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「鈍感力」渡辺淳一 運よく図書館で借りられた。いま、かなり売れているらしい。 些細なことでゆるがない「鈍さ」が 生きていくうえで大切であること、、という趣旨はよくわかる。 でも、、、と 思ってしまった。 わたしがほしいのは「鈍感力」よりも、その場、その状況においてそれを敏感に感じたいことなのか、鈍感に対応することなのか、それを見極める「判断力」、 そして、ごく自然にそうできる「柔軟力」(?)のように思う。 あと、この本の趣旨とははずれるかもしれないけど、わたしがすごく違和感を覚えたフレーズから抜粋。 『子供を産んだことがある女性と、ない女性。そして子供を産めない男性たち。このあいだには、この決定的な鈍感力の違いが生じ、これがその後の生き方にも大きく影響を与えます。やはり子供を産んだことがない女性、そして男性は、母としての圧倒的な鈍感力を身につけていないぶんだけ、どこかひ弱で。そして子供を産んで育てた女性は、いざというときに、信じられない強さと逞しさを発揮します。』 そうかぁ???? そうですかぁ!?!?!? 確かに 母となることによって得たものは大きいし、母にならなければ得られなかった強さと逞しさも多い。 だからって、子供を産んだことがないひとが ”どこかひ弱で脆い”とは全然思わない。 (アタシハコドモウンデルケドソウトウヒヨワダシ (-_-;) ) 子供を産むことは ひとつの経験に過ぎない。 そのひとにしかできない素晴らしい仕事をしていることも、それを経験していない人には得られないものを得ているのだし、仕事に限らず、すべてそのひとに与えられた事情のなかで えられるものは それぞれなのだと思う。 わたしは いくつかの病気も与えられて、そのなかで そうならなければ得られないたくさんの貴重なものも 同時に与えられたけど、だからってそれが特別なものだとも思わない。 みんな それぞれやんなぁ。 自分に与えられた状況の中で、「鈍感力」よりも「判断力」と「柔軟力」を養ってゆきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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