麒麟のためいき

なんとも、情けないな～

今日、自分の部下（この仕事10年選手）がヘマをしました。電話口で何やら顧客とのトラブルが発生している感じだったのですが、あえて口は出さずどのように対応するのかを見ていました。

自分は物凄い悲観主義者、懐疑主義者、安全主義者、小心者の塊なので顧客に出すドキュメントは、顧客にどのように責められようが自分（会社）を守れるだけの自信を持って作成します。

部下はどうにもその問題を自分で解決できず、自分のところへその問題を持ってきました。彼の作成したドキュメントにも目を通しましたが…

オマエハアホカ？？

という、頭の中の声を押し殺し、どのように対応すべきなのかを指示しました。彼の問題は恐らく根が深く、ドキュメントの内容、仕事の要（かなめ）の考え方、リスクへの対応方法、もろもろがとても10年選手に程遠いことを再認識させられました。

自分は彼とは1年しかキャリアは変わりません。ほぼ、同じだけの年月、仕事に従事し、ここまで考え方の深さに開きを感じたのは初めてです。

今までも、考えが浅いな～と思うことは多々ありましたが、このまま彼の成長を期待したくても期待できない自分…。

しかし、会社にいるかぎり彼はお給金の為に仕事をしなくてはならないのです。彼がこの件を機に自分の甘さやスキルの低さを体感してより高いレベルを目指してくれれば…と考えています。

人は生まれ持ったスキルというものがあるということは理解しているつもりです。自分はもともと器用でもなく、頭も突出してよいわけではありません。ただ、器用でないが故、人の倍時間をかけて習得したり、一度犯した過ちは徹底的にその問題点を洗い出し、次に同じ失敗を繰り返さないことだけをこの20年続けてきました。

彼にそれと同じことができるとは思いませんが、少しでも早く成長して欲しいものです…。

そんなこんなで、今日はストレスが大きいのでいつもの雑酒をやめてちょっと高いビールで憂さを晴らしている晩です。

明日がいい日でありますように…