに移住した体験がベースとなっている小説です。こうして、芋づる式に観たい映画、読みたい本がふえてゆく。映画って本当に楽しいものですね。人気blogランキングに登録しました、応援のワン・クリックをよろしく！

  2005年03月15日

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  伊丹十三監督 「スーパーの女」

  待ちに待った限定DVDコレクションの後半が昨日到着！。今回のボックスタイトルは「たたかうオンナ」中でも楽しみにしていたのが、この「スーパーの女」です津川雅彦さん扮する小林五郎は、スーパー「正直屋」のオーナー。　近所に「安売り大魔王（店長はなんと伊東四朗！）」が出店してきて窮地に！安売り大魔王でばったり出会った小学校時代の同級生花子は大のスーパー好き。「正直屋」を「駄目スーパー」とこき下ろす花子（もちろん宮本信子）を説得して、「正直屋」に迎え、店を立て直していきます。ありがちなサクセスストーリーと思うなかれ。加えて、題材がスーパー（でも、大型店に押されて、首都圏には少なくなってしまいましたね）なだけあって面白い。このDVDを見たあとは、日々の買出しが、たとえ大型スーパーに行くのであっても面白くなること請け合いです。購入はセットのみで高価です。が、ご安心を♪ライブドアの「ぽすれん」、ツタヤの「ツタヤディスカス」には、今回リリースされた伊丹監督にDVDがみんな、レンタル商品のラインアップに入っているのです。きっとご近所のレンタル屋にもあるはず・・・。「スーパーの女」おススメです。豪華出演陣をもっとご紹介！三宅裕司、松本明子、小堺一機、柳沢慎吾、柴田理恵、原日出子、高橋長英、野際陽子の面々です！！そして、監督デビュー２０周年の節目に「エッセイスト伊丹十三」の本が復刊されますヨーロッパ退屈日記問い詰められたパパとママの本女たちよ伊丹ファンなら既に入手しているだろうこの本たちが今風の軽いタッチのエッセイを読みつけている読者に果たしてウケルかどうか。ヨーロッパが遠い彼方だった1965年初版の本が時代を共有する初老の方々はともかく、現代の新しい読者を得る事ができるのかどうか。ファンとしては嬉しい半分、心配半分の復刊なのです。人気blogランキングに登録しています。励ましのクリックをよろしく♪

  2005年02月26日

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  「オペラ座の怪人」とサウンドトラック

  映画「オペラ座の怪人」の余韻を楽しもうと、所有しているミュージカル版「オペラ座の怪人」のＣＤを聞き始めました。クリスティーン役はサラ・ブライトマン。大好きなＣＤだったはずなのに、聞き始めた直後からのこの違和感はなに？そう、サラブライトマンの声を聞きながら目をつむってみても、映画のクリスティーンの顔をうまく想像できなかったのです。しばし迷った後、映画版サウンドトラックの購入を決意。いよいよ、ＣＤが到着して、わくわくしながら聞きました。やはり、こちらがいい！クリスティーンの清らかさ、恋人ラウルの包容力、そして怪人の情熱。ＣＤを聞いているだけで、映画のシーンが、3人の表情が次々に目の前に浮かんでくるようです。映画版を数日間聞いて満足した後、ミュージカル版を再度デッキへ。不思議なことに今度はサラブライトマンの美声がすんなりとハートに入ってきます。　ワタシが冷静になって聞き比べると、サラブライトマンの声は素晴しいです。たっぷりした声量、豊かなビブラート。でも、映画のクリスティーンとは別物。今回「オペラ座の怪人」を劇場で観たおかげで、思いがけず同じ曲を違うアーティストの演奏で聞くという、楽しみ方をみつけました。ＣＤの解説書には、ワタシの「違和感」の元になったらしい、ミュージカル版と映画版の違いも詳しく解説されています。映画版では、主役3人の三角関係がクローズアップされていること（ミュージカル版では、父あるいは師という人間関係がありました）演奏がフルオーケストラでされていること。「エビータ」など、アンドリューロイドウェーバー作品の映画化は数あれど、本人がこれほど製作にかかわり、追加曲まで書いたのは本作品が初めてであるということ。撮影後、全体のバランスを整えるためにカットされたシーン（なんと書き下ろしの曲を含む）があったとのこと。もう、ＤＶＤを購入することは決心している作品ですが、もしかしたら「特別編」がでるかしら？と更なる期待をしています。人気blogランキングに登録しました、お気に召したらクリックお願いします。

  2005年02月25日

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• 「バベットの晩餐会」

  手放せない映画というものがあります。派手な映画でも、熱くココロを揺さぶる映画でもないのですがこれから一生、折に触れて見なおすだろう一本です。「バベットの晩餐会」【1987年デンマーク】第60回アカデミー賞　外国語映画賞受賞作品時は19世紀、さびしい海辺の村に住む、二人の老姉妹と召使バベットのお話です。　敬虔なルター派の牧師を父にもつ老姉妹。不思議な縁にて、老姉妹の元に使えるようになったバベットは、かつてパリで料理人をしていたという女性。パリの暴動で家族を殺され、命からがら逃げてきたのです。老姉妹に仕えるバベット。ユトランドの貧しい暮らしに戸惑いながらも、大地でハーブを摘み、食材屋の主人や漁師たちを相手に値切り、素朴ながらも美味しそうな食事をつくります。もはや、彼女と懐かしいフランスを結ぶのは、親戚に買ってもらっている宝くじだけ。そして、10数年の月日が流れ、ある日バベットの元に一通の手紙が届きます「宝くじで1万フランが当たった」というのです。バベットは老姉妹に「亡き父上である牧師様の生誕１００周年を祝う集いで晩餐の料理を作らせて欲しい」と申し出ます。食材調達のために短い休暇を取ったバベットの帰宅を追うように続々と届けられる食材。それは質素を美徳としてきた老姉妹の想像を超えるものばかり。厨房には、活けの海亀、ウズラ、牛の生首などがズラリ！と並びます。「さては魔女の料理か」と恐れおののき、招待客に詫びる老姉妹。老姉妹を思いやり、何があっても黙って食事を続けると誓い合う、年老いた招待客たち。さぁ、そんな彼らの前に供されたフランス料理とは・・・。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★102分の映画です。上映時間を大まかに3分割すると、前半30分弱は、ただただ我慢してこの世界の説明にお付き合いください。画面も暗い色合いで、登場人物にも派手さはないのですが、ここを飛ばし見しては後半が無意味になってしまうのです。この30分を我慢したアナタには神の祝福があるでしょう。エイメン。説明に終始する感のある回顧シーンが終ると、バベットが登場彼女が老姉妹を助けて働く姿は小気味良く、楽しい中盤です。そして後半。いよいよ晩餐会が始まります。まずはフランス料理店の厨房を覗き見する楽しみを味わってください。ウズラを開き身にし、詰め物と薄切りのトリュフをいれた後空ら焼きしたパイケースに収めてオーブンで焼いて･･･。食事が進むにつれて、表情が花開いてゆく招待客たち。料理がココロを満たし、満たされた心は諍いを収めてゆく様子厨房でかまどの炎に照らされるバベットの表情パリを命からがら追われて１０年余り久しぶりに腕を奮うバベットの悦びはどれほど大きいことか！そう、バベットは、「食事を恋愛に変える芸術家」と称されたパリの一流の料理人だったのです。映画の中盤で老姉妹のためにかいがいしく働いていたバベットとは全く別人のよう！　料理に陶酔する芸術家がそこにはいます。満ち足りた招待客たちは手を取り合い、唇からは歌がこぼれ出ます。あたかも、バベットの料理の命が、唇から体内に流れ込み、取り合った手から、見詰め合った瞳から、開いた唇から流れ出し、広がって行くかのようです。インターネットのＤＶＤ販売では在庫切れでした。古くて地味な映画ですから、レンタルショップにもあるかどうか・・。（ライブドアのぽすれんにもありませぬ）ですから、テレビ放映欄で「バベットの晩餐会」を見かけたらぜひ録画を！消去できない一本になること、受けあいです。人気blogランキングに登録しました、お気に召したらクリックお願いします。

  2005年02月21日

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  映画と映画音楽の楽しみ

  　観た直後にサウンドトラックも欲しくなる映画がありますね。そして、ワタシの場合、そういう映画はたいていDVDが発売されると即座に購入してしまいます。２時間前後という短い時間なのに、さながら魔法の絨毯のように私たちを別世界へと連れ去ってしまう。映画は素敵な楽しみです。できれば全部映画館で観たいものですが、世界一ロードショー代金が高いのが日本だというから、そうそう毎回劇場では見られません。ですから、どの映画をロードショーで観ようか、どれは「レンタル送り」にしようか、毎回楽しく悩みます。そして、劇場で見て、期待通りだったときのカンゲキはひとしお。そういう映画だとサウンドトラックも入手。聴きながら映画の情景を反芻。そしてDVDの発売を心待ちにするのです。購入したビデオ、サントラ、DVDを決して処分しないのがワタシ流。何度観ても、いえ、観る毎に好きになるワタシの映画ライブラリ集です。その中から特に音楽の美しいものを自慢するのがきょうの日記。まずは永遠のナンバーワン、「恋のゆくえ～ファビュラスベイカーボーイズ」(1989年 アメリカ)落ち目の兄弟ピアノデュオ、時代に乗るためにと女性シンガーを加えます。オーディションの結果加わったのが、ミッシェルファイファー演じる「スージーダイアモンド」。吹き替えなしで歌うミッシェルの歌声、全篇をみたすジャズの調べ。ハイライトでスージーがグランドピアノの上に乗って歌うシーンは衝撃的。あちこちでパロディー化されたものです。トリオの行方、そしてスージーの恋の行方は・・・？　ワタシ的にはハッピーエンドと受け止めているのですが・・どう感じるでしょうか？ピアノ弾きの兄弟を演じるのは、ポー＆ジェフ・ブリッジス兄弟。音楽監督のデイブグルーシンが兄弟のキャラクターに合わせて演じわけたというピアノ演奏。　公開当時、音楽賞、主演女優賞を山のように受賞した映画というのに、サウンドトラックに収録されていない曲があるのが残念でついつい、本編を何度も見返してしまう一本です。「シャイン」(1995年　オーストラリア）実在のピアニスト、デヴィッドヘルフゴットの半生を綴るオーストラリア映画。父親の薫陶をうけた天才少年ピアニスト、デヴィッド。より高度な教えを求めて留学を模索、しかし「家族」の離散を恐れる父親はそれを許しません。父親を振り切っての留学、父親の最愛の曲である難曲「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲3番」をコンクールで演じきった後に病んでしまった神経。その後のデヴィッドを巡る様々のエピソードを描きながら、彼が再びコンサートピアニストとして舞台に立つまでを描いています。主演のジェフリーラッシュはアカデミー主演男優賞を受賞。その後の活躍ぶりはご存知の通りです。「パイレーツオブカリビアン」の怪演ぶりとは全く趣きの異なるデリケートな役どころ。音楽は映画・サントラ共に、デイビッドヘルフゴット本人が演奏を担当しています。「エビータ」（1996年　アメリカ）アンドリューロイドウェーバー作曲のミュージカル映画。実在したアルゼンチンのファーストレディー、エバ・ペロンを演じるのはマドンナ。　実在の人物を描く映画だけに、撮影中、母国アルゼンチンの拒否反応は相当なもの。しかし、最終的には大統領官邸での撮影許可がおり、生前ファーストレディーが立ったバルコニーを使用して撮影がされています。感動的なクライマックスシーンです。　時代をしのばせる豪華衣装も見もの。共演はアントニオバンデラス（いつもSEXY）、ジョナサン・プライス（近頃は悪役が格好いい） 「オペラ座の怪人」（現在ロードショー公開中　米／英）舞台も素敵でしたが、映画もまた格別。ロードショーを観た後、劇場版のサウンドトラックを聞いていましたが、やはり映画版クリスティーンの声でサウンドトラックを聴きたく、購入を決心。　同じ曲を違う演奏者の録音で聴き比べる楽しみへと暴走します。多分・・・DVDも・・・買う、でしょう。3000円以上送料無料のＣＤショップ2858円以上送料無料送料全国一律３９９円人気blogランキングに登録しました、お気に召したらクリックお願いします。

  2005年02月19日

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  伊丹十三監督

  ＤＶＤで「たんぽぽ」を見ました。　我が敬愛する、伊丹十三監督との出会いは学生時代。文庫本「ヨーロッパ退屈日記」を購入したのが始まりでした。凝り性としか思えない俳優＆エッセイスト、伊丹十三さん。雑誌「モノンクル～僕のおじさん」を主催・刊行されていた時期、ワタシは高校生。　背伸びざかりのワタシと友人達の間でモノンクルや伊丹十三、はちょっとしたブームだったのです。何せ、マニアックな内容で、岸田秀、糸井重里、村松友視、山口昌男、蓮實重彦、玉村豊男、南伸坊、寺山修司、といった諸氏が執筆陣なのですから・・・。　満を期して初監督作品「お葬式」を製作したのが今から２０年前。映画の題材としての非凡さと、反して極日常的なストーリーの中で際立つ出演者たち。賞を総なめにした作品だったのです。その後、「～の女」シリーズを主軸とする数々の作品。どれも「伊丹ブランド」の凝り加減がファンにはたまらない映画でした。数々の伊丹映画を買おうかな、どうしようかな、ビデオテープは結局ダメになる物だし、レーザーディスクはかさばるからいつか淘汰されそうだし（そういう時代でした）。　　そんなこんなで悩んでいるうちに監督はご逝去。時々ネットでDVDを検索してみても、アメリカ公開版「たんぽぽ」の輸入DVDが見つかるばかりで・・・。　そ・し・て。時はある日の昼休み。同僚と映画談義の折。「伊丹監督のDVDがあったら大枚はたいて買っちゃうわぁ！　全作品セットで５万円ぐらいだしちゃう！」などといいながら、ふと職場のパソコンで楽天検索！　あ“、あったぁ！！！　　帰宅後すぐに予約してしまいました。予約締め切りまであとわずかだったのです。偶然の女神さまが微笑んでくれているのが見えるようでした。まず１箱、ワタシへのクリスマスプレゼントのように届き、そして来月にはもう１種類のセットが届くのです。「たんぽぽ」には今をときめく渡辺謙さんも出演しています。「たんぽぽ」は1985年公開作品ですから、謙さん２５歳ぐらいでしょうか。ラーメンをかっこむ姿が若々しくもカッコイイ。伊丹監督が役者さんに惚れる目、というのも伊丹映画を見る楽しみでして、「マルサの女」で「マルサのジャックニコルソン」と評された大地康雄さんも素敵な役者さんです。（余談ですが、当時大地さんはあの演技力をもってしても仕事量に恵まれずにいたそうで、出演依頼をした監督がそのことにひどく驚いた様子が製作日記からうかがえます。）いまどきは、DVDを買うと、ボーナスディスクが付いていて、予告編や、製作日記、出演者・監督インタビューなどを簡単に見ることができますが、以前はそういう訳にはいかず。　そんな中で伊丹監督は「マルサの女をマルサする」などのメーキングビデオや「マルサの女日記」を別途製作するなど、ワタシが映画好きになったキッカケを沢山作ってくれた監督なのです。残念ながら、伊丹監督の著書は新品では入手不可能。ご興味のある方は楽天のネット古書店へ。ここでワタシは買いそびれて以来１０ウン年間探しつづけていた「フランス料理を私と」を入手したのです。フランス料理の腕前も上々。つくづくマニアックに素敵な伊丹監督、です。人気blogランキングに登録しました、お気に召したらクリックお願いします。

  2005年01月29日

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