うーーん、騙された? カマンベール王子様
昨日ね、古い着物の癒着した糸を解すのに四苦八苦していたのですよ。ほんと、一針ずつリッパーで切って、布を傷めないいように慎重に、というのをもう3時間も集中して、いい加減限界だわ〜と思う頃、玄関ベルが鳴ったのですよ。「池袋でケーキ屋を開きました。今日はこちらに配達があったので、宣伝も兼ねて販売をしております」しっかりした口調、まんまるで可愛い女の子だったのでついつい、ホイホイと出てしまいました。それにしても、池袋から八王子って、ずいぶん遠いよね…と聞くと、「女性3人で開業したベンチャーです。宅配が主なのですが、個別に訪問もさせて頂いてます」肩にかけた特大の保冷袋。なんか昭和の昔、千葉から八王子まで大荷物背負ってワカメを売りに来る女の人がいたのを思い出しちゃった。母もご近所も、よく買ってたな、千葉から八王子って遠いぞ、なら池袋からっていうのもアリか。…まあ、頑張ってるみたいだし、夫のおやつに一つね。「一箱1400円です」ちょっとお高いのを買いました。…その後、お受験勉強継続中の娘に見せたら、「うーーーん、ママ、多分それ、最近話題になってるヤツだ」と。ネット情報によると、別に商品に問題はないし、美味しいのも確かだそう(まだ開けてない)。でも、ネット上ではお値段1180円なのに、訪問販売では明らかに上乗せがあると。まあ、冷静に考えれば、ネット注文すれば送料かかるからね、それはどうでもいいんですが。。。問題は、微妙に虚偽とは言えないけど、明らかに錯誤を誘発する口上で売ったということ。「池袋のケーキ屋」ではないでしょう。領収書にある住所は、確かに池袋だけど、あるベンチャー企業の住所。調べてみると、「販路拡大」を目的とする会社だそうです。いかにもパティシエな衣装で、若い娘さんが「ケーキ屋を開業しました」って言えば、応援したくなっちゃうよなー〜ー。ちなみに、カマンベール王子様の製造元は、北海道の会社でした。「私たちのケーキ」じゃないじゃーーーん。でもこれも、「私たちが作ったケーキ」とは言ってないからセーフなんですよね。「私たちがお勧めするケーキ」かもしれないもんね。「場所が池袋って、ここから簡単に買いに行く距離じゃないでしょ、ここで宣伝する意味なくね?」…はい、その通り。大学から帰ってきた筋肉娘には、「ケーキだから食べればいいけど、変な人に札束渡さないように気をつけてね〜」…ダメだ、マミー、老化が進んでるかもしれん。「息子さんが………」なんて電話がかかってきたら、貯金下ろしに行っちゃうかもしれん。そう言えばね、私の母がうっすらボケだった頃、しまってあった貴金属がごそっと無くなったことがあったの。どこかにしまったのか、といくら探しても見つからず、今に至るのですが、あれ、もしかしたら家に1人の時に「不用品買い取りますよ」を招き入れたのかも。「いらないミシン」引き取りますよとか言われて、話の流れで「宝石箱」見せちゃったんじゃないかなあ、と弟と話したのを思い出した。こわいこわい😱お財布出す前に、ちょっと冷静に考える。気をつけよう!