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2004/10/28
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カテゴリ:カテゴリ未分類

3ヶ月弱の間、池波正太郎の世界にどっぷりとつかっていた。

仕掛人梅安から始まって、剣客商売、鬼平犯科帳シリーズと…
何回読んでも新鮮で、粋を感じる。
しばらく、それらのシリーズを続けて読んでいると、人情味ある暖かい視線に自分が見守られているような錯覚を覚える。
小説中の江戸時代の人が現代の私を見守っているっていうのも変だけど、とても大きな愛が時代やいろいろなカセをとりはらって、そこに存在するような、そんな気がしてしまう。
鬼平シリーズは全24巻。それだけあると、読みすすんでいくうちに実に情が通うのだ。
自分の一部であるかのような錯覚。ちょっと浮世離れしてしまう感じ。
そんなわけで、後半になっていくと泣けてしまう。
言いたいけど言えない登場人物の心の内や、その人々の今まで培ってきた信頼関係を読者の私はしっているから、口に出せないでいる相手の心情を、また無言で見守る登場人物の心が痛いほど心に沁みてくる。言葉に出来ない熱き心が存在する。
嬉しいのでもなくかなしいのでもなく泣けてしまうのである。
その涙のわけは何だろう…
伝えたくて伝えきれない切なさ、信じることへ命を賭ける潔さと美意識。
しいては生きていることの切なさだろうか…。

私の心は江戸時代と現代を行きつ戻りつしている。






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Last updated  2004/10/28 10:27:37 PM
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