いい野菜を作る!
昨夜の情熱大陸見ました。農業家の浅野悦男氏を取り上げています。この方、何がすっごいかって、一流と世間に名だたるシェフが絶対の信頼を置いているんです。最初は普通に有機栽培農家だったらしいのですが、あるきっかけでフレンチやイタリアンでしか使うことのない野菜を栽培するようになったそうです。さすがに、そういう野菜はフランスやイタリアで作られるからこその味・形など条件がそろうわけで、日本では気候風土が違う。だから、どうにかして現地で作るものと同じものができないか?それを目指して土作りから始めると、無農薬で土を作り、できるだけその野菜の最適な条件を作ってあげる努力をする。そうやって、いいものを現地に負けないものができるようになった、ということ。きっかけは、他の農家と同じものを同じように作っていることがいいのか?という疑問から始まったようです。いつも現状のままでいいのか?理想主義かもしれないが、自分にしかできない仕事がないのか?そう自問自答している毎日のようです。先日「魂のワンスプーン」という番組で勝ち抜いたボクサーシェフが、野菜についていた「土」を使ったスープを作りましたよね。記憶に間違いがなければ、たぶんこの農家から仕入れた野菜を使用し、その土を使ったスープを作ったものと思われます。彼の作った野菜は、彼の愛情を思い切り受けて、かわいがってもらっていたわってもらって・・・大事に大事に収穫時期を待って出来上がった野菜です。そして毎年新しい品種を作ることに闘志を燃やして立ち向かっています。齢60になってもなお情熱が冷めない彼がすごいと思います!!私は彼よりはるかに年齢が下ですが、完膚無きまでに届かないお人だなあと感じます。もうひとつ。そこの畑に出かけていって、畑でそこの野菜を土がついたまま食べてみたいですね。JAのお偉いさまがた、銀行や証券会社や保険会社のまねっこなんてやってないで、本来のお仕事そう、日本の畑の土を以前の元気な土にもどす努力を農家一丸となって始めるべきではないでしょうか。一部の小さい力では、続けることが難しいし時間もかかるでしょう。さて、また寒くなりそうです。また、あったかいものが食べたくなりますねぇ~